ドジャースの大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、本拠でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。3打数無安打で連続試合安打は3試合でストップした。これで自己ワーストを更新する開幕から8試合、37打席ノーアーチとなった。しかし、チームは5-4でジャイアンツに競り勝ち、ナ・リーグ西地区単独首位をキープした。
チームは初回にフレディ・フリーマンの右前適時打で先制すると、3回には好調のムーキー・ベッツがナ・リーグ単独トップとなる5号ソロ。4回にはギャビン・ラックス、K・ヘルナンデスと下位打線が連続適時打を放ち3点を追加した。開幕から8試合連続5得点以上は球団新記録となった。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、打線好調なチームにおいて、新加入の大谷に本塁打が出ていないことに着目。「大谷翔平はドジャースでの静かな、しかし充実した開幕週を終えてスイングに集中している」との見出しで大谷の打撃について言及。3月30日のカージナルス戦の延長10回2死満塁で直球を打ち損じて遊飛に倒れた場面を取り上げつつ「彼はまだホームランを打っておらず、昨シーズンの終わりまでさかのぼると、彼のノーアーチ記録は17試合に伸びている」と紹介。44本塁打を放って本塁打王に輝いた昨季は14打席に1本の割合だったことも取り上げ「彼はスイングがやや合っていないように見える」とした。
同紙はアーロン・ベーツ打撃コーチの見解として、大谷に対して相手投手が慎重な攻めを見せているとも指摘。また、初めてのナ・リーグの投手についても学んでいる最中で、投球とバットの接点にズレが生じているともつづった。また、大谷は過去のシーズンでの最初の数カ月は今季より低い成績だったとし、ベーツ打撃コーチは「彼は少し調子が悪くてもヒットを打ち、四球を選び、多くのことをやってのける。それが彼の贅沢なところだ」とコメントした。
また、同紙は技術面で微調整が必要なことに触れつつ「もちろん、これら全ての背景には大谷が元通訳の水原一平氏を窃盗と賭博で告発したという、長引くグラウンド外のスキャンダルがある」と指摘。グラウンド外の問題も成績に影響しているとも伝えた。
しかし、同紙は大谷の打撃の状態を深刻なものとして捉えてはおらず「雷のようなスイングも、大きなドジャース初のホームランもない。しかし、大谷のスイングには、もうすぐ解き放たれるかもしれない多くのものがあると球団を楽観させるに十分なものだった」ともつづった。
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ノーアーチは、元通訳の問題が影響でしょうか。初見のナ・リーグの投手の好投にも慣れが必要でしょうか。
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