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松野博一官房長官が、所属する自民党安倍派の裏金疑惑に関する説明を拒んでいる。 定例の記者会見では、政府の立場で臨んでいることを理由に「ゼロ回答」を連発。官房長官として不祥事が発覚した閣僚らに説明責任を求めてきたこともあり、整合性が問われそうだ。 「この場は官房長官記者会見として行っており、お答えは差し控える」。松野氏は4日の会見で、自身が説明する必要性を指摘され、こう述べた。 安倍派の疑惑は、政治資金パーティー券収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、2022年までの5年間に1億円以上を裏金として所属議員に還流していたというもの。この間、約2年にわたり閥務を取り仕切る事務総長を務めた松野氏は「当事者」と言え、岸田文雄首相も2日に「政治団体の事情は、最もよく知る人間が説明していくのがあるべき姿だ」と述べていた。 ところが、松野氏は4日の会見で「政治団体の責任で事実関係を確認していく」「首相は党として対応していくと述べた」などとかわし続けた。自身に還流があったかを問われても、「個々の政治活動に政府の立場から言及することは控える」と説明を拒否した。 松野氏は、10月以降に続いた政務三役の辞任では「政治家として説明責任を果たすことが重要だ」と促してきたが、今回は、自身がいつどのような形で説明の場を設けるか明らかにしていない。 松野氏の後に安倍派事務総長を務めた西村康稔経済産業相と現職の高木毅国対委員長も4日、記者団の取材に詳細な説明を避けた。立憲民主党の泉健太代表は記者団に「当の本人たちが事実を語ることが最優先だ。松野氏は別の所で会見すればいい」と指摘した。
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説明責任を果たさない官房長官も終わりでしょうか。
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