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2019年11月22日金曜日

日本ハム・渡邉諒 正二塁手の座はもう渡さない/飛躍のシーズン


週刊ベースボールONLINE
 ガムシャラに突き進んで正二塁手の座を手中に収めた。今季は春季キャンプ中に右ワキ腹を痛めて出遅れたが、戦列復帰となった4月5日の西武戦(東京ドーム)でいきなり本塁打をマーク。以降は欠場した試合は5試合だけ。6月8日の阪神戦(甲子園)からはフル出場を続けた。

 成績は軒並みキャリアハイを更新した。543打席で初めて規定打席にも到達。126安打、11本塁打、58打点は過去5年の成績を合わせた数字をも上回る。2014年ドラフト1位入団の逸材の豊かな才能が開花し始めた。

 セールスポイントの打撃は、打席数を重ねることで幅が広がった。昨季までは得意の直球には対応できても、変化球に弱かった。今季は状況に応じて変化球を狙い打ちするようになった。11本塁打中5本が変化球をとらえたもの。場数を踏み、自分との戦いから投手との勝負に集中することで秘めたるポテンシャルが促された。

 入団直後は相次ぐ故障でシーズンを通してプレーできない日々が続いた。「体のケアはしっかりやるようにしています」と疲労がたまる夏場もコンディションを維持。信頼を積み重ねた打撃は、クリーンアップの五番を任されるまでに成長した。二塁守備も日々勉強しながらレベルアップした。昨季後半から今季とホップ、ステップと駆け上がり、来季はジャンプの1年。確固たる主力に上り詰める土台を十分に築いたシーズンだった。

写真=BBM
週刊ベースボール

日本ハム・渡邉諒内野手「油断していたら、まさかの外れ外れ外れ1位で……」/ドラフト当日

プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「ドラフト当日」です。
日本ハム・渡邉諒内野手「油断していたら、まさかの外れ外れ外れ1位で……」/ドラフト当日
渡邉諒内野手
日本ハム・渡邉諒内野手
 当日の記憶がちょっとあいまいなのですが、学校の会議室か、校長室のどちらかでテレビ中継を見ていましたね。地上波の中継は1位までなので、外れ外れ1位の入札で名前が呼ばれなかったときには1位では絶対に指名はないな……と思っていました。周りの関係者の方も2位以降の指名に備えてパソコンを準備して、ネットで中継を見られる態勢を用意し始めていたら最後に日本ハムから自分が指名されました。

 絶対にないと思っていた矢先だったので、ちょっと気を抜いていてびっくりしました(笑)。外れ外れ外れ1位でしたけど、すごくうれしかったですし、いざプロに入ったら順位は関係ないと思っていたので、すぐに気が引き締まりましたね。

写真=BBM
週刊ベースボール

 来年も更なる活躍を期待しています。

2019年8月23日金曜日

渡邉諒 【日本ハム】渡辺、決勝の10号2ラン…自身初の2ケタ本塁打に「うれしい」

◆西武3―5日本ハム(22日・メットライフドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(24)が22日、西武戦に「5番・二塁」で先発出場。決勝の10号左越え2ランを放った。

 豪快なスイングを終えた後、左中間席へと一直線に伸びる打球を見つめた。1点を追う4回1死一塁。1ストライクから、内角高めに入った138キロの直球を逃さずに捉えてスタンドへ運んだ。自身初の2ケタ本塁打に到達し、「高めの球をうまくたたくことができました。ホームランを2ケタ打ちたいなと思っていましたが、実際にそうなってうれしいです」と振り返った。

 チームは連敗を2でストップ。栗山監督は「ナベの本塁打は大きかった」とたたえた。6回には、4番に座る清宮が右翼席へと2試合連発の5号2ラン。若き4、5番コンビが計4打点と輝きを放った。
(スポーツ報知)

 5番・二塁定着で、二点本塁打で連敗ストップ貢献はすばらしい。
 ここまでくると優勝は難しいけど、Aクラスは可能だろう。
 

2019年8月2日金曜日

日本ハム 渡邉諒 「次しっかり」連続打点8試合で止まる

<日本ハム0-2楽天>◇30日◇札幌ドーム

日本ハム渡辺諒内野手の連続試合打点が8で止まった。第1打席で空振り三振に倒れるなど、弓削の前に3打席凡退に終わり、連続試合安打も8でストップした。

「コントロールが思った以上に良かった」。06年稲葉が持つ球団記録の連続試合打点9に届かず「次しっかり打てるように」と気持ちを切り替えていた。
(日刊スポーツ)

 記録ストップも、好調ですばらしいね。
 首位の背中も見えてきたけど、若手の奮起しかないだろう。

2019年7月25日木曜日

日本ハム渡辺諒「思い切り引っ張った」5戦連続打点

<オリックス4-5日本ハム>◇24日◇ほっともっと神戸

日本ハム渡辺諒内野手(24)が5試合連続打点をマークする適時打を放った。

2点をリードする5回2死二塁の第3打席、同学年の先発山岡の初球、高めのカットボールを左前へと運んだ。「1、2打席目でカットボールが頭にあって、初球にその球が来たので、思い切り引っ張りました。流れに乗って追加点が取れたので良かったです」。

山岡とは13年、高校3年の時のU18日本代表でチームメートだった。しかし今季は3打数無安打、昨季も4打数無安打2三振と苦しんでいた。前の2打席も凡退していたが「相性が悪いので、狙い球を決めて、しっかり1本出せればいいと思う」と、試合前の言葉通りに結果を残した。
(日刊スポーツ)

勝負強さと存在感が増している。

2019年7月4日木曜日

渡邉諒 日本ハム渡辺に漂う“レギュラーらしさ”/森本稀哲

<日本ハム5-3西武>◇3日◇札幌ドーム

日本ハム渡辺が“レギュラーらしく”なってきた。追い込まれても簡単にアウトにならず、粘るだけではなく、甘いボールはとらえそうな雰囲気もある。

4点を奪って逆転した4回も、渡辺が2-2から放った中前打が起点。西武十亀は外角のスライダーと直球をケアしなければいけない投手。外を意識する中で、内角の速球を詰まらせながら中前へ運んだ。

「うまく打ってやろう」という考えではないからこそ対応ができた。「詰まってもあそこに落ちる」という感覚的なものが、わかり始めているのではないだろうか。打率こそ2割5分台だが、今季は効果的な本塁打も多い。レギュラーとしてのスタミナがつき、試合を動かせる選手になってきている。

渡辺を含め下位打線でつくった満塁の好機。決勝打を放ったのは、若いうちからレギュラーを張ってきた西川だった。この日、他3打席の内容はよくなかったが「ここぞ」の集中力はさすが。勝負どころを感じることができる選手の存在は、チームにとって大きく、強みでもある。今季はマークが厳しく、盗塁は13個と伸びていないが、西川の足は相手の脅威であり、優勝するためには必要なもの。持っている盗塁技術、成功率の高さはすばらしく「今年もタイトルを取る」という強い意志で臨んでいって欲しい。(日刊スポーツ評論家)
(日刊スポーツ)

打撃も好調で、不動のレギュラーらしくなってきた。

2019年6月24日月曜日

吉田輝星、プロの洗礼初黒星 3回5失点KO「直球走らなかった」

◇交流戦 日本ハム4―8中日(2019年6月23日 ナゴヤD)

 ベンチでぼう然としていた。プロ2度目の先発は3回6安打5失点。プロ初黒星に日本ハム・吉田輝は「自分の思う球が投げられなくてそこが一番悔しい」と唇をかんだ。

 初回、いきなり打線から2点の援護をもらったが、平田、京田の連打などで無死満塁とされ、ビシエドに144キロ直球を簡単にはじき返された。右翼フェンス直撃の2点二塁打で同点。続く高橋の右犠飛で勝ち越された。2回はこの日最速の147キロ直球で平田から空振り三振を奪うなど3者凡退も、3回は高橋と阿部の長短適時打で2失点。60球でKOとなり、4回のマウンドに上がれなかった。

 12日の広島戦は5回1失点で初勝利。84球中67球が直球で相手を押し込む鮮烈デビューだったが、この日は60球中35球に減った。初回の3安打は全て直球を痛打されたことで2回から変化球を増やしたが、付け焼き刃は通用せず。「自分の思う150キロの切れのある直球が投げられないと」と変わらぬ直球へのこだわりも見せつつ「(走らなかった)直球を狙われて長打されるのも怖かった」と変化球の精度を磨くことも課題だと痛感した。

 プロの洗礼を浴びた18歳は、今後も1軍に同行予定。上沢が左膝骨折で離脱するなど先発陣の台所事情は厳しく、7月上旬に9連戦も控えるため、最短では再び中10日で同4日の西武戦(札幌ドーム)に先発する可能性もある。栗山監督は「全てがいい勉強。(今後は)これから考える」と慎重な姿勢を示した。

 チームは3連敗で交流戦を2年ぶりに負け越し、4位転落。高卒新人では史上7人目のデビューから2戦2勝はならなかったが、ドラフト1位右腕は全てを糧として前に進む。 (武田 勇美)
(スポニチアネックス)

 簡単には通用しないでしょう。

2019年6月23日日曜日

吉田輝星、史上7人目の高卒新人2戦2勝へ「変化球も良くなってきた」

 日本ハム・吉田輝が23日の中日戦(ナゴヤドーム)でプロ2度目の先発を迎え、高卒新人では12年武田(ソフトバンク)以来、史上7人目の2戦2勝を狙う。この日は試合前にブルペンへ。ホームベース上に捕手を座らせる「ショートピッチング」で30球を投じ、「直球の軌道もしっかりしていたし、変化球も良くなってきた」と言った。

 先発の要である上沢が左膝骨折で今季絶望。試合も2連敗中とあり、嫌な流れを止めたい。「上沢さんが抜けてしまったので、(カバーしたい)気持ちが凄い」と気合を入れ、「調整の仕方を教えてもらった」という先輩の分まで腕を振る。

 20日には夏の秋田大会の組み合わせ抽選が実施され、母校・金足農の初戦の相手が雄物川に決定。「いい組み合わせ。上位までいけば強い弱いは関係なくなると思うので、上位までいってほしい」とエールを送り「(後輩を)勇気づけられる投球ができれば」と誓った。(武田 勇美)
(スポニチアネックス)

 2勝目のためにも、打撃陣の奮起を期待したい。

日本ハム3カード連続負け越し 清宮4三振 栗山監督「精いっぱいやるしかない」

◇交流戦 日本ハム1―6中日(2019年6月22日 ナゴヤD)

 日本ハムは連敗で3カード連続の負け越し。トヨタ自動車時代の1年後輩の吉見と投げ合った金子が4回2失点と試合をつくれず、打線も「5番・左翼」で2試合ぶりに先発出場した清宮が自身ワーストタイの4三振を喫するなどつながりを欠いた。

 3位ながら最近10試合は3勝6敗1分け。栗山監督は「チーム状況的に苦しいのは分かってる。できる限り、精いっぱいやるしかない」と前を向いた。
(スポニチアネックス)

 なぜか、ナゴヤドームでは分が悪い。

2019年6月20日木曜日

【日本ハム】上沢直之が今季絶望、左膝蓋骨骨折手術…全治5か月

 日本ハムの上沢直之投手(25)が19日、東京都内の病院で骨折した左膝蓋(しつがい)骨の整復固定術を受けた。先発した18日のDeNA戦(横浜)の6回、左膝にソトの放ったライナーが直撃、試合中に緊急搬送されていた。全治は5か月で今季中の復帰は絶望。今後は10日間程度入院、退院後に千葉・鎌ケ谷の球団施設でリハビリを開始する。

 今季11試合に先発して5勝3敗、防御率3・15と安定した投球を見せていただけに、チームにとって痛い離脱となった。右腕は球団を通じて「大事な時期にチームを離れることになり、本当に残念です。チームは必ず優勝すると信じているので、これからしっかりとリハビリしていきます」とコメント。栗山監督はDeNA戦前に「しっかり受け止めて、我々がどういうふうにするのかということを、それぞれが考えてやらないといけない」と語った。
(スポーツ報知)

 今季絶望は痛いねー。
 上沢の穴を埋められる投手の登場を期待したい。

 

2019年6月17日月曜日

日本ハム2戦連続先発炎上・・・杉浦「実力不足としか」

日本ハム3-7巨人(16日、札幌ドーム)

 菅野倒せず、久々連敗…。日本ハムは16日、本拠地・札幌ドームでの交流戦最後となる巨人3回戦に臨んだが、3|7で逆転負けを喫した。一回に大田泰示外野手(29)の先制適時二塁打など4連打を含む5安打を集中して巨人先発の菅野智之投手(29)から3点を奪った。しかし、頼みの先発・杉浦稔大投手(27)が誤算だった。二回に連打に暴投などで一挙5失点。流れを簡単に手放し、そのまま敗れた。5月24、25日の西武戦以来の連敗で、6カードぶりの負け越しとなった。

 期待の道産子右腕が、エアポケットにはまった。鮮やかな先制パンチを見舞った後に、強烈なカウンターが待っていた。打線は一回に5本の長短打を集め、3点を奪取。6カード連続の勝ち越しへ向け、絶好のスタートを切った。
 先手必勝は勝負の鉄則。球界屈指の投手である菅野から奪ったアドバンテージを、守りきるのが理想的な展開だった。しかし一回を3者凡退で抑えた杉浦が、援護をもらった直後に急変。二回1死満塁からの暴投でリズムを崩すと、その後も集中打を浴び一挙に5点を失った。

 「いい形で点を取ってもらった後にあっさり逆転された。最少失点で粘らないといけない場面だった。相手は菅野さん。せっかく出ばなをくじいたので、終始リードして試合を運びたかった」
 伸びのある直球で打者を圧倒するのが本来のスタイルだが、この日のパフォーマンスは本調子と程遠かった。直球をファウルされ甘く入った変化球を痛打される悪循環に陥った。「ボールが圧倒的だったら抑えられるけど相手もあること。実力不足としか言いようがない」と、厳しい表情を浮かべて自らを責めた。

 連勝が止まった前日15日も、先発した金子が二回までに5失点。序盤の大量失点があっては、ゲームプランが崩れ去り、白星は遠ざかる。栗山監督は「我慢しながら、最後に(勝負)といつも言っている。誰が悪いとかではない。試合に勝ちきれなかっただけ」と、淡々と敗戦の事実を受け入れた。
 5月24、25日の西武戦以来の連敗を喫したが、首位・楽天も敗れたためゲーム差は0・5のまま。同率2位で並ぶソフトバンクや下位チームを含め、ペナントレースは混戦模様を呈している。
 交流戦は4カードを終え、チームは7勝4敗1分けで3位。火曜日から始まるDeNA、中日との敵地6連戦を勝ち進めば、2007年以来の優勝も見えてくる。

 「残り(試合数)とか交流戦とかは関係ない。1試合1試合、必死になるしかない。一生懸命戦います」と指揮官。状態不良から実戦復帰した清宮の存在、中継ぎ陣の奮闘など好材料は十分。総力を結集し、目の前の1勝を追う。 (宮西雄太郎)
(道新スポーツ)

 巨人との実力の違いと思います。
 

2019年6月16日日曜日

日本ハム6カード連続勝ち越しへ さあ菅野撃ちだ

日本ハム5-8巨人(16日、札幌ドーム)

 追撃実らず…。日本ハムは15日、札幌ドームで巨人と対戦。先発した金子弌大投手(35)が立ち上がり制球に苦しみ、いきなり3点を献上。さらに二回は丸佳浩外野手(30)に10号2ランを浴びるなど三回途中6失点でKOされ、5―8で敗れた。しかし、九回の石井一成内野手(25)の2号3ランなど、終盤に明日につながる攻撃を見せた。勝ち越しを懸けたきょうの相手は菅野智之投手(29)。難攻不落な右腕を撃ち、6カード連続の勝ち越しを決める!

 試合の行方は、早々と決した。投手陣が巨人打線につかまり、五回まで毎回失点。中盤までに0―8と一方的に打ち込まれた。前夜は鮮やかな逆転勝ちを収めたが、この日の敗戦により首位から転落。天下は長く続かなかった。
 抜群のコントロールを武器とする金子が、わずかに精密さを欠いた。一回1死二塁から3連続四球で押し出し。本意ではない形で先制点を献上した。その後も阿部に2点二塁打を浴び傷口は拡大。「きわどい球もあったけど、もう少し変化球をストライクからボールになるところへ投げたかった。あからさまなボールも多かったので」と、右腕は細かな制球に苦しんだ85球を振り返った。

 一度、火の付いた強力打線を止めることは難しい。二回にも丸に2ランを被弾。続く三回も小林に適時打を許し、降板を余儀なくされた。三回途中で移籍後ワーストの6失点。金子は「大胆にいくところ、気をつけていくところがかみ合わなかった。打たれたまま、終わりたくない。次回は抑えて、チームが勝てるようにしたい」と、悔しさを胸に畳んだ。
 引き分けを挟んだ連勝は3で止まったが、一度の黒星を悲観する必要はない。試合後の栗山監督は「いろんな時がある。勝ちきれなかったので、私自身がしっかりやります」と前を向いた。チームは5カード連続勝ち越し中で、6月は8勝3敗2分けの快進撃。3年ぶりのV奪還へ向け、良好な波が生まれている。

 負けてなお強し―。劣勢から巻き返す力があることを、終盤の粘り強い攻撃が証明した。七、八回に1点ずつ返すと、九回には石井の3ランで3点差まで接近。ゲームを最後まで捨てない心が、ナインに浸透している。
 無安打に終わった中田は、再びの白星街道構築へチームの思いを代弁する。「ピン(石井)が打ってくれて、最後まで分からないという姿勢を見せられたことはよかった。あしたはいい投手(菅野)が来る。簡単には取らせてもらえないと思うけど、切り替えて頑張りたい」。首位・楽天とのゲーム差はたったの0・5。少しの風が吹けば、犬鷲もすぐに追い越せる。 (宮西雄太郎)
(道新スポーツ)

 杉浦が6回を3点で抑えたら勝機はあるだろう。

 

日本ハム 平沼翔太 死球で負傷交代→抹消へ…松葉杖をついて球場を後に

巨人戦の2回、山口の145キロ直球を左ふくらはぎに受けていた

■巨人 8-5 日本ハム(交流戦・15日・札幌ドーム)

 日本ハムの平沼翔太内野手が15日、本拠地巨人戦で死球を受けて途中交代。16日に出場選手登録を抹消されることになった。

「7番・三塁」で先発出場した平沼は2回の第1打席、巨人・山口の145キロ直球を左ふくらはぎに死球を受けた。治療後に一度は一塁ベースに向かったが、次打者の清水が三振に倒れた後に代走が送られて退いた。この日は病院には行かず、試合後は松葉杖をついて球場を後にした。

 21歳の平沼はプロ4年目の今季、4月16日に昇格後に1軍に定着。ここまで38試合に出場して打率.261の成績を残していた。三塁と遊撃で22試合に先発出場したほか、試合の後半に代打や守備固めで出場することもあり、欠かせぬ戦力になっていた。

石川加奈子 / Kanako Ishikawa
(Full-Count)

調子がよかっただけに、死球で抹消は痛いね。 

2019年6月15日土曜日

日本ハム 渡邉諒 3度目猛打賞もサヨナラ好機逃し反省

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム2-2広島>◇13日◇札幌ドーム

日本ハム渡辺諒が今季3度目の猛打賞をマークした。

1点を追う2回無死一塁で右前安打を放ち、同点への足がかりをつくるなど5打数3安打を記録した。ただ、サヨナラの好機となった延長10回2死一、二塁では空振り三振に倒れ「チャンスで打てなかったので、そういうところで打てるような選手になりたい。明日また頑張りたい」と気持ちを切り替えた。
(日刊スポーツ)

 打撃好調はすばらしい。
 試合の流れを変えられる、チャンスに強い選手になってもらいたいね。
 最近、守備もいいね。

栗山日本ハム「魂」の積み重ねで逆転勝利、3点差跳ね返し堅首も慢心なし

◇交流戦 日本ハム5―4巨人(2019年6月14日 札幌ドーム)

 巨人に逆転勝利を飾った14日の試合後、日本ハム・栗山英樹監督(58)は言った。「勝とうが、負けようが、これからも勝ちたいという思い、魂の積み重ねだけは負けないようにやっていく」。強敵からの勝利は、まさに「魂」の積み重ねでもぎ取ったものだった。

 打線は5回までメルセデスの前に無得点。ようやく6回に代打の代打で登場した杉谷の適時打などで2点を返して1点差とした。3回に捕手・石川亮との意思疎通がうまくいかずに暴投で2点を失うなど4回までに3点を失っていた先発・有原は5回からギアを上げ、「魂」を込めた投球を続けていた。

 有原の熱投がリードオフマンの西川の心にも火をつける。1点を追う7回に先頭で打席に入り、セーフティーバントを敢行。珍しく一塁へのヘッドスライディングで投手内野安打をもぎ取った。大田、近藤が倒れて2死一塁となったが、絶対に失敗が許されない4番・中田の打席で二盗に成功。「(西川)遥輝が普段はやらないヘッドスライディングを見せて盗塁にも成功したから絶対に同点にしたかった」という中田は4番手の高木がフルカウントから投じた8球目のチェンジアップを左前に運んで同点とし、三塁ベンチに向けて何度も右拳を掲げた。

 直後に王柏融が右翼ポール際に決勝2ラン。同じく母国・台湾の人気選手である巨人・陽岱鋼との共演が実現する可能性があった試合には台湾から複数のツアーが組まれ、多くのファンが声援を送っていた。台湾ファンから母国語での熱い声援も浴びて燃えないわけがない。「魂」の3号決勝弾は札幌ドーム初アーチでもあった。

 結局、有原は8回3失点の熱投でリーグトップを独走する8勝目。チームは3連勝(1分け挟む)で貯金を8として首位を堅守した。それでもパ・リーグの上位は混戦模様で、栗山監督の競争意識をあおる采配もあってナインに慢心はない。このままチーム一丸で「魂」を積み重ね、3年ぶりの頂点を目指す。(山田 忠範)
(スポニチアネックス)

 吉田輝星登板後に、投手陣が変わったように思います。 

2019年6月12日水曜日

【日本ハム】プロ6年目・渡辺諒、初の5号満塁弾「風にも乗って飛んでくれた」

日本生命セ・パ交流戦 阪神5―10日本ハム(8日・甲子園)

 東海大甲府OBの日本ハム・渡辺諒内野手(24)が、プロ6年目で初の5号満塁弾を放った。4強入りした高2夏の選手権2回戦(対龍谷大平安、4○2)以来となる甲子園でのアーチ。不振に苦しんでいた13年ドラフト1位のスラッガーが、聖地で覚醒した。

 5―0の7回二死満塁。スタンドインを確かめ、一塁を蹴ってガッツポーズ。「風にも乗って飛んでくれたので。本当に気持ち良かったです」。高2の夏、左翼席へ金属バットで放った一撃を思い出した。

 高2の夏、甲子園4強で長打力を全国にアピールした。「特別な場所かなって感じます。2年の時に出てなかったらここにいないと思いますし。成長させてくれた場所だったので」。自らの原点と言える場所で7年ぶりにアーチをかけた。

 直近10試合では39打数4安打と苦戦が続くが、試合後は「何か変えていくしかない。あとはしっかり結果出すだけなので」と渡辺。甲子園の風が、トンネルの出口を示したようだった。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 最近、ちょっと打撃では元気がなかったが、満塁弾で上向きになるとよい。

2019年6月6日木曜日

日本ハム連勝7で止まる 石川の投球術にお手上げ 零敗で3位転落

◇パ・リーグ 日本ハム0―5ヤクルト(2019年6月5日 札幌D)

 日本ハムは好調だった打線が、石川に8回まで散発3安打に抑えられるなど無得点で連勝は7でストップ。4回1死二塁、6回無死二塁でも後続が簡単に凡退するなど、百戦錬磨の左腕に屈した。

 ベンチスタートの清宮の代打機会もなく、17年途中まで在籍した古巣を相手に先発した杉浦も、5回途中4失点。攻守で見せ場なく3位に転落した栗山監督は「結果が全て。しっかりやっていく」と切り替えた。
(スポニチアネックス)

 石川の投球術に翻弄され、見事なまでに打てなかったけど、今日は勝てるだろう。

2019年6月2日日曜日

リバプールがイングランド対決制し14季ぶりV6

<欧州CL:トットナム0-2リバプール>◇決勝◇1日(日本時間2日)◇マドリード

欧州CL決勝は1日(日本時間2日)、マドリードで決勝が行われ、リバプールがトットナムとのイングランド対決を2-0で同大会7度目となる同国対決の決勝戦を制して、2004-05年シーズン以来となる6度目の優勝を飾った。
(日刊スポーツ)

 リバプールファンにとっては、長年の悲願の優勝だろう。

日本ハム執念ドロー! 大田 九回起死回生弾!


道新スポーツ
日本ハム 8-8 オリックス(1日、京セラドーム)

 5連勝と上昇気流に乗っている日本ハムは1日、オリックス(京セラドーム)と対戦して延長十二回、8―8で引き分けた。3点差を追いかける九回に起死回生となる大田泰示外野手(28)の9号3ランで追い付いた。4点ビハインドの五回にも近藤健介外野手(25)の2点適時三塁打と王柏融外野手(25)の2号2ランで同点とするなど、驚異の粘りで価値あるドローに持ち込んだ。西武と並び、首位と1・5ゲーム差に迫る3位タイ。きょうからまた連勝街道を突き進む。

【写真】九回無死一、二塁、大田が同点3ランホームランを放つ
 停止しかけたエンジンを力技で作動させた。3点を追った九回無死一、二塁。打席に立った大田は「しっかり振ることだけを考えた」という豪快フルスイングで、オリックス守護神の増井を打ち砕いた。バックスクリーン左に飛び込む同点9号3ラン。観客席から悲鳴が上がる中、意気消沈しかけたベンチは起死回生の同点劇に沸いた。
 5連勝中のチームは簡単に引き下がらない。相手が万全の逃げ切り体勢でも、食らいつく。代打・平沼が二塁打で出塁し、西川が四球を選ぶ。ワンバウンドのフォークと、外角の直球を見送ってカウント2-0。腹は決まっていた。狙い澄ました低め147キロをドンピシャのタイミングでつかまえた。独特の大きなフォロースルーとともに、打球はスタンドに到達した。
 五回には王が同点2ランを放った。執念で敗色濃厚の流れを2度、引き戻した。「最近は、苦しいゲーム展開の中で逆転したり、粘りのある攻撃ができている。負けはしなかった。それがすごく大きい」と大田。チーム内に漂う一体感を強調しながら、引き分けの結末を受け止めた。
 思い切りの良いスイングとは対照的に、思考は繊細な一面もある。日々継続する早出練習で自身の状態を把握しながら、相手投手の持ち球や軌道を頭に入れて、攻め方の輪郭をつくり上げる。
 「いろんな投手と対戦する中で、打てたり、打たなかったり、いろいろある。どうアプローチしていくか、毎日変わるけど、持ち味を失うことなく、やれていると思う」。読みが外れて、凡退することもあるが、決して積極性は失わない。
 チームでただ一人、全試合スタメン出場を続けている。それが、首脳陣の信頼の証しだ。今季8度目となる猛打賞を獲得し、打率は3割目前の・298まで戻したが「あした(2日)はまた、初対戦の投手になる。次もしっかりやりたい」と気を引き締めた。
 巨人から日本ハムに移籍して3年目。大器と言われたスラッガーは、着実に進化し続けている。
 (榎本真之)
 大田いいね。負け試合を執念の粘りでドローはすばらしい。

2019年5月25日土曜日

日本ハム 渡邉諒が2ラン、西武キラー!打率4割超え

<西武10-5日本ハム>◇24日◇メットライフドーム

日本ハム渡辺諒内野手が西武キラーぶりを発揮した。

2点を追う2回1死一塁の場面で、西武榎田から同点4号2ランを放った。「コントロールのいいピッチャーなので、ストライクは積極的に打ちにいこうと思っていました。しっかり内側をたたくことができましたし、いい結果につながってくれて良かったです」。

試合前まで、今季の西武戦の対戦打率は9試合出場で30打数12安打の打率4割、2本塁打、7打点。相性のよさを、第1打席から結果で示した。
(日刊スポーツ)

完全に正二塁手定着だね。

2019年5月12日日曜日

【日本ハム】大田、V打&6号2ラン パ最多49安打も「次が悪かったら意味がない」

◆日本ハム8―0西武(11日・札幌ドーム)

 日本ハム・大田が6号2ランを含む2安打3打点の大暴れでチームを4月24、25日以来となる連勝に導いた。これで5月は打率4割と絶好調。さらに今季の安打数49は、ソフトバンク・今宮と並んでリーグトップとなった。首位・ソフトバンクを追い、3チームが2位で並んでいたが、ロッテと楽天は敗れて一歩後退。日本ハムだけが2・5差をキープした。

 緑色に染まった左中間席にぶち込んだ。カーブを捉えた大田の打球が、満員のハム党のど真ん中に着弾した。「甘いところに入ってきたので思い切って振り切れた。気持ちいいです」。6点リードの5回1死一塁。8戦ぶりの6号2ランで試合を決めた。

 3回無死一塁では外角直球を踏み込んで引っ張り、左中間を破る先制適時二塁打。2安打3打点で5試合連続安打とし、5月は40打数16安打の打率4割。安打数49はリーグトップタイと好調を維持するが「1日良くても、次が悪かったら意味がない」と表情を引き締めた。

 開幕から全試合出場と疲労がある中でも、誰よりも早くグラウンドに出て汗を流す。そこには巨人時代の経験が生きている。08年にドラフト1位で巨人入りしたが、思うような結果を残せず「自分がイメージする選手像にはなれなかった」とプロの壁にぶち当たった。

 2軍では「結果が出なくて、もがいて、歯がゆい思いを持った選手がいる」ことを知った。プロの厳しさを目の当たりにして「もっとやらなきゃ。まだまだ足りない」と感じ取った。移籍を経験し、不動のレギュラーとなったが「その気持ちは絶対に忘れちゃいけない。(自分が出ることで)1軍で出られない人がいると思ったら、手は抜けない」。姿勢は当時と変わらない。

 4月24、25日以来の連勝で首位・ソフトバンクとは2・5ゲーム差のまま。今季3度目のお立ち台に立った背番号5は「シーズン終わっての数字が全て」と冷静だ。2試合連続3打点でも慢心はない。頼もしい背中は、かつて思い描いた理想像へと近づいているはずだ。(小島 和之)
(スポーツ報知)

 巨人の2軍戦で、打てない大田のイメージが強かったが、最近の活躍を見ると本当に素晴らしい。日本ハムに移籍して、本来の実力が開花し、よかったと思います。

日本ハム 谷口雄也 965日ぶり安打!登場曲は日向坂46「キュン」だった

 チームは13試合ぶり連勝
 日本ハム8-0西武(11日、札幌ドーム)

 戦える位置まで戻ってきた。谷口雄也外野手(26)が「6番・左翼」で3季ぶりのスタメン出場を果たした。
 そして、待望の一打は三回に生まれた。1死一、二塁の場面で外角低めの直球にバットを合わせた。打球は左翼前に弾み、2016年9月18日のロッテ戦以来となる安打を記録。965日ぶりの一打に「長かったですね」と笑みを浮かべた。四回には投手強襲の内野安も放ち、同年6月27日西武戦(札幌ドーム)以来1048日ぶりの複数安打も記録。復活を印象づけた。
 ファンからの愛称は「きゅん」
 “再スタート”となった第1打席。球場には日向坂46の「キュン」が鳴り響いた。ファンの間で「きゅん」の愛称で呼ばれている谷口。開幕1軍が決まった際にも、日向坂46ファンの浅間と浦野が、ひそかに“谷口用”にと狙っていた。
 同じ坂道グループの曲を使用している浅間は「(登場曲を)『キュン』にするとしたら、絶対谷口さんです」とニヤリ。谷口は「自分からは絶対にしない」と断固拒否していたが「勝手にやられました…。すぐ変えましたよ」と苦笑い。執念にも近い2人のエール?!が届いた形となった。
 右膝前十字靱帯損傷から復活
 17年3月に損傷した右膝の前十字靱帯(じんたい)を手術。歩くことから始まったリハビリを乗り越え、ここまでやってきた。「野球が自分の仕事。やりがいを感じて、楽しいことばかりだった。いい一日だったと思えるようにやっていきたい」と「19・5・11」をしっかりと胸に刻んだ。
 余韻に浸るのも、この日まで。シーズンはまだまだ続いていく。「きょうはきょう、あしたはあした」。1軍定着を目指す谷口がグラウンドで躍動する。(十島功)
(道新スポーツ)
 谷口・左、近藤・三、王・DHだろうか。

日本ハム 渡邉諒 逆転弾!上沢とチーム救った!

日本ハム7-5西武(10日、札幌ドーム)

 若武者の一撃がチームを救った|。日本ハムは10日、西武と7回戦(札幌ドーム)に臨んだ。3点リードで迎えた六回、先発・上沢直之投手(25)が中村剛也内野手(35)に満塁弾を浴びて逆転を許す。この厳しい状況を救ったのは渡辺諒内野手(24)だった。無死一塁から西武先発・多和田真三郎投手(26)から会心の3号逆転2ラン。6回5失点と苦しんだ上沢に4月12日・ロッテ戦以来の3勝目を贈り、チームは再び貯金1とし2位タイに浮上した。
 左中間スタンドへ今季3号
 若武者の一振りがエース、そしてチームを救った。渡辺が値千金の逆転2ラン。西武との打ち合いを制し、大事なカード初戦を取った。
 1点を追う六回無死一塁。ベンチからバントのサインはない。指揮官の期待を背中に感じながら、狙っていた西武・多和田の初球を振り抜いた。打球は日本ハムファンが待つ左中間スタンドへ。今季3号は試合をひっくり返す大きな大きな逆転V弾となった。
 「『打て』のサインが出たので、なんとしても打ちたかった。(監督から)期待されている部分もあった。しっかり結果で返すことができて良かった」


 帰ってきたエースに黒星をつけさせるわけにはいかなかった。直前の六回の守り。2軍調整から戻ってきた上沢が、まさかの逆転満塁本塁打を浴びていた。「上沢さんも苦しんでいる面があった。逆転された直後に逆転し返したことがうれしく思います」。開幕から思うように状態が上がってこないエースに、何よりの良薬となる白星をプレゼントした。
 2014年、東海大甲府高からドラフト1位で入団。大型内野手として、大きな期待を寄せられてきた。しかし、故障もあり1軍と2軍を行ったり来たり。本意ではない時間を過ごした後に、昨季は自己最多の60試合で7本塁打を記録、ブレークの兆しを見せた。「昨年、あれだけ出させてもらって今年結果が出なかったら、信用もなくなる」。プロ6年目。背水の思いで今シーズンを歩んでいる。

 さらにレギュラー二塁手を長年務めてきた田中賢が今季限りでの引退を表明し、定位置確保への決意はより強くなった。「『俺がやった方がいい』と思われないように。安心して引退してもらうためにレギュラーに定着して、チームが優勝できるように。恩返しがしたい」
 スカウティングと育成を球団方針に掲げる日本ハム。渡辺の活躍は、チームの取り組みを象徴する。昨年11月の秋季キャンプ中、栗山監督は言った。「ドラフト1位の選手が輝かないと、このチームは優勝できない」。時間をかけて育てた才能は今、芽吹きの時を迎えている。原石の輝きが増すほどに、3年ぶりの歓喜は近づく。 (中田和樹)
(道新スポーツ)

【日本ハム】渡辺諒、逆転弾&今季初猛打賞「入ってくれと思いながら走ってました」

◆日本ハム7―5西武(10日・札幌ドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(24)が6回、逆転の3号2ランでシーソーゲームを制した。今季初の猛打賞も記録。平成最後の日の4月30日に誕生日を迎えたスラッガーが、10日遅れのバースデー弾を放った。打線が今季8度目の2桁安打で、先発・上沢に3勝目をプレゼント。再び貯金1を作った。

 渡辺は燃えていた。満塁弾で逆転された直後の6回無死一塁。「1点追う場面で『バントかな』と思ったら、『打て』のサインが出た」。「迷ってない」と渡辺を全面的に信頼した栗山監督の期待に、体が熱くなった。先発・多和田の内角低め140キロの直球を迷わずフルスイングし左中間スタンドへ。「しっかり捉えられたので。入ってくれと思いながら走ってました」と笑顔を見せた。

 今季初の猛打賞で勝利に貢献した。第1打席にはチーム初安打の中前打。5回の第2打席では、大田の3点適時二塁打のきっかけを作る右前打と大当たりだった。

 二塁の定位置をつかみつつある中で、日々壁にぶつかる。「本当に日によって調子が違う。精神的に一喜一憂したりする日が続くので」。8日のオリックス戦(札幌D)では3バントを失敗。真の定位置をつかむには凡ミスはいらない。「バントやエンドランのサインプレーもしっかりやらなきゃいけない。出たらこの前みたいに失敗しない様に。一発で決められるように」と信頼を勝ち得るためにやるべきことはまだ多い。

 長年二塁を守ってきた田中賢が今季限りで引退する。「賢介さんも最後の年なので。恩返しするためにも、レギュラーに定着して優勝して送れるように」。ベンチ裏では打撃の助言をもらうこともある。「まだ俺がやった方がいいって思われないように」。平成最後の日、4月30日に誕生日を迎えた24歳。令和のファイターズを担う二塁手に成長することが、大先輩へのはなむけになる。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 長打で試合をひっくり返せるのは最大の魅力だね。

2019年5月10日金曜日

【MLB】大谷翔平、復帰初安打&223日ぶりマルチで大勝貢献 復活の179キロ痛烈安打

初回にチームを勢いづかせる221日ぶりヒット、打球速度163キロの痛烈内野安打も

■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1打点1四球と活躍して13-0での勝利に大きく貢献した。第1打席で復帰後初安打となる先制打を放つと、第2打席には相手のグラブを弾く痛烈な内野安打。223日ぶりのマルチ安打をマークした。メジャー復帰から3試合連続でスタメン出場し、復活をアピールした。
(Full-Count)

 今季は、打者・大谷でどれだけの結果が残せるか楽しみです。

2019年5月5日日曜日

<MotoGP> サプライズ! 神の子がマルケス超え!~ファビオはクワッタハッホなのかクアルタラロなのか~

 この週末は、MotoGP第4戦スペイングランプリが行なわれています。舞台はヘレス“アンヘル・ニエト”サーキットで、土曜は公式予選日――。よほどのことがなければ土曜からニュースを上げることはないWebオートバイですが(笑)、その「よほどのこと」が起きました!
 予備予選ことQ1と、最終予選のQ2を終えてポールポジションを獲得したのは、なんとペトロナスYAMAHAのファビオ・クアルタラロ! 今シーズンMotoGPクラスに昇格してきたルーキーで、開幕戦でほら、スタート直前にグリッドでエンジンストールしちゃって最後尾スタートした、あのルーキーです! 

FP1からFP3までの総合順位で決まるQ2進出は、以下の10人。
1:ダニロ・ペトルッチ    (ドゥカティ・ファクトリー) 
2:マルク・マルケス     (レプソルホンダ) 
3:ファビオ・クアルタラロ  (ペトロナスヤマハ) 
4:アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・ファクトリー) 
5:ジョアン・ミル      (スズキECSTAR) 
6:アレックス・リンス    (スズキECSTAR) 
7:中上貴晶         (LCRホンダIDEMITSU) 
8:カル・クラッチロウ    (LCRホンダCASTROL) 
9:フランコ・モルビデリ   (ペトロナスヤマハ) 
10:ホルヘ・ロレンソ     (レプソルホンダ)

 そしてQ1を勝ち上がってきたのは
11:マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジーヤマハ)
12:フランチェスコ・バニャイア(プラマック・ドゥカティ)
なんと、バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジーヤマハ)もジャック・ミラー(プラマック・ドゥカティ)もQ2に進めませんでした。

 そのQ2では、まずマルケスが2周目にトップタイム1分36秒970を出すと、5分経過頃に続々とタイムアタックが始まって、モルビデリが2番手、ペトルッチが3番手、リンス、ドビツィオーゾが4番手を争って、クアルタラロが5番手に上がって来たり。
 このへんでみんなニュータイヤに履き替えてファイナルアタックに入ります。コースイン早々、ロレンソがフロントを切れ込ませて転倒すると、残り2分半ごろにクアルタラロがトップタイムをマーク! コメンタリーブースがドッと沸くと、間髪入れずにチームメイトのモルビデリが2番手に浮上! セッション中盤のドビツィオーゾ、終盤のペトルッチと、ドゥカティはセクター3くらいまではベストタイムできていたんだけれど、最終セクターで伸びなかったりで、マルケスも抜き返すことなくセッションは終了! ドゥカティ勢、調子よさげだけれど、この最終セクターがカギですね。

 これでクアルタラロがポールポジション、モルビデリが2番手と、ペトロナススプリンタYAMAHAが予選1-2を決めてしまいました! ペトロナススプリンタは、言うまでもなくヤマハのサテライトチーム。ファクトリーのロッシとビニャーレスはQ1落ちで、なんとかビニャーレスはQ2進出できたものの、ロッシは進出ならず5列目13番手! しかもモルビデリはロッシ道場の門下生みたいなものですから、ちょっとヤマハファクトリーの、ロッシの心中穏やかじゃないでしょうねぇ……。
 まったくマシンがよくならないよ……ってロッシやビニャーレスがボヤいたって、同じマシンか、ともすれば最新パーツがまだ入っていない方のサテライトマシンが予選1-2なんだから、ちょっとどうなってんだろう……。YZR-M1が調子いいんだか悪いんだか、ホントによくわかりませんね。

 クアルタラロは、もちろんこれがMotoGPクラスの初ポールポジション。1999年4月20日が誕生日、つまりまだ20歳と14日のクアルタラロは、最高峰クラスのポールポジション最年少記録を更新です! それまでは、まだ記憶に新しい、マルケスが2013年の第2戦アメリカズグランプリで達成した「20歳62日」でしたが、クアルタラロはこれを48日短縮したことになります。ま、どっちも「ハタチになってすぐ」には変わりないんですが、記録っていうのはそういう細かいもんですw。
ちなみにマルケスは、レースキャリアで初めて、フロントローの中で「最年長」になっちゃったそうです。クアルタラロ20歳、モルビデリ24歳、そしてマルケスは26歳です。

 「信じられない! スゴい! 36秒なんてスゴいタイム出すなんてね! ここヘレスで2回目(初回は2015年Moto3クラス時代)のポールポジションなんだ! ホントにビックリ! この結果はチームスタッフのおかげだよ。ルーキーチームなのに1-2なんてスゴいよ。今シーズン、またこういう結果を出していきたい」と走行直後のクアルタラロ。クールダウンラップでは、マルケスにコース上で祝福されて、いぃぃぃヨーーーッシャ!ってガッツポーズが初々しかったです。

 ちなみに、ここヘレスで行なわれた2018年の最終テストでトップタイムをマークした中上貴晶(LCRホンダIDEMITSU)はキャリア初のQ2ストレート進出からの3列目8番手を獲得。この予選順位も自己ベストですね。しかしタカ中上とポールポジションとの差が0秒452! ポールポジションから18番手のヨハン・ザルコ(レッドブルKTMファクトリー)までが1秒以内に収まるというモノスゴい予選でした!

 そして、ファビオ? クアルタラーロ?クワッタハッホとは別人なの?――なんてよく言われる「ファビオの苗字、読み方のナゾ」にもちょっと触れときます。
表記は「Fabio QUARTARARO」。クワッタハッホって呼び方は、MotoGPの日本でのTV中継で使われている呼び方で、これは日テレジータスMotoGPチームの方が、いつも最初に現地で本人に名前の発音を確認するものです。
 ファビオがMoto2クラスに昇格した2017年ごろに放送で使い始めたんじゃなかったかな……。2015年にCEV(=スペイン選手権)からMoto3に参戦を始めたばっかりの頃には「クワルタラロー」みたいな呼び方をしていて、確か一定していなかったはずです。

 MotoGPの英語放送を聞いていると「ファービオ・クァルタラーロ」みたいな発音をしているし、「ラーロ」のあたりが「ラーホ」に聞こえたり、「クワッタハッホ」って字幕が出ていたらそう聞こえるしで、僕もこの発音の仕方は疑問だったんです。
 で、2019年からのMotoGP昇格が決まった後、2018年の日本グランプリで、顔見知りの外国人プレスに聞いてみました。聞いた相手はイギリスのジャーナリストで、まぁ同じEU圏内だもん、わかるだろ、と。
――ねぇねぇ、ファビオのファミリーネームってどう発音するの?
「QUARTARAROだよ」
――は? なんて?
「だからQUARTARARO!QU・ARTA・RAROだよ」
――いや、わかんねぇし。
「……じゃファビオでよくね? あいつの名前はファビオだ!」
いや、そうじゃなくて(笑)。念のために、その知人からフランス人ジャーナリストにも聞いてもらったんだけど
「QUARTARAROですよ」と。か、解決にならねぇ(笑)。

 もともと、英語をカタカナに直すのさえ正解がないのに、フランス語だものね。人名だって、少し前には「ホルヘ・ロレンソ論争」がありましたよね。「ホルヘ」なのか「ホーゲ」なのか、「ロレンソ」なのか「ロレンゾ」なのか「ロレンツォ」なのか――。クルマの世界だって、JAGUARのことを「ジャグワ」って呼ぶ評論家もいるし、それでも日本人のほとんどは「ジャガー」って発音するし、カタカナ表記の正解ってないんですよね。 「メーツェデス」なのか「メルセデス」なのか、「ハーレー・ダビッドソン」なのか「ハーレー・デイビッドソン」なのか――。

 決着は、公式表記にかかっています。というのも、Moto2時代まではファビオは日本メーカー契約ではなかったため、日本語でプレスリリースが出されることがありませんでしたが、今年はヤマハのサテライトチーム所属ということで、ヤマハが日本語でプレスリリースを出しているんです。
 結論は「ファビオ・クアルタラロ」。ヤマハが発表しているんだから、これが正解! ホントは統一したいんですけどね、ここは日テレG+が折れてくれたら平和的解決なんだけど……どうなるかなー。そーっと直してもいいんですよ、G+さんw
 ちなみにWebオートバイでは今後も「ファビオ・クアルタラロ」で統一して行きます。決勝レースは、あす日曜! クアルタラロはどーなる、マルケスは? ドビツィオーゾは? そしてロッシは? タカもいちばん好きなこのコースで、トップ争い見せてくれーっ!

■MotoGP第4戦 スペインGP 公式予選結果
1 ファビオ・クアルタラロ   ヤマハ   1’36.880s
2 フランコ・モルビデリ    ヤマハ   +0.082s
3 マルク・マルケス      ホンダ   +0.090s
4 アンドレア・ドビツィオーゾ ドゥカティ +0.138s
5 マーベリック・ビニャーレス ヤマハ   +0.234s
6 カル・クラッチロウ     ホンダ   +0.295s
7 ダニロ・ペトルッチ     ドゥカティ +0.329s
8 中上貴晶          ホンダ   +0.452s
9 アレックス・リンス     スズキ   +0.471s
10 フランチェスコ・バニャイア ドゥカティ +0.504s

写真/Yamaha Honda motogp.com 文責/中村浩史
(carview)

 ヤマハのサテライトの1、2はすばらしい。
 決勝が楽しみです。

2019年5月3日金曜日

壁を越え、1軍の戦力になった渡邉諒――今ファイターズ打線に必要なパンチ力【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#100】

 それから渡邊諒に成長の跡が見えた。24日は勝ち越しタイムリー、25日は試合をいったんひっくり返す3ランホームラン。ヒーローインタビューのお立ち台にも立った。下位打線でパンチ力のあるところを見せてくれたのだ。まさに今、ファイターズ打線にいちばん必要なところだ。

 僕がハッとしたのは24日のタイムリー2塁打だった。2点ビハインドを追いついて尚も1死1、2塁の場面。あ、打つなぁと思ったのだ。あまりにもざっくりした感覚的な物言いで恐縮なのだが、得心するように「あ、なべりょ、これは何とかするな」と思った。渡邉諒からそういう感じを受けたのは初めてだ。これまでは「これからの選手」「ガマンして使う選手」という認識だった。が、そのとき渡邊諒は壁を越えていたのだ。いつから越えた? 僕は見落としていたのだろうかと思う。

 戦力になった。感覚的にはしっくり、サマになって見えたのだ。この打席何とかするなぁと思える。(結果は)何とかならないこともあるけど、何とかしようとした意図が見える。球を一球一球追いかけない。狙いがある。渡邉諒がこの先、一流の選手になるかどうかは本人次第だけど、1軍の戦力になった。僕はものすごく嬉しかったのだ。

 だから25日の2号3ランはやってくれたなぁと飛び上がった。僕はこの2試合が渡邊諒のブレークスルーだった気がしている。後々、振り返ってそう言われることになるんじゃないか。昨シーズンから試合に使ってもらって、打席に立ち続けたことが実を結んだと思う。これが経験ってやつだ。

 脇腹をケガして戦列を離れ、焦りもあったに違いないけど、よく戻ってきてくれた。もうすぐ清水優心も帰ってくる。これはプラス材料だ。故障で苦しんだ選手が1軍復帰して、戦力になってくれるのだ。ムードが明るくなる。そうやって打線も少しずつ上向いてくれたらいい。
(ベースボールチャンネル)

 二塁定着で間違いなく1軍の戦力も、後はチャンスでの勝負強さでしょう。

元稀勢の里 荒磯親方、高安を21番20勝と圧倒「体は準備していたからね」

 大相撲の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で大関・高安(29)の稽古相手を務め、21番取って20勝1敗と圧倒した。

 当たってすぐに右上手を取り、まわしを引きつけて前に出る相撲がほとんどで、後退する場面は少なかった。「体は準備していたからね」と言う通り、春場所前に稽古相手を務めた時よりもはるかに力強かった。高安の状態について聞かれると「疲れていたんじゃないか」と大関を気遣うほどだった。

 高安にとっては、この上ない稽古相手だ。この日は勝ちにこだわるのではなく「思い切って当たって前に出る」ということが狙いだった。「当たってから勝てなかったが、ためになる稽古ができた」と大敗の中にも収穫を得た様子だ。

 自身のために体をつくってきた荒磯親方については「左四つは天下一品」と舌を巻いた。「勝てない自分もおかしいけど、力強い方ですから。それで勝ち越せるようになれば、本場所では誰にも負けない。部屋に稽古相手がいなくて、胸を貸してくれるのは幸せ。期待に応えられるように精進したい」

 6日には横綱審議委員会による稽古総見、7、8日には二所ノ関一門連合稽古を控えているが、そこまでは出稽古をせず、荒磯親との稽古を続けるもようだ。「番数が全て。力を出し切る稽古をたくさん重ねないといけない。」。最高の稽古相手の胸を借りて、令和になって初めての本場所となる夏場所(12日初日、両国国技館)に向けて仕上げていく。
(スポニチアネックス)

 現役復帰できるだろう。
 格闘家の道もあるだろう。

2019年5月2日木曜日

【日本ハム】“栗山流オープナー”で初勝利 新戦術成功で単独3位浮上

◆西武2―7日本ハム(1日・メットライフドーム)

 新戦術がようやく花開いた。救援投手を先発させた後に本来の先発投手を送る米大リーグの「オープナー」をアレンジし、先発、2番手ともに2、3回程度の短い回を投げさせる「栗山流オープナー」。今季5度目の採用で西武打線を6安打2失点に封じ、同戦術での初白星を挙げた。日本ハム・栗山監督は「それぞれの選手が自分の持ち場で責任を果たしてやってくれれば、こういう形になりやすい」と冷静に勝利を振り返った。

 アクシデントを乗り越えて勝利をつかんだ。今季初先発の堀は予定の2回を1失点と好投。3回も続投したが、先頭の金子侑を一ゴロに抑えたところで左手人さし指のマメがつぶれて降板。だが救援した玉井は落ち着いた投球で源田、秋山を打ち取り、4回からのロドリゲスにチェンジ。助っ人右腕は3回1失点の好投でリードを保った。木田投手チーフコーチは「みんなで勝てた試合だった」と各投手の働きをたたえた。

 令和初戦を制して単独3位に浮上。2位・楽天とは1ゲーム差だ。西武3戦目となる3日は加藤が先発し、この日と同様の「栗山流オープナー」での起用となる可能性が高い。「目いっぱい行くよ。あした投手がいなくなっても行ききるということが大事」と指揮官。新時代も勝利への最善手を探り続ける。(小島 和之)
(スポーツ報知)

 西武打線を抑えたことはすばらしい。
 令和最初の本塁打は山川でした。ちなみに平成は原監督。

2019年5月1日水曜日

天皇陛下お言葉全文 「即位後朝見の儀」

天皇陛下が1日、「即位後朝見の儀」で述べたお言葉は次の通り。

 日本国憲法および皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。

 この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。

 顧みれば、上皇陛下にはご即位より、30年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。
(共同通信)

 世界の平和と国民の幸せを願い、象徴としての責務を果たすことが、天皇陛下のお仕事のようです。
 平成は災害やテロが多かったけど、令和の時代はどうなるでしょうか。

【日本ハム】渡辺諒、二塁定着へ3ラン…23歳若き大砲が完璧2号

◆日本ハム6x―5楽天=延長12回=(25日・札幌ドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(23)が2号3ランを放った。1点を追う7回。楽天の2番手・宋家豪のチェンジアップを左翼席中段に運んだ。一時、逆転となるアーチで勝負強さをアピール。二塁の定位置獲得を目指す6年目の若き大砲が今季2本目の放物線を描いた。試合は大田の2打席連続弾などで今季5試合目の延長戦にもつれこんだが、12回裏、途中出場の杉谷拳士(28)の適時打で6―5。今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。

 渡辺は集中力を研ぎ澄ました。1ボール1ストライク。宋家豪の抜けたチェンジアップを完璧に振り抜いた。文句なし。左翼席中段に飛び込んだアーチに、ダイヤモンドを1周しながら感情を爆発させた。

 もらったチャンスをものにした。1点を勝ち越された直後の7回裏。先頭中田が右前打で出塁。楽天守備陣の失策も絡み無死一、二塁となると、栗山監督は代打・石川亮をコール。迷うことなく初球を送らせ1死二、三塁を作った。6年目のスラッガーへの期待の表れだ。燃えないわけがなかった。

 5日の西武戦(東京D)以来の2号3ラン。チャンスでの打撃は課題の1つだった。自己最多60試合に出場し、7本塁打を放ちブレイクの足がかりを作った昨季。得点圏打率は1割8分5厘。今季試合前までも1割8分8厘と好機をものにできないことが多かった。初回に勝ち越しの2点適時二塁打を放った前夜の試合後。「これまで得点圏打率が上がってこなかった。チャンスで1本出るか出ないかで流れも変わってくる。これをきっかけにしたい」と話した通りの打撃を見せた。

 開幕から貧打に苦しんできた日本ハム打線のキーマンになる。右脇腹(内腹斜筋)肉離れの影響で開幕は出遅れたが、昇格以降は6、7番で起用。2番・大田が2戦で8安打7打点を挙げるなど、上位の状態は上向き始めた。「下位打線でチャンス作れば点が入るってことは分かった」と話していた渡辺。下位打線にもう一山作れれば、打線の厚みも増す。飛躍を期す右の大砲の成長から目が離せない。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 不動の二塁定着へ向けて、これからもチャンスで活躍してもらいたい。

2019年4月20日土曜日

日本ハム 難局打開へブルペン総動員態勢!斎藤佑が1軍昇格

 日本ハムはブルペン総動員で難局を乗り切る。

 守護神候補だった石川直が不振で2軍調整中で、セットアッパーとして期待したハンコックも7試合で防御率10・50の不振で2軍落ち。ただ今週は6連戦ではなく5試合で、兵庫から東京に移動した栗山監督も「リリーフを突っ込むことはできる」と代役守護神の秋吉、ベテランの宮西らもフル回転させる意向だ。

 勝率5割で臨む20日のロッテ戦からブルペンの補充で斎藤が1軍に昇格する。
(スポニチアネックス)

 大量得点が難しいので、投手陣が抑えて勝つしかないだろう。

2019年4月19日金曜日

日本ハム “吉田正シフト”成功!一、二塁間を抜ける三塁ゴロに

◇パ・リーグ 日本ハム―オリックス(2019年4月18日 ほっと神戸)

 日本ハムが18日のオリックス戦(ほっと神戸)で開幕から積極的に行っている極端な守備シフトを成功させた。

 初回2死走者なしの場面で左打ちで引っ張る打球が多い3番の吉田正を迎え、これまでと同様に三塁手の横尾が一、二塁間のやや後方へ。

 走者なしで吉田正を迎えた際は「一、二塁間のゴロを抜くヒットが多い」という昨季までのデータを元にこの守備シフトを繰り返してきたが、見事に一、二塁間を抜けた打球を横尾が捕球し、一塁に送ってアウトとした(記録は三塁ゴロ)。

 メジャーでも盛んな守備シフトは相手打者を幻惑してスイングを崩すなどの狙いもあり、日本ハムは今季開幕から積極的に行っている。
(スポニチアネックス)

 記録上、三塁ゴロはおもしろい。

2019年4月14日日曜日

首相と省庁幹部の面談記録「不存在」 官邸1年未満で廃棄

 安倍晋三首相と省庁幹部らとの面談で使われた説明資料や議事録などの記録約1年分を毎日新聞が首相官邸に情報公開請求したところ、全て「不存在」と回答された。官邸が記録の保存期間を裁量で廃棄できる1年未満に設定していることも判明した。官邸の担当者は「記録は政策を担当する省庁の責任で管理すべきだ」と説明したが、重要とみられる16件を抽出して府省側に同様の請求をしたところ、10件については説明資料の保有を認めたものの、どの府省も議事録の保有を認めなかった。識者は首相の政策判断の検証に必要だとして、記録を残すルール作りを求めている。

 政府は2017年12月、森友・加計学園問題などを受けて公文書ガイドラインを改定。官邸を含む府省庁に、政策や事業方針に影響を及ぼす打ち合わせ記録の作成を義務づけた。面談内容は未公表のため、ガイドライン改定後から今年1月末までの面談について、首相や秘書官らが受け取った説明資料と、議事録などやりとりが分かる記録を情報公開法に基づき請求した。

 首相の動静を伝える毎日新聞の「首相日々」に掲載された面談は請求期間で約1000件に上るが、官邸の文書管理を担当する内閣総務官はいずれの記録も「存在しない」と回答。議事録を作成したかどうかは不明だが、説明資料については、保存期間を国立公文書館の審査を経ずいつでも廃棄できる1年未満に設定し、面談後に廃棄していると明かした。内閣総務官室は取材に「官邸側が受け取った資料はコピーに過ぎず、原本は省庁にある」と説明した。

 一方、毎日新聞が「首相日々」から、全12府省の幹部に関わる16件の面談を抽出して府省側に開示請求したところ、全府省が議事録を残していないとしたり、存否すら明かせないと回答したりした。

 説明資料は、16件のうち6件が「存在しない」とされた。このうち、総務省は18年12月に総務相らと首相の面談で取り上げたテーマについて、面談記録がないことを理由に「答えられない」と回答。法務省も同月の事務次官と首相の面談のテーマは「記録がないため確認できない」と答えた。

 残り10件の説明資料は保管されていた。開示された資料などから、中央省庁の障害者雇用水増し問題や外遊準備などの案件だったことが判明したが、議事録未作成の理由について厚生労働省や外務省は「政策や事業方針に影響を及ぼす打ち合わせではなかったため」などと説明した。

 匿名で取材に応じた複数の省の幹部職員は「官邸は情報漏えいを警戒して面談に記録要員を入れさせない」「面談後に記録を作っても、あえて公文書扱いにはしていない」と証言した。【大場弘行、松本惇、片平知宏】

 ◇政権に都合のよい歴史が創作されかねない

 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長の話 首相面談の記録が省庁側にしか残されていないと、首相は自身に責任が生じる場面でも「聞いていない」などと言い逃れできる。省庁が面談の議事録を残していないのも問題で、政権に都合のよい歴史が創作されかねない。首相面談は官僚同士の打ち合わせとは別次元のもので、首相が見た資料や発言したことを可能な限り記録するルールが必要だ。それは、首相の政治責任を全うさせることにもつながる。

 ◇記録残すためのルールや仕組み必要

 政府の公文書管理委員会の初代委員長を務めた御厨貴・東京大客員教授(日本政治史)の話 首相の意思決定に関わる記録は、それがメモであっても最重要文書として後世に残さなければならない。ところが、官邸は記録を残さなくてもいい「聖域」となっている。近年は首脳外交が増えるなど首相自らが判断する案件も多く、将来の検証に堪える記録を残す必要性は高まっている。首相の記録を残すためのルールや仕組みを作ることは時代の要請だ。
(毎日新聞)

 忖度ではなく、直接の指示を疑われても仕方ないでしょう。

2019年4月13日土曜日

【日本ハム】上沢が7回1失点で2勝目 日本ハム4―1ロッテ

◆日本ハム4―1ロッテ(札幌ドーム)

 日本ハムの上沢直之投手(25)が2勝目を挙げた。

 毎回走者を背負いながらも、粘り強かった。最大のピンチは7回。先頭・バルガスに二塁打を許すと、2つの四球で1死満塁。「勝手に自分で塁を埋めて、逆転されたらどこに帰ろうかって思ってました」。加藤をショートファウルフライに打ち取って2死。中村を2球で追い込んで、この日116球目。131キロのスライダーで空振り三振に仕留め、役目を終えた。

 7回6安打1失点で本拠地・札幌ドームで今季初勝利を挙げた。今季2度目のお立ち台では「今日はいろんな人に迷惑かけました。最後は抑えることができたのでその点については良かったです。(打線が)投げやすい展開を作って下さった。頼もしいです」と笑顔を見せた。
(スポーツ報知)

 やっと中継・抑えが機能して勝てた。

2019年4月3日水曜日

「令和」最終段階で追加 政府要請で中西氏提出か

 政府が新元号に決定した「令和」は、選定作業が最終段階を迎えた3月中旬以降、候補名に追加されたことが分かった。考案者との見方が専門家の間で浮上している中西進国際日本文化研究センター名誉教授が要請を受けて提出した可能性がある。政府は有識者懇談会で国書(日本古典)の採用を事実上促し、令和に決定した。複数の関係者が3日、明らかにした。

 菅義偉官房長官は1月下旬ごろ、元号担当の古谷一之官房副長官補らが事前に選定した20~30の候補名提出を受け、絞り込み作業を開始。政府関係者によると、令和は3月上旬の段階では候補名になかった。
(共同通信)

 選定作業が不透明で、誰かの指示や忖度でしょうか。
 法律を守って平和では、上から目線と右翼化が感じられます。

2019年4月2日火曜日

令和(れいわ)

 1日、平成にかわる新たな元号は「令和(れいわ)」と発表された。安倍首相は正午すぎ、「令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」などとする談話を発表した。

 新しい元号の「令和」は、日本の『万葉集』の「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」という一節から取られたもの。これまで247ある元号はすべて中国の古典からとられてきたが、今回、初めて、日本の古典から選ばれた。

 安倍首相は歴史上初めて国書を典拠とする元号を決定したことについて、「特に万葉集は1200年あまり前の歌集ですが、一般庶民も含め地位や身分に関係なく幅広い人々の歌がおさめられ、その内容も当時の人々の暮らしや息遣いが感じられ、まさにわが国の豊かな国民文化を象徴する国書です。これは世界に誇るべきものであり、我が国の悠久の歴史、薫り高き文化、そして四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄はしっかりと次の世代にも引き継いでいくべきであると考えています」などと述べた。
(日本テレビニュース)

 人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味はよいと思いますが、古典的なイメージです。 

2019年3月24日日曜日

【センバツ】星稜高・奥川恭伸が“田中将大の再来”と言われる4つの理由

変化球の精度と真っすぐの質
 2019年ドラフトは、年明けの段階から「高校生BIG4」が話題を集めている。北から紹介すると大船渡高の157キロ右腕・佐々木朗希、横浜高の153キロ左腕・及川雅貴、星稜高の150キロ右腕・奥川恭伸、創志学園高の150キロ右腕・西純矢である。

 センバツには4人のうち、及川と奥川の2人が出場。大会が開幕した3月23日の第3試合では、星稜高(石川)と履正社高(大阪)による1回戦屈指の好カードが組まれた。

 現役時代に投手だったあるベテランスカウトは開幕前、奥川評として「マー君の再来です!」と興奮気味に話していた。つまり、ヤンキースで活躍する田中将大とだぶらせたのである。

 2年春から3季連続となる甲子園で、初完投を初完封(被安打3)で飾った。しかも、毎回の17奪三振。昨年9月のU-18アジア選手権(宮崎)でも2年生唯一の代表入りと多くの実績を重ねてきたが、ドラフトイヤーともなれば話は別である。「平成最後の甲子園」において、新怪物誕生と言っていいだろう。

 なぜ、マー君の再来と言われるのか? 完成度の高さには、4つの理由がある。スカウト談話を裏付けとして紹介していこう。

 まずは変化球の精度。

 日本ハム・大渕隆スカウト部長は「カウント球と、勝負球のスライダーは、ともにタテにキレる。左打者の外角に逃げるツーシーム系に、終盤はフォークも織り交ぜてきた。しかも皆、高いレベルで使える。投げることのセンスを感じる」と引き出しの多さを指摘する。

 2つ目は本人が投球の軸と語る真っすぐの質。

 この日は自己最速を更新する151キロをマークした。オリックス・長村裕之球団本部長は「フィニッシュが強い」と絶賛する。さらに技術的な部分に踏み込むと「指先にかかっている証明。バックスイングは小さいが、ボールを前で放せる」と語り、それが、打者の手元での伸びに直結しているのだ。

 さらに強みは「好不調の波」が少ないこと。

 中日・中田宗男アマスカウトアドバイザーは「仮に真っすぐの調子が悪くても、スライダーやフォークの組み立てに変えていくだけの対応力がある。今回で甲子園3度目の経験値も大きい。悪いなりにも抑えられる」と、今秋のドラフトにおける1位候補を明言した。
目指すのは「賢いピッチャー」
 最後に、最も必要なエースとしての「自覚」。

 星稜高・山下智将部長は「冬場の練習の成果」と証言する。トレーニング機器の「エルゴメーター」では500メートル40秒の設定タイムに対して、奥川は30秒台をたたき出すという。「1本終われば、5分ほど立ち上がれないんですが、奥川は2本続けてやる」と、山下部長は目を丸くさせた。

 昨年、銅メダルを獲得したU-18代表での経験も大きく「疲れた表情で戻ってくるかと思ったら、ニコニコして宮崎から帰ってきたんです。経験してきたことをチームに落とし込んでくれた」と、人間的な部分の成長も明かしてくれた。

 奥川は「賢いピッチャー」「大人のピッチャー」を目指しているという。履正社高との初戦はまさしく有言実行。17歳にして、この完成度は「新怪物」と呼ぶにふさわしかった。試合後は「喜ぶのは今日まで。明日以降は引き締めていきたい」と、すっかり、高校生を超越したオーラを発していた。2回戦以降の投球からも見逃せない。
文=岡本朋祐 写真=田中慎一郎
週刊ベースボール
 すばらしい投手が現れました。

【日本ハム】渡辺諒、実戦復帰で即安打 栗山監督高評価

◆イースタン 日本ハム5―10ヤクルト(19日・鎌ケ谷)

 右脇腹(内腹斜筋)肉離れで別メニュー調整を続けていた日本ハムの渡辺諒内野手(23)が19日、イースタン・ヤクルト戦(鎌ケ谷)で実戦復帰した。「5番・二塁」で先発出場すると、2回の第1打席で遊撃内野安打。視察に訪れた栗山英樹監督(57)の前で、復帰後即安打を放ち、回復を印象付けた。

 渡辺が元気な姿で帰ってきた。2回の第1打席。2ボール2ストライクから、ヤクルト先発・館山の変化球に食らいついた。投手の頭上を1バウンドで越す打球。遊撃・奥村の送球が高くそれ、ヒットかエラーか。一塁到達は際どいタイミングも、電光掲示番にはHのランプがともった。「たまたま良いところに飛んでくれた」。きれいな安打ではないが、復帰1本目の安打に安心した。

 体はもう問題ない。次打者・今井の4球目には果敢に二盗を試みた。二塁ベース手前で足から滑り込んだが、二塁タッチアウト。春季キャンプ中の2月17日の阪神との練習試合(宜野座)で負傷。試合復帰まで1か月以上かかっただけに「失敗したけど、盗塁もして、スライディングもできた」と満足。第2打席は三ゴロで2打数1安打。6回の守備からベンチに退くまでブランクは感じさせなかった。

 栗山監督も復帰に目を細めた。昨季はシーズン中盤から二塁定位置をつかみ、自己最多60試合に出場し、7本塁打を放っただけに今季も飛躍に期待。「思ったよりも早く(1軍で)行けそう。野球が出来ることが大事なんじゃなくて、1軍で結果を残せる状態にどうやってなるか」と完璧な状態での昇格を希望した。

 二塁はオープン戦では田中賢、谷内、杉谷、石井が日替わりで先発起用。定位置を確約された選手はいない。「あとは打席で怖さが取れるか。1軍で結果を残せるように、しっかり2軍で実戦を積んで自信をつけてから上がりたい。それまでこっちで頑張ります」と渡辺。試合勘を取り戻し、すぐ定位置争いに割って入る。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 開幕に間に合うだろうか。

2019年3月23日土曜日

イチロー現役引退 28年目「後悔ない」

 日米通算4367安打の大打者、米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)=本名鈴木一朗=が21日、アスレチックスとの開幕第2戦後に東京都内で記者会見し、現役引退を表明した。メジャー19年目となるプロ28年目の今季、キャンプで結果を出せずに決断したとし、この日の大歓声に「あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません」と語った。

 昨年5月に会長付特別補佐としてフロント入りした後、今年のキャンプで選手復帰。だが、オープン戦から不振が続き、7年ぶりに日本で公式戦出場した20日の開幕戦でも1打数無安打、21日の2戦目も4打数無安打で途中交代した。
(共同通信)

 結果を出せなければ、引退を覚悟していたのだろう。
 偉大なイチローを超える日本人選手は、大谷だろうか。
 それとも、誰も超えることはできないだろうか。

2019年3月18日月曜日

ホンダのF1技術、ついに開花す!今季開幕戦で11年ぶりの表彰台。

 レースデーの日曜日のメルボルン、アルバートパーク・サーキットに、本田技研工業の八郷隆弘社長が、倉石誠司副社長、本田技術研究所の次期社長となる三部敏宏副社長とともに、激励に駆けつけた。

 レース前に「順調か?」と、八郷社長に質問された田辺豊治F1テクニカルディレクターは「順調です」と答えると、レースに向けて「よろしく」と、八郷社長から励ましの言葉をもらった。

 レッドブルという強豪チームと組んだホンダには、今年多くの期待がかかっていた。レッドブルは2010年から4連覇を果たした実績があり、昨年も4勝を挙げている。そのレッドブルと組んで迎えた開幕戦で、レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが予選でいきなりホンダのF1復帰後、最高位となる予選4位を獲得した。

 フェルスタッペンは昨年、21戦中11回表彰台に上がったトップドライバー。2列目からスタートなら、3位を十分狙えると考えるのは当然だ。

 だがホンダにとっては、それはプレッシャーでもあった。なぜなら、復帰後、ホンダは表彰台を獲得したことはなかったからだ。

 ホンダが表彰台に上がったのは、雨が降って混乱する中、見事なタイヤ戦略でルーベンス・バリチェロが3位に食い込んだ2008年のイギリスGPが最後。もう……11年も前のことだ。不安になるのも当然だった。

フェラーリの背中が見えた……。
 そんなホンダの不安をよそに、予選4位からスタートしたフェルスタッペンは、序盤から表彰台が狙えるポジションでレースを進める。

 チャンスが訪れたのは、ピットストップの直後だった。

 目の前にペースが上がらずに苦しむフェラーリのセバスチャン・ベッテルが迫ってきた。
「レースは何が起きるかわからない」
 
 31周目にオーバーテイクを成功させて3番手に浮上すると、今度は昨年のチャンピオンのメルセデスのルイス・ハミルトンに追いついた。

 抜けば2位、抜けなくても3位という状況で、レースは終盤へ突入する。

 それでも、ホンダのスタッフは「レースは何が起きるかわからない。終わるまで怖かった」と田辺が述懐したように、チェッカーフラッグまでの時間をこれまでになく長く感じていたのではないだろうか。
「自分たちの技術を信じて開発を行ってきた」
 スタートから1時間25分後。
 フェルスタッペンが3番手でコントロールラインを通過すると、ようやくホンダのスタッフは緊張感から解放され、田辺の顔にも笑みが戻った。

 「さまざまな準備をし、トラブルなくここまでやってきて、最終的に表彰台に上がったことに対しては、非常にいい結果だったと思っています。

 いままで自分たちの技術を信じて開発を行ってきたメンバーたち、さらにわれわれに協力してくれているメーカーやスポンサーさんたち、そしてホンダをサポートしてきた多くのファンの方々にお礼を申し上げたい」

 表彰台の下で、3位表彰台に立っているフェルスタッペンを見て、こみ上げるものを感じた。

 「正直、うれしいです。レースというのは(PU単体で戦っているわけでなく)チームやドライバーとの共同作業ですが、復帰してからここまで4年間やってきて、ホンダは一度も表彰台に上がっていなかったわけだから、自分たちのPUを搭載したクルマが表彰台に上がったということは明らかな一歩前進です。長い間、開発してきたメンバーにとっては大きな自信となると思います」
ホンダの開幕戦表彰台は1992年のセナ以来。
 レース後、八郷隆弘社長から「良かったね」と労いの言葉を受け取った田辺だが、表彰台を獲得して見えてきたものがあった。それは頂点との差だった。

 「今年から2チーム4台体制で臨み、その4台が全て完走し、さらに2台がポイントを取ったことは、シーズンの開幕としては良いスタートが切れたと思います。ただ、同時に予選とレースを通して、メルセデスの強さも実感しました。

 今後のレースを考えると安堵している暇はない。ホンダとしてはPUのパフォーマンスを上げるために、どうしたらいいのかを開発側と協議したい。

 これまでもモチベーションを持って開発してきましたが、今回の表彰台でさらにモチベーションを強く持って進んでいけると思います」(田辺)

 ホンダが開幕戦で表彰台に上がったのは、1992年のアイルトン・セナ以来のこと。この年、ホンダは5勝を挙げている。

 あれから27年――今年の開幕戦はホンダにとって、実力で勝利を目指す戦いの幕開けでもあった。
Number Web
 やっと、メルセデスやフェラーリと同等の性能になった。再び、常勝ホンダをアピールしてもらいたい。

2019年3月17日日曜日

日本ハム 渡邉諒 2軍復帰、19日ヤクルト戦出場へ

右脇腹の肉離れで離脱していた日本ハム渡辺諒内野手が、2軍の全体練習に復帰した。二塁でノックを受け、屋外でのフリー打撃も再開。「守備の方は問題ない。バッティングは思ったより、できた。でも、まだ怖さはあります」とここからは不安を取り除く作業に入る。

「とりあえず、19日の試合(イースタン・リーグ、ヤクルト戦)に出る予定なので、頑張りたい」と意気込んだ。
(日刊スポーツ)

 もうすぐで1軍復帰だろう。

荒磯親方初解説VTR…力士時代一転の滑らかな口調

<大相撲春場所>◇7日目◇16日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が初めて、NHK大相撲中継の解説を務めた。力士時代とは一転した滑らかな口調で、各力士の特長などを説明。約2時間の役目を終えると、ツイッターなどでは明快な解説を絶賛する声が相次いだ。

主な力士への荒磯親方の放送中のコメントは以下の通り。

▽嘉風 「相撲の研究がすごいので、いつもアドバイスを求めにいきました。嘉風は1歩目の踏み出しの足が、非常に地面に付くのが速いんですよね。そうすると2つの足でしっかり押せる、しっかり伝わる。そんな相撲を取っているので、突っ張られても効いていない状態になる。嘉風と対戦する時は、足を速くついて、僕も2つの足で残さないと、もっていかれる。出足の1歩目は気を付けていました。1歩の着地が速い。幕内で一番速いと思います」

▽阿武咲 「阿武咲の稽古を求めて、阿武松部屋に場所前しょっちゅう行っていました。負けん気の強さ、圧力。そして彼の肩甲骨の柔らかさ。普通の力士より10センチ、20センチ、腕が前に伸びてくる。もろ差しに入るうまさは、相撲界でもかなり上の方」

▽貴景勝 「腰の強さ、腰の決まり方。なかなかこういう突き押しの形っていうのは珍しい。ちょっと四つ相撲のような腰つき。しっかり相手に入り込んで、ロックして逃さない。非常に珍しい突き押し。その安定感がすごい出ている。どんどん下からあおられて入ってくるので、自分の体が起きてくる。四つ相撲で寄られているようだった」

▽高安 「彼の左四つはおそらく角界で一番強いと思います。これっていうものをしっかり決めた上で流れでいけばいい。これっていうものを決めて、しっかり当たるのが大事」。欠点として腰高を指摘されることもあるが「これが高安の相撲です。高安が頭を下げて、膝を曲げて押したら、力はないと自分は思っております。これが一番力が出る状態です」と持論を口にした。

▽遠藤 「相撲は非常にうまかったですね。ほれぼれするようなうまさ」。遠藤は栃ノ心に勝ってインタビュールームに呼ばれたが、言葉少な。この様子には「力士らしい力士ですね。アナウンサーさん泣かせ。相撲終わった後のインタビューは参考になることが多かった、結構本音が出てしまう。遠藤のようなインタビューは相手に読まれなくていいと思うけども、アナウンサー泣かせですね」。

▽鶴竜 「右足の踏み込みの速さ、地面に付く速さが横綱の強さだと思います。2つで立たれた時は、力を発揮します。1つの足より2つの足で攻めた方が強いですし、残す時も強い。僕もつく前に何とかしようということが功を奏して、対戦成績はちょっと有利だったんですけど。そこだけしか集中しなかった。そこだけでした」

▽白鵬 「強い横綱がいて、63連勝を止めて注目された。強い横綱がいて優勝したので注目されました。白鵬関がいなかったら自分はいなかったと思うくらい、そんな存在ですね。倒して横綱に上がりたいという気持ちがあったので、思い出の一番になりました」「自分十分はそうそうなれない。なれなくても引き出しが多く、勝ちにつなげる。何をするのか分からないくらい、これもあるのか、これもあるのかと毎場所感じていましたね」

兄弟子への感謝の言葉もあった。

▽西岩親方(元関脇若の里) 「若の里関がいなかったら、僕は17歳で十両に上がることはなかった。本当に稽古をつけていただいた。ここまで稽古をする力士は見たことがない。圧倒的にNO・1です。西岩親方のおかげですね」

このほか、横綱昇進時の思い出も口にした。

▽横綱 初めて綱を締めた感覚は「なんとも言葉じゃ表現できない。身震いするというか、グッと体に力がこもるようなそんな気持ちでした」。

▽失敗 推挙式の後、東京・明治神宮で初めて土俵入りを披露。「最後、ちょっと所作を間違えたんですけど…。緊張ですね。(土俵入りは)毎回、緊張していましたね」

現役時代の取り口、癖などについても言及があった。

▽最大の武器=左のおっつけ 「おっつけようと思ったことは1度もなくて、左のはずの延長がおっつけ。肘をおっつけると抜けてしまうこともありますし、無駄な動きが出てくる。すぱっと左をそのまま狙いにいくと、無駄な動きがなく、ロックがかかり、相手に力が伝わる」。この説明に対し、向正面で解説した雷親方(元小結垣添)は「横綱にあの左をしぼられると我々は何もできない。体は横を向きますし、重心もずれますから。明日、朝稽古で若い衆に使わせていただきたいと思います」。

▽癖

-控えている時、笑っているように見えた場所もあった。あれはどういう思いだったのか

「あんまり意識はなく、リラックスした気持ちでやろうとした結果があったなってしまった」

-その前は目をパチパチすることもあった

「おそらくそれをやめようと思ったのが、そういう形になったのだと思います」

放送の最後には「次に強い力士を育てることが目標」と今後を見据えて、締めくくった。
(日刊スポーツ)

気持ちが伝わる、わかりやすい解説でした。

2019年2月28日木曜日

#渡邉諒  過去5年間の高卒ドラ1の成績は? 1年目と現在地を振り返る<2013年ドラフト>

渡邉諒(日本ハム・内野手)
1年目:2試合、打率.200、1安打
5年目:60試合、打率.242、39安打、7本塁打、14打点、1盗塁

 渡邉の1年目は、ファームで50試合に出場し、打率.253、4本塁打、19打点をマーク。1軍でもプロ初安打を放った。3年目まではファームでみっちり鍛えあげられ、打撃の確実性が増し、長打力も伸びた。5年目の昨季は、自己最多となる60試合に出場し、打率.242、7本塁打と、成長ぶりを見せつけた。

 今オフは、正二塁手の第一候補として期待されたが、18日に右内腹斜筋肉離れと診断され、レギュラー争いから一歩後退した。だが、今季飛躍が期待される選手の一人であることに変わりはない。復帰後の巻き返しに注目だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190222-00010001-baseballc-base&p=2


 これからの活躍に期待しています。

2019年2月19日火曜日

日本ハム 渡辺諒 右内腹斜筋の肉離れ 開幕戦は微妙に

 スタメン二塁手筆頭候補だった日本ハム渡辺諒内野手(23)の、開幕戦出場が微妙な状況になった。

 球団は19日、右内腹斜筋の肉離れで、試合復帰に4~5週間かかる見通しと発表した。17日の阪神戦で違和感を訴え、翌18日に沖縄・名護市内の病院で精密検査を受けていた。

 渡辺は高卒5年目の昨季終盤に二塁のレギュラーに定着。60試合に出場し、打率2割4分2厘、14打点、7本塁打を記録した。左内転筋の肉離れ(1度)で別メニュー調整中の主砲・中田に続く主力野手の離脱に、栗山監督は「すげぇ、残念だ」と悔しがり「そういうことがないようにやっているけど。申し訳ない。そういうのが見抜けないのかなと。オレの能力のなさ」と、自分を責めた。
(日刊スポーツ)

 ゆっくり直して、復帰すればよい。

 

 

2019年2月12日火曜日

日本水連が会見、池江璃花子の白血病について説明「医師から早期の発見ができたと」

 競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)が12日、検査を受け白血病の診断を受けたことを自身のツイッターで明かした。日本水泳連盟が同日、午後4時過ぎに会見を行い、池江の状態について説明した。

 ルネサンス吉田正昭代表取締役社長が経緯について「合宿練習中に度々体調不良を訴えたため、2月8日に帰国。病院で検査を受けた結果、白血病と診断された。医師からは早期の発見ができたと説明を受けている。今後の治療については医師と相談して決めていく」と報告した。

 東京五輪出場については医師と相談して復帰の時期については改めて報告するとした。

 オーストラリアで合宿中だった池江は体調不良のため、予定を早めて帰国し検査を受けた。池江はツイッターで「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療すれば完治する病気でもあります」と説明。「今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います」と誓った。
(スポニチアネックス)

 残念なニュースです。完治しても復帰は難しいだろう。

2019年2月9日土曜日

ベルサイユ宮殿の豪華挙式、ゴーン被告のためルノーが負担か

 ロンドン(CNN Business) フランスの自動車大手ルノーの会長兼最高経営責任者(CEO)だったカルロス・ゴーン被告(64)が、ルノーのベルサイユ宮殿修復支援事業を私的に利用して、豪華挙式を行っていた疑いが浮上した。

 ルノーは声明を発表し、ベルサイユ宮殿との契約に関する調査を進めており、これまでの調査結果についてフランスの検察に通報することを決めたと説明。「コンプライアンス監査の一環として、2018年11月23日、ベルサイユ宮殿と交わしたスポンサーシップ契約の下で、5万ユーロ(約620万円)がゴーン氏の個人的な利益のために割り当てられていたことが判明した」としている。

 捜査に詳しい関係者によると、個人的な利益とは、ゴーン被告が2016年10月にベルサイユ宮殿内で行った結婚式に関係している。

 日産自動車のトップだったゴーン被告は特別背任などの罪で東京地検特捜部に起訴され、昨年11月の逮捕以来2カ月以上にわたって拘置されている。ルノーの発表について、ゴーン被告側はコメントを避けた。

 ベルサイユ宮殿の広報によると、ルノーは2016年6月、ベルサイユ宮殿の修復を支援するため約230万ユーロを提供する契約を結んだ。

 フランスの法律に基づき、ルノーは最大で支援金額の25%に相当する利益を受け取ることができる。ルノーは2016年10月8日、同宮殿内の大トリアノン宮殿で夕食会を開いていた。広報によれば、大トリアノン宮殿の使用料はおよそ5万ユーロに相当する。

 ゴーン被告の挙式は、この日に大トリアノン宮殿で行われていた。その様子について芸能誌は、「国王と王妃」の結婚式のようだったと伝えている。
(CNN.co.jp)

 次から次へと疑いが出てくるけど、個人的費用を会社に付け込みするのが好きだね。

「もはや詐欺的だ」語気強めるオーナー レオパレス問題

 レオパレス21のアパートで暮らす住民やオーナーには動揺が広がっている。川崎市のアパートに暮らす大学3年の男性(21)は「大手だから安心と思って選んだのに。不安と不満しかない」と語る。

 学業と部活の両立のため、2017年春に引っ越した。「当社施工物件における界壁(各戸を区切る壁)工事の不備について」という文書が届いたのは昨年6月。施工に不備があった場合、転居や一時的な住み替えの希望に応じると書かれていたものの、その後会社から連絡はない。

 現在は就職活動の真っただ中で「仮に引っ越しとなっても時間がない」とため息をつく。会社の窓口に電話をかけ続けたがつながらない状態が続いた。

 東京都日野市のアパートに住む女子大学生(20)は昨夏に同社の施工点検を受けたが、調査結果の連絡はない。「ニュースを見て不安を感じる。私たちの安全より、ばれなければそれでいいと思っていたのでは」と憤った。

 福岡県宗像市の男性(69)は09年に同社でアパートを建ててオーナーになった直後から土台や廊下でひび割れが相次いだ。同社の対応にも疑問を感じ、昨年に運営や管理などの契約を解除した直後に不具合を調べる連絡が届いた。

 しかし、同社に連絡すると「件数が多すぎていつ調査できるか分からない」。10月になってようやく社員が説明に来たが、調査への立ち会いを求めると拒否され、いまだに調査できていない。

 20戸の入居者には安心してもらうため男性が独自に調査すると説明して回った。「一切迷惑をかけないという触れ込みだったのでオーナーになったのに。もはや詐欺的だ」と語気を強めた。【千脇康平、山本有紀、堀智行】
(毎日新聞)

 利益優先の手抜き工事を長年続けてきたのでしょうか。

2019年2月2日土曜日

日本ハム、米でキャンプイン 中田、清宮らが打ち込み

【スコッツデール(米アリゾナ州)共同】日本ハムは1日、米アリゾナ州スコッツデールでキャンプインした。強い日差しの中、主将の中田や2年目の清宮らが打撃練習で精力的に打ち込み、斎藤や宮台がブルペン入りしてミットを鳴らした。

 チームは4年連続の海外キャンプで、大リーグのダイヤモンドバックスの施設で始動。12日まで練習し、15日から沖縄県内で2次キャンプに入る。
(共同通信)

 いよいよ野球の季節となりました。
 沖縄でキャンプ観戦したいね。

統計不正、局長級を更迭 厚労省「隠蔽否定できない」

「賃金構造基本統計」の不適切な調査問題で、厚生労働省は1日夜、担当室長がルール違反の「郵送調査」について、総務省による基幹統計の一斉点検で意図的に報告していなかったと発表した。局長級の大西康之・政策統括官も昨年12月下旬にはこのルール違反を知っていたという。根本匠厚労相はこの日朝、一斉点検での「報告漏れ」を理由に大西氏を1日付で大臣官房付に異動させる「更迭人事」を発表した。

 厚労省は同日夜、問題の調査結果を公表。幹部らが会見し「室長が意図を持って報告していないのは明確。隠蔽(いんぺい)の意図は否定できない」とした。一方、大西氏の隠蔽の意図については「重要な点だが現段階ではわからない。再確認する」とした。厚労省はさらに調査を続け、事実関係が固まり次第、関係者を処分する。
(朝日新聞デジタル)

 消えた年金問題と同じで、相変わらず、役人の怠慢だろう。

2019年1月26日土曜日

日本ハム今季は「驀進」栗山監督「壁を突き抜けて」

 日本ハムが、今季のスローガン「驀進」(ばくしん)を発表した。勢いよく、まっしぐらに進むという意味。球団内で公募した99案の中から決まった。

 札幌市内の球団事務所で発表会見が行われ、出席した栗山監督は「前にある壁を突き抜けて進んで行かなきゃいけないシーズンになる。必ず日本一を取る、それだけを考えてしっかりやりたい」と決意を新たにした。

 エンブレムには馬が描かれており「みんなで怒濤(どとう)のごとくガーッと突き進んでいく。1人で走れるものではないので掛け算、足し算して力になれるか」と期待する。2月1日からの春季キャンプのメンバー振り分けは、監督就任8年目で最も頭を悩ませた。注目の新戦力を補強し、日本一へ周囲からの大きな期待を感じている。「これだけ皆さんのプレッシャーを感じることはない。しっかりやり切らないといけないシーズン」と覚悟をあらわにした。
(日刊スポーツ)

 選手が活躍して結果を出せば、日本一でしょう。

2019年1月23日水曜日

小室圭さんの母親の元婚約者「解決していない」

 小室圭さんの母親の元婚約者の男性は22日、NHKの取材に応じ、「金銭的な問題はまだ解決していない」と述べました。

 そして、小室さんが文書で、婚約解消の際に母親が返済の意向を示したものの、男性が返してもらうつもりはないと応じなかったと説明したことについて、「提示された月々の返済額が少なく、もう一度考えてほしいという理由で応じなかったもので、今後も返済を求めていく考えに変わりはない」と話しています。
(NHKニュース)

 元婚約者のセコさしか感じられない。
 婚約中でも家族の生活費程度の負担は当然と思います。

2019年1月21日月曜日

北方領土問題 安倍政権、2島決着案を検討 北方4島返還「非現実的」

 安倍晋三首相は北方領土問題に関し、北方四島のうち色丹島と歯舞群島の引き渡しをロシアとの間で確約できれば、日ロ平和条約を締結する方向で検討に入った。複数の政府筋が20日、明らかにした。2島引き渡しを事実上の決着と位置付ける案だ。4島の総面積の93%を占める択捉島と国後島の返還または引き渡しについて、安倍政権幹部は「現実的とは言えない」と述べた。首相はモスクワで22日、ロシアのプーチン大統領との首脳会談に臨む。

 「2島決着」に傾いた背景には、択捉、国後の返還を求め続けた場合、交渉が暗礁に乗り上げ、色丹と歯舞の引き渡しも遠のきかねないとの判断がある。
(共同通信)

 わずか7%の二島返還で、莫大な経済援助はどうなんでしょうか。

2019年1月20日日曜日

【日本ハム】吉田輝星、高卒新人63年ぶり開幕投手あるぞ!栗山監督が史上最年少サプライズ示唆

 日本ハムの栗山英樹監督(57)が19日、3月29日の開幕戦でドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=を先発させるサプライズプランを示唆した。この日、千葉県内で行われた日本ハムグループの商品展示会に出席。オリックスと対戦(札幌D)する開幕投手が現時点で未確定であることを明かした上で、「なんでもあり」と右腕の抜てきに含みを持たせた。実現すれば、高卒ルーキーとしては1956年の東映・牧野伸以来、63年ぶりの大役。秋田の怪腕が、歴史に名を刻むかもしれない。

 「開幕投手・輝星」。16年以来のリーグV&日本一へ、“栗山マジック”がさく裂するかもしれない。栗山監督は今季の開幕投手について、真剣なまなざしで語り出した。「まだ言い渡していない」と未確定であるとした上で、「夢物語のようなことも現実として捉える。(輝星には)本当にそう思っていてほしい。なんでもあり。今年に関しては道(選択肢)がいっぱいある」と、抜てきに含みを持たせた。

 かつて大谷(現エンゼルス)の二刀流を実現させるなど、球界の常識を覆してきた“栗山流”の激励だ。プロでの成功の鍵として、「ばかげたことをしでかしてやろうじゃないか、と本気で思っているようなやつしかこの世界は活躍しない」と持論を展開。右腕にスケールの大きな投手に育つことを期待した。昨季は3位に終わり、「勝つために新しくなる」と変革を予告している。「俺ならやるだろ? やっちゃおうかなとか思っちゃうよね」。実現すれば、高卒新人での開幕投手は56年の東映・牧野以来、50年の2リーグ制後では4人目で、18歳2か月での登板は52年大田垣の18歳5か月を抜く最年少となる。

 指揮官の熱いエールは、輝星の闘志に火を付けた。「目標はどれだけ高くてもいい。それくらいの意識でやっていきたい」と宣言。昨季11勝の上沢や17年に開幕戦を託された有原らがライバルとなるが、「開幕投手というのはチームで一番いい投手だと思う。負けないように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

努力で これまでも高い目標を自らに課してきた。高校入学時には球速150キロに目標を設定。当時は最速125キロ前後で「自分でも無理だなと思うくらい」と振り返るほどで、周囲からは「無理でしょ」と否定的な声もあった。しかし、冬場に雪上を長靴で走り込むなどの地道な努力を重ね、最速152キロまで成長し「周りから無理じゃないかと思われることも、自分は口に出してやってきた」。開幕投手を目標に進んでいく決意を固めた。

 トークショーでは、「今年、日本一になるファイターズの吉田です」と自己紹介。色紙には「1軍で活躍して日本一」と記した。沖縄・国頭(くにがみ)の2軍で迎えるキャンプインに向け「自分のやることをしっかり考えて、周りに流されないように自分の考えでやっていきたい」。初実戦は2月16日の紅白戦(国頭)を予定。順調に結果を残せば、大役を射止める可能性はある。(小島 和之)
(スポーツ報知)

 リップサービスも、今の力で1軍で通用するだろうか。

北方領土問題 安倍首相、21日から訪ロ 平和条約交渉の進展が焦点

安倍晋三首相が21日からロシアとスイスを訪問する日程が18日、固まった。最初に訪れるロシアでは22日にプーチン大統領とモスクワで会談する。北方領土問題を含む平和条約締結交渉でどこまで進展が図られるかが焦点。23日には、スイス・ダボスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に5年ぶりに出席し、自由貿易の推進に関して講演を行う。
(共同通信)

二島返還のみで北方領土問題解決により、平和条約と経済援助の進展でしょうか。

2019年1月19日土曜日

栗山体制8年目、鍵握るのは清宮と王か…12球団オーダー予想【日本ハム編】

大田か近藤が三塁を守る可能性も? ジグザグ打線なら…
 2019年の幕が開け、早くも2週間が経過した。プロ野球界は各地で選手たちが行っている自主トレの模様が話題となり、ファンも2月1日のキャンプインが待ち切れなくなっているのではないだろうか。

 1月も半ばとなり、シーズンに向けて各球団の戦力編成も佳境に入っている。新戦力や新助っ人の加入が続々と発表となり、チームの編成も固まってきた。キャンプインを2週間後に控えたタイミングで、現状で12球団の基本オーダーを予想してみよう。

 今回は、昨季のパ・リーグ3位から頂点を狙う日本ハムだ。

1 中 西川遥輝
2 三 大田泰示
3 左 近藤健介
4 一 中田翔
5 指 清宮幸太郎
6 二 横尾俊建
7 右 王柏融
8 捕 清水優心
9 遊 中島卓也

 大谷翔平投手がエンゼルスに移籍し、守護神の増井浩俊もオリックスへ。大幅な戦力ダウンを強いられた昨季の日本ハムだったが、パ・リーグ3位に食い込み、クライマックスシリーズ進出を果たした。迎える2019年。栗山体制8年目は、オフに積極的な補強を行い、3年ぶりのリーグ優勝を狙う。

 レアード、アルシアの助っ人2人が退団したことで、指名打者には2年目を迎える清宮幸太郎が入るか。1年目から7本塁打を放っており、今季は更なる成長に期待したい。新加入の王柏融は台湾で3冠王や打率4割の実績を誇るが、まずは下位打線での起用か。この並びだと、1番から9番まで左右ジグザグの打線になる。

 流動的なのが守備位置だ。レアードが抜けたことで大田、近藤に三塁挑戦のプランが。大田を三塁、近藤を左翼としたが、近藤が三塁に入る場合は王が左翼、大田が右翼へと回ることになるだろう。

 二塁も横尾のほか、渡邉諒や石井一といった面々がおり、捕手も清水のほか、ベテランの鶴岡も健在。定位置争いは熾烈だ。打線の並びを見ると、その陣容はまずまず充実している。鍵は清宮と王がどれだけ働けるか、か。3年ぶりのリーグ優勝へ、栗山監督はいかなる戦いを繰り広げるだろう。
(Full-Count編集部)
 正二塁手は、昨年結果を出した渡邉諒でしょう。  

2019年1月16日水曜日

けがに苦しんだ稀勢の里「前の自分に戻れなかった」 休場続き「潔くやめるか自問自答」の日々

 大相撲の第72代横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が16日、両国国技館で会見を開き、現役引退することを発表した。進退を懸けて初場所に臨んでいた稀勢の里だが、初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗となり、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降の横綱では貴乃花を抜いてワースト記録を更新していた。

 横綱在位12場所はけがとの戦いだった。横綱として初めて臨んだ17年春場所、13日目の横綱・日馬富士戦で左肩上腕付近を負傷。強行出場した末に劇的優勝をつかんだが、代償は大きかった。3場所連続優勝を狙った翌夏場所は、春場所で痛めた患部を悪化させ11日目から途中休場した。その後も故障が完治せず18年名古屋場所まで8場所連続休場。年6場所となった58年以降では貴乃花の7場所連続を抜いて横綱の最長連続休場を更新した。

 けがについて質問が飛ぶと、稀勢の里は言葉に詰まりながら「一生懸命やってきました」と涙。「徐々に良くなってきましたが、自分の相撲が取れなくなっているのは(分かっていた)。けがをする前の自分に戻ることはできなかった」と語った。

 休場が続き、「このまま潔く引退するか、こうして横綱にあげてもらって、ファンの方たちのために相撲を取るかはいつも稽古場で自問自答していた」という。「応援してくれている方のために相撲を続けようという判断でやってきましたが、このような結果になってファンの方たちには本当に申し訳ないという気持ち」と実直な横綱はファンに謝罪し、「けがに強い力士を育てたい」と力強く語った。
(スポニチアネックス)

 ほとんどののチャンス失敗も、最後は横綱になれたことがすべてだろう。
 大変な努力と本人の能力で、トップに立てるのよいお手本でしょう。

日産、ゴーン被告に賠償請求へ=内部調査で「私物化」

 日産自動車が、前会長カルロス・ゴーン被告に損害賠償を請求する方針であることが15日、明らかになった。日産の内部調査では、同被告の姉に実態のない業務の報酬を支払うなど、会社の私物化が疑われるケースが相次いで見つかっている。調査は現在も続いており、日産は同被告が関与したとされる不正の全容を解明した上で、民事上の責任を問う構えだ。

 関係者によると、日産はゴーン被告の姉と世界的な寄付活動に関するアドバイザー契約を締結。2003年から16年の間に合計75万5000ドル(約8000万円)を支払ったが、実際に業務が行われた形跡はないという。

 このほか、ゴーン被告は過去に、720万ドル(約8億円)以上に達するレバノン・ベイルートの自宅改修費用や、ブラジルのヨットクラブの会員権取得費用なども日産に支払わせた。また、日産社内の適切な手続きを踏まないまま、レバノンの大学に寄付を行うことも決めていた。
(時事通信)

 上場企業でありながら、中小企業のワンマン経営者以上の私物化には呆れる。
 監査法人の監査は無意味だろうか。

2019年1月15日火曜日

稀勢の里、初日から3連敗で横綱ワースト更新の8連敗




スポーツ報知

 ◆大相撲初場所 3日目 ○栃煌山(寄り切り)稀勢の里●(15日・両国国技館)


 九州場所を途中休場し、進退問題が再燃する中で初場所を連敗スタートした横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が、東前頭筆頭・栃煌山(31)=春日野=に寄り切りで敗れ3連敗。平成最後の国技館土俵で、「引退」の2文字がちらつく、相撲人生最大の危機を迎えた。 

 この日は父・貞彦さんの73歳の誕生日。巻き返しへ初日を出したかったが、通算18個目の金星を配給。さらに、昨年秋場所の千秋楽からの出場しての連敗が8となり、1999年の貴乃花と並んでいた横綱連敗ワースト記録を更新してしまった。


 昨年11月の九州場所で、横綱としては87年ぶりに初日から4連敗して途中休場。場所後に行われた横綱審議委員会では、初めて「激励」決議が出された。九州の休場を決断する際には「このままでは終われない。もう一度チャンスを下さい」と師匠に直談判。不退転の覚悟で初場所に臨んでいたが、非常に厳しい状況に追い込まれた。

◆稀勢の里 寛(きせのさと・ゆたか)本名・萩原寛。茨城・牛久市出身、32歳。188センチ、177キロ。02年春場所で鳴戸部屋から初土俵。17歳9か月の新十両(04年夏場所)、18歳3か月の新入幕(同九州場所)はいずれも貴乃花に次ぐ史上2位の若さ。10年九州場所で白鵬の連勝を「63」で止めた。11年九州場所後に大関昇進。13年12月に部屋の名称が田子ノ浦に変更。優勝2回。殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞1回。得意は左四つ、寄り、突き、押し。
(スポーツ報知)
 いよいよ引退だろうか。どんなに負けてもよいから、最後まで勝負してもらいたい。

ゴーン前会長保釈認めず 「証拠隠滅の恐れ」判断か

 東京地裁は15日、会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)の保釈を認めない決定をした。ゴーン被告は全ての起訴内容を一貫して否認しており、証拠隠滅の恐れがあると判断したとみられる。弁護人が11日に請求していた。決定を不服として準抗告する方針。

 東京地検特捜部は昨年11月19日、日産の有価証券報告書に役員報酬を少なく記載したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いでゴーン被告を逮捕。12月10日に同容疑で、21日に特別背任容疑で再逮捕し、今月11日までに全てを起訴した。
(時事通信)

 否認しているゴーン頑張るねー。
 昔、頑張れ日産パルサー=GNPがあったけど。

日本ハムのレアード「千葉での生活楽しみ」ロッテへ

 ロッテは15日、昨季まで日本ハムでプレーしたブランドン・レアード内野手(31)を獲得したと発表した。背番号は未定。

 レアードはNPB通算4年で打率2割4分、131本塁打、349打点をマーク。16年には本塁打王のタイトルを獲得しており、昨季12球団ワーストの78本塁打だったチーム待望の長距離砲。球団を通じて「千葉ロッテマリーンズに入団できることが大変光栄で、楽しみに思っています。家族とともに千葉での生活を楽しみにしています。このチャンスをいただけたことに大変感謝しています。2019年、優勝しましょう。ぜひ、チャンピオンフラッグを千葉に掲げましょう。マリーンズの日本一に貢献できるように頑張ります!」とコメントした。
(日刊スポーツ)

 日本ハム戦では、活躍してもらいたくないね。

2019年1月14日月曜日

日本ハム渡辺諒6年目決意「開幕で出る」二塁奪取だ

 高卒6年目の日本ハム渡辺諒内野手が二塁で開幕スタメンを狙う。

 2年連続で徳之島での合同自主トレに参加。昨季は自己最多60試合出場で7本塁打を放つなど、自信をつける1年になった。

「開幕で出る。そこに向かってアピールしていきたい。6年目だし、やらなきゃいけない。定着出来るように」とレギュラー獲得へ向かう。
(日刊スポーツ)

 開幕スタメンで、正二塁手に定着できるといいね。

「残念至極」「言葉出ない」 黒星発進の稀勢の里に横審委員

 大相撲初場所の初日で御嶽海に敗れた稀勢の里の相撲を観戦した横綱審議委員たちは険しい表情を見せた。北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「残念です。あそこで頑張りきれないというのは、(場所を)全うできるか不安になる。でも頑張ってほしい」。高村正彦委員(前自民党副総裁)は「残念至極。横審から『激励』が出て、期待されて懸賞もかかっていたが」と述べると、山内昌之委員(東大名誉教授)は「言葉が出ない。どうして慌てるんでしょうか。好きな相撲を取るという、その一心に戻ってほしい」と語った。
(朝日新聞デジタル)

 初日から黒星は稀勢の里らしいが、腰高で力の衰えと勝負勘の不足を感じる。
 今場所が最後だろうか。

2019年1月11日金曜日

竹田会長、捜査協力で聴取を認める

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は11日、東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑でフランス捜査当局が捜査開始を決定したと報じられたことを受け、昨年12月に「担当判事のヒアリングには協力した」と明らかにした。
(時事通信)

 ゴーンの報復だろうか。

2019年1月10日木曜日

韓国大統領、「日本政府はもっと謙虚な態度取るべき」

【AFP=時事】(写真追加)韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領は10日、歴史問題や領土問題をめぐって緊張が続く日韓関係に言及し、日本政府は過去に対し「もっと謙虚な態度を取るべきだ」と述べた。

 文氏は韓国大統領府(青瓦台、Blue House)で年頭の記者会見を行い、元徴用工をめぐる問題などを念頭に「日本政府はもっと謙虚な態度を取るべきだ」と発言し、「日本の政治家は問題を政治化している」と不満も示した。【翻訳編集】 AFPBB News

 
 反日以外に、国民の人気が得られず、政権が成り立たないのだろうか。
 国際法違反の状態で、元徴用工の差押え実行となれば、永久に日韓関係の終わりに思える。
 

ゴーン前会長、知人側から16億円受領か

 日産前会長ゴーン容疑者が、中東オマーンの会社で幹部を務める知人から約16億円を受け取った疑いのあることが9日、関係者への取材で分かった。知人の会社には日産側から約35億円が支出されており、東京地検が資金の流れを調べている。
(共同通信)

 これが本当だとすると、実態のない業務委託費を払ったことにして、キックバックさせていたということだろう。

2019年1月8日火曜日

「私は常に誠実に行動してきた」 ゴーン容疑者の主張全文

 東京地裁に8日出廷した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン容疑者の意見陳述全文は以下の通り。

 ◇「容疑、いわれのないもの」

裁判長殿

 本公判廷で発言をする機会を許していただき感謝しております。私が捜査機関からかけられている容疑がいわれのないものであることを明らかにしたいと考えております。

 最初にお話ししておきたいのですが、私は日産に対し心からの親愛と感謝の気持ちを持っております。私は、日産のために、全力を尽くして、また、公明正大かつ合法的に、そして社内の所管部署から必要な承認を得た上で業務を進めてきました。私は、日産を強化推進し続け、日本で最も優れており、最も尊敬される企業の地位を回復させることを、ひたすらに目指してきたものでした。

 それでは、私にかけられている容疑について、説明させていただきます。

<1>為替スワップ契約について

 私は約20年前日産に入って日本に赴任した際、米ドルでの報酬の支払いを要望しましたが、それはできないと言われ、報酬は日本円で支払うという雇用契約を結ばされました。その時からずっと、私は、米ドルに対する円の変動に懸念を抱いてきました。私自身は、米ドル建ての生活を基本としております。私の子供たちは米国に住んでおりますし、私自身、米ドルとの固定為替レート制をとるレバノンと強い結びつきを持っています。そこで、私は、自分の家族を養うために、ドル建てでの収入が変動しないようにしたいと考えていました。

 そこで、私は、日産に入ってしばらくした2002年以降、為替スワップ契約を締結していました。現在私にかけられている容疑では、二つの為替スワップ契約が問題となっています。一つは06年に締結したもので、当時日産の株価は約1500円で、円・ドルの為替レートは約118円でした。もう一つは07年に締結したもので、当時日産の株価は約1400円で、円・ドルの為替レートは約114円でした。

 ところが、08年から09年にかけての金融危機により、日産の株価は08年10月に400円、09年2月に250円にまで急落し(ピーク時に比べ80%超の下落)、円・ドルの為替レートは80円以下にまでドルが下がりました。これは誰も想像しなかった最悪の事態でした。銀行業界全体の仕組みが機能しなくなり、私が為替スワップ契約を締結していた銀行は、契約上必要となる金額の担保を直ちに差し入れるように要求してきましたが、私自身ではその銀行の要求にこたえることができませんでした。

 それで私は二つの厳しい選択肢を迫られたのです。

 (1)日産を退任して退職慰労金を受領して、これを銀行に担保として差し入れるということです。しかし、私には日産への道義的な責任があり、この重大な局面で退任することはできませんでした。船長は、嵐の最中に船から逃げ出すようなことはできないのです。

 (2)私が他の知人などから担保を用意するまでの間、日産に金銭的な損失を負わせない限りにおいて、一時的に担保を提供してもらうように要請することです。

 結局、私は第2の選択肢を選びました。そして、しばらくして、上記の二つの為替スワップ契約の主体を再び私に戻しましたが、この間、日産に一切損害を与えておりません。

 ◇「開示されていない報酬を日産から受け取ったことはない」

<2>E氏(知人であるサウジアラビアの実業家)について

 E氏は長年にわたって日産の支援者であり、パートナーでもあります。日産が大変困難な状況にあった時期に、D社は、日産の資金調達を支援してくれましたし、日産が、地元の販売代理店との間で紛争になったときこの解決のために支援してくれました。実際、E氏は、湾岸地域全域で、業績不振に陥っていた販売代理店を日産が再編成することを支援してくれ、日産が、販売力のまさるトヨタなどの競合他社に競り勝てるようにしてくれました。E氏は、また、日産がサウジアラビアに自動車工場を建設できるように交渉を支援してくれ、サウジ当局とのハイレベルの面談等を設定してくれました。

 E氏の会社は、このように日産に対して極めて重要な業務を推進してくれましたので、日産は、同氏の会社からの請求に基づき、関係部署の承認に基づいて、相応の金額の対価を支払いました。

<3>金融商品取引法違反について

 私は、日産のCEO(最高経営責任者)を務めている間、フォード、ゼネラル・モーターズなど四つの大手自動車メーカーから招へいの申し出を受けました。フォードはビル・フォードから、ゼネラル・モーターズは、オバマ政権当時、自動車の帝王と呼ばれたスティーブ・ラトナーから申し出を受けました。彼らは極めて高待遇の条件を申し出てくれましたが、私たちの日産は会社再建の真っただ中であり、私は、道義上、日産を見放すわけにいきませんでした。日産は、私にとって非常に大事な日本の象徴的な会社だからです。このように私は他の自動車メーカーに移ることはしませんでしたが、これらの自動車メーカーが招へいの条件として提示してきた私の市場価値、すなわち報酬金額について記録をつけていくことにしました。これは、将来の参考のために私が残していた個人的なベンチマークであり、法的な効力のあるものではありませんでした。他の取締役らに話したことも一切ありませんでしたし、法的な効力のあるものでも全くありませんでした。実際、取締役らが作成していた私に関する退職後の競業避止や顧問業務についてのさまざまな提案がありますが、それは、私がつけていた上記の金額を反映していません。このことからも、私のつけていた金額が法的な効力のあるものではないことがわかると思います。

 検察による訴追は全く誤っています。私は、開示されていない報酬を日産から受け取ったことはありませんし、日産との間で開示されていない確定額の報酬の支払いを受けるという法的な効力のある契約を締結したことも一切ありません。また、私は、退職後の報酬にかかる提案書のドラフト(下書き)についてはすべて、社内外の弁護士により検討し承認されていると理解していました。このことからも、私に金融商品取引法に違反する意図がなかったことをわかっていただけると思います。このことを理解していただくためのテストとして、「死亡テスト」と言われているものがよいと思います。つまり、私が今日死んだとしたら、私の相続人が日産に対して、私の退職慰労金以外の金員の支払いを求めることができるかということです。答えは明白に「いいえ」であるからです。

 ◇「根拠なく、不当に勾留されている」

<4>日産への貢献

 私は人生の20年間を日産の復活とアライアンスの構築にささげてきました。私は、この目標のために日夜を問わず、地上でも機上でも、世界中で懸命に働く日産の従業員と肩を並べて、価値を創り出すことに取り組んできました。私たちの努力は目覚ましい成果を上げてきました。私たちは日産を変革しました。1999年に2兆円の負債を抱えていたところから、06年末には1・8兆円の現預金を有するまでに至りました。99年に250万台の販売にとどまり多大な損失を計上していたところから、16年には580万台を販売して利益を上げるに至りました。この間に、日産の資産規模は3倍になりました。日産の象徴であるフェアレディZやG―TRを復活させました。中国の武漢、ロシアのサンクトペテルブルク、インドのチェンナイ、ブラジルのレゼンデにも進出しました。そしてLeafで電気自動車の市場を大きく開拓し、また自動運転車開発をスタートさせ、三菱自動車をアライアンスへ招き入れました。このアライアンスは、17年には世界第1位の自動車グループとなり、年間1000万台以上を生産しています。私たちは、直接または間接に、日本で無数の雇用を創出し、日産を日本経済の主軸へと回復させたのです。

 これらの成果は、世界に比類ない日産従業員のチームによって得られたものであり、私にとっては、家族の次に、最も大きな人生の喜びです。

<5>結び

 裁判長殿、私にかけられている容疑は無実です。私は常に誠実に行動してきており、数十年にわたるキャリアにおいて不正行為により追及されたことは一度もありません。

 私は、確証も根拠もなく容疑をかけられ、不当に勾留されています。

 裁判長殿、ご傾聴いただき感謝いたします。
(毎日新聞)

 単なる言い訳にしか、感じられない。
 罪を認めず対立であれば、証拠隠滅や逃亡の恐れありで保釈してはいけない、と思う。

2019年1月7日月曜日

【日本ハム】吉田輝星、清宮と隣部屋!ダル&大谷“出世号室”「打者の見方聞けたら」

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17)=金足農=が6日、千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」に入寮した。部屋は過去にダルビッシュ有投手(現カブス)や大谷翔平投手(現エンゼルス)が使用した404号室に決定し、「しっかり活躍できれば」と“出世街道”を歩むことを誓った。隣室には17年のドラフト1位・清宮が入居しており「打者からの見方とかも聞けたら」と積極的に助言を求める考えを披露した。

 午後1時37分。テレビカメラ10台、報道陣50人、150人のファンの前に輝星が姿を現した。学生服姿でリュックを背負い、大きなキャリーバッグを引いて入寮。「輝星く~ん!」と黄色い歓声に加えて、無数のフラッシュを浴びた。「プロ野球選手としての人生がやっと始まるという思い。一番は楽しみという気持ちです」と表情を引き締めた。

 黄金ルーキーに最高の環境が用意された。入居する404号室は、過去にダルビッシュや大谷が超一流へ成長する期間を過ごした“出世部屋”。「自分もダルビッシュさんや大谷さんのように、しっかり活躍できれば。自分も活躍できるイメージはすごくあります」と瞳を輝かせた。

 “隣人”にも恵まれた。隣の403号室には清宮が入居しており、打者目線からの助言を求めることが可能。「高校野球とはまた違う世界。打者のスキルとか、タイミングの取り方なども全然違うと思う。打者からの見方も聞けたらと思います」と、住環境も最大限活用する考えを披露した。同じフロアにはドラフト5位右腕の柿木らもおり、人生初の寮生活に「不安は少しある」としていた右腕もひと安心だ。

 「宿題」も、きちんと済ませた。昨年11月23日の新入団発表の際、栗山監督が手渡した本「小さな人生論」(藤尾秀昭著、致知出版社刊)に自分の人生の約束を書き、入寮時に持参するよう指示された。「『満足しない』ということと、たくさん支えてくださる方がいるので『感謝を忘れない』と書きました」。感謝の気持ちとプロでの心構えを書き込み、持参した。

 この日は、秋田から飛行機と車を乗り継いで上京。年始は実家近くの神社に初詣へ向かい、おみくじは「末吉」だったが「争いごと(の欄)に『勝つことやすし』とあった」と笑った。9日からの新人合同自主トレへ準備は万全だ。「野球に集中できるいい環境。野球を第一に考えてやっていければ」。ただいちずに、一流の道を駆け上る。(小島 和之)
(スポーツ報知)

 最近の日本ハムのドラ1投手の活躍はパッとしないが、頑張ってもらいたい。

長野久義 巨人“仲間思い”の長野まで流出も…屈辱回避へにじむ球団の覚悟

 巨人は7日、FAで加入した丸佳浩外野手の人的補償として、長野久義外野手が広島に移籍することを発表した。西武へ移籍した内海哲也投手に続く、生え抜きスター選手の流出劇。外野のレギュラー候補にも挙がっていた34歳のプロテクト漏れに、チーム内だけでなく、球界に衝撃が走った。

 近年、けがや不調に苦しんでいたとはいえ、長野は間違いなくチームの中心にいた。闘志を内に秘め、チームの先頭に立って引っ張るタイプではないが、仲間思いで誰よりもチームの輪を重んじる男。外国人選手にも気を配り、積極的に英語でコミュニケーションを取った。日本野球になじめなかった助っ人が「チョーノサン、アリガトウ」と、報道陣に伝言を託して帰国することもあった。

 投手陣の精神的支柱だった内海に続き、人望が厚く、ムードメーカーとしても大きな存在だった長野が移籍。チームに大きな穴が空き、亀井は「内海の時もそうだったけども、同じ戦った仲間ですし、僕の中での最大のライバルだから、やっぱりさみしいですね」と、ショックをにじませた。

 今季、5年連続のV逸となれば球団ワーストの不名誉記録。石井球団社長は「チームの変革の時期とはいえ、内海選手に続き、チームの顔として活躍してくれた長野選手を送り出すのは断腸の思いです」とコメントしたが、なりふり構っていられないということだろう。屈辱回避へ、ナインには強い覚悟が求められる。
(デイリースポーツ)

 巨人で評価されなくても、広島で出場機会に恵まれ、結果を出せれば、選手冥利に尽きるのだろう。

2019年1月5日土曜日

易学から見るパ・リーグ大胆予想 優勝は日本ハム 栗山監督の決断力+運気でV

 デイリースポーツの恒例企画「易学から見るプロ野球大胆予想」。菱田易学宗家・菱田幸雄氏が今年も独特の視点から鋭く分析します。

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 パ・リーグの優勝筆頭候補は日本ハムと予想しました。栗山監督(三碧木星)が運気絶頂期です。この星の人の特徴である決断の速さが、運気絶頂と相まって、良い結果を生み出しそうです。

 それを追うのがオリックス。西村監督(五黄土星)が運気上昇期で、風岡ヘッド(六白金星)も運気絶頂期です。2人がかみ合えば優勝も狙えます。

 昨年最下位の楽天はAクラスに食い込みそうです。平石監督(二黒木星)が運気上昇期。真喜志ヘッド(四緑木星)が運気絶頂期ですので、監督をうまく補佐できれば、優勝争いに絡むこともできるでしょう。

 昨年日本一のソフトバンクは4位としました。工藤監督(一白水星)は運気上昇期ですが、森ヘッド(八白土星)の運気がどん底で、しかも八方ふさがり。Bクラスに低迷しそうです。

 昨年リーグ優勝の西武も苦しそうです。辻監督(六白金星)は運気上昇期ですが、参謀役の馬場コーチ(八白土星)の運気がどん底で八方ふさがりです。

 最下位はロッテとさせていただきました。井口監督(八白土星)は運気絶頂期ですが、本年は八方ふさがりのため運気が半減します。鳥越ヘッド(二黒土星)も運気が下降気味ですので、苦しい戦いとなりそうです。

 ◆監督の運勢から見たパ・リーグ順位予想◆

 1位 日本ハム

 2位 オリックス

 3位 楽天

 4位 ソフトバンク

 5位 西武

 6位 ロッテ

(デイリースポーツ)

 日本ハムファンには朗報も、ソフトバンクと西武の順位は疑問です。

2019年1月4日金曜日

栗山監督、清宮の五輪代表入り「30本ないとダメ」

 2年目のシーズンへ、日本ハム栗山監督が清宮へ大きな目標を設定した。「今年、しっかりやらないと侍ジャパンに選ばれない。そのためには、30本ないとダメだろう」。来年に迫った東京オリンピックで、野球は3大会、12年ぶりに復活が決まった。トップチームで代表未経験の清宮が出場するためには、ペナントレースでの飛躍的な活躍が重要になってくる。

 昨年12月、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、清宮を“個人面談”した。その場で、思いの丈をしっかりと伝えた。「1度、きちんと話しをしたかったから。チームが優勝するためには幸太郎の活躍は不可欠」と、今季は30本塁打を期待した上で「4番を取りにいって欲しい。それも、(中田)翔が元気なうちに取りにいかないとダメ」と、中田との激しい4番争いが、19歳の成長につながると見ている。

球界を代表するアーチスト育成へ。勝負の2年目が、いよいよ始まる。【中島宙恵】
(日刊スポーツ)

 そうか、今季の結果次第では、すべての選手に五輪代表入りのチャンスありか。

2019年1月3日木曜日

栗山英樹監督は観察し、信頼する。日本ハム8年目も未来を見据えて。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190102-00833096-number-base&p=2

 野手では5年目の渡邉諒が、シーズン中盤からセカンドのポジションをつかんだ。 
 栗山監督は二軍落ちを経験させながらも、辛抱強い起用で才能を芽吹かせた。
 Number Web

  今季は、渡邉諒の二塁手定着で、勝負強さを見せてもらいたい。