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自民党を離党した世耕弘成前参院幹事長が、処分が決定する前、和歌山県内のある首長に対して、電話で「無所属で衆院選に出る」と話していたという。4月5日、関西テレビが報じている。 「参院のドンと言える世耕氏ですが、これまでも総理大臣を目指すうえで、衆院への “くら替え” を模索してきました。参院議員でも総理大臣になれますが、永田町では『解散のない参院議員が、解散権を行使できる首相になっていいのか』という考えが根強くありますからね。 とはいえ、和歌山県は二階俊博・元幹事長の地盤ですから、世耕氏のくら替えは厳しいと思っていました。二階氏の後継候補は、今のところ、三男の伸康氏とみられますが、仮に和歌山2区に2人が出るとしたら、“死闘” が予想される大注目選挙区になります」(政治担当記者) 世耕氏の今後はどうなるのか。政治部デスクがこう話す。 「世耕氏は今回、離党届が受理されたので、片道切符の除名と違い、復党の道は残っています。党執行部の思いとしては、次の参院選和歌山選挙区で、自民は対抗馬を出さないので無所属として戦ってもらい、勝てば復党を許すという筋書きでしょう。 しかし、二階氏の息子が自民公認として出馬する衆院・和歌山2区に無所属でくら替え出馬をすれば、世耕氏の行動は『反党行為』となり、復党の道は厳しくなるでしょう」 そして、衆院選へのくら替え出馬についてはこう話す。 「世耕氏が、和歌山の複数の首長に『次は無所属で衆院和歌山2区に出る』と言っていたという情報は、私どもの耳にも届きました。さらに、世耕氏に近い地元関係者からは、『2区に限定すれば、二階さんの息子の評判も悪いので、無理に出ても勝つことができる』と話していることも把握しています。 世耕氏としては、選挙の段階で岸田政権が変わっていれば、ゴリ押しで出ても復党の可能性はゼロでない、と踏んでいるのかもしれません。 ただ、自民党本部は『個人の利益を優先させた行動』とみなすので、たとえ選挙区で勝ったとしても、復党は相当厳しいはずです」 世耕氏衆院選出馬の報道に、ネットニュースのコメント欄には 《この流れで当選できると思ってるようなら麻痺している》 《二階の後継候補と世耕氏を落選させるのが国民の総意です。和歌山県民の懸命な判断を心から願いたいです》 《二階の後継候補と世耕の両方とも落とさないと和歌山2区の選挙区民の見識を疑われる》 など、強い批判が出ている。大勝負に出る世耕氏だが、行く末には大きな困難が待ち受けている。
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和歌山2区の有権者の判断次第でしょう。
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