◆米大リーグ カブス―ロッキーズ(1日・米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地・ロッキーズ戦で先発し、メジャーデビューした。鈴木誠也外野手(29)も「2番・指名打者」でスタメン出場。本拠地初登板となった今永は、6回2死まで無安打無失点投球を見せる快投を見せた。
午後1時20分開始のデーゲームながら、試合開始時の気温が6度という寒さの中、毛布をかぶって観戦するファンもいるほどだったが、半袖でメジャーデビューのマウンドに上がった初回。先頭の通算215本塁打のブラックマンを中飛に打ち取ると、続くロジャーズはスプリットで空振り三振、ジョーンズもこの回最速94・2マイル(約151・6キロ)内角直球で遊飛に打ち取るたった12球の3者凡退という好発進を切った。
2回はカブスで16年MVPに輝いた先頭のブライアントに三塁手強襲の当たり(記録は失策)で出塁を許して無死一塁。マクマーンにはファウルで粘られたが、13球目のスプリットで空振り三振を奪った。続くディアズは3球で三振に抑えて、声を張り上げ、トーバーも右飛に打ち取って走者を進めることはなかった。3回は、左飛、見逃し三振、中飛で3者凡退。味方の援護を待った。
両軍無得点の4回は、2番からの好打順だったが、1死から3、4バンのジョーンズ、ブライアントをともに最後は直球で2者連続三振。5回も先頭のマクマーンから3球で空振り三振を奪うなど、2死からも三振を奪ってこの試合8個目の三振で3者凡退だった。6回は簡単に2アウトを奪ったが、2死走者なしから3度目の対戦になった
1番ブラックマンに中前安打を許して、「ノーヒットノーラン」が止まった。それでも2死一、二塁から空振り三振を奪ってピンチを切り抜け、本塁は踏ませなかった。
今永は、DeNAからポスティングシステムを行使。4年総額5300万ドル(約77億4000万円)で、25年か26年に球団側が選択権を行使すれば、5年総額8000万ドル(約116億8000万円=ともに契約時のレート)となる大型契約でカブス入り。開幕4戦目で、本拠地開幕戦となる一戦の先発を託された。オープン戦では4試合に登板。2勝2敗の防御率5・68で、徐々に調子を上げていた。
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後アウト二つで勝ち投手。
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