混戦が続くセ・リーグで、首位に位置する阪神は、5月19日のヤクルト戦に7-2で勝利し、3カード連続での勝ち越しを達成した。 甲子園で行われた3連戦の3戦目、1勝1敗で迎えたこの日、阪神先発の才木浩人が立ち上がりで失点を喫した。ヤクルト打線に3安打を浴び、四球での出塁や犠牲フライなどで2点を奪われる。だが、阪神もヤクルト先発の石川雅規を攻め、4回までで4点をあげ逆転に成功。中盤以降は互いのリリーフ陣が無失点に抑え、2点差のままゲームが進んだ。 そして、ホームの阪神が試合を決定付ける追加点を挙げる。8回裏、5番・渡邉諒のレフト前ヒットを皮切りに、ノイジーもこの日3本目の安打で続いた。その後、梅野隆太郎の打席での送りバントが、一塁手オスナの野選を誘い無死満塁に。阪神打線の勢いは止まらず、8番の木浪聖也がセンターオーバーの2点タイムリーを放ちリードを広げると、代打・原口文仁のライト前ヒットでさらに1点を加え5点差に。阪神が終盤の連打で畳みかけ、ゲームをものにしている。 主力打者の不振が囁かれてきた中、この試合では投手陣が踏ん張り、打線もつながったことでヤクルトを振り切った。良い形で白星を手にしたこのゲームでは、今季まだ出番が少ないながらも、流れを引き寄せたプレーヤーに対し球界OBから賛辞が贈られている。 投手コーチとして、阪神の2003年のリーグ優勝に貢献した佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を5月19日の試合後に更新。「見える良し悪し」2024年5月19日【 阪神 vs ヤクルト】 佐藤義則の眼」の中で、追加点につながるヒットを放った渡邉諒の存在感について語っている。 「今日は渡邉が良い仕事をしていた。下位打線の活躍が目立った」 佐藤氏は、8回の攻撃についてそう印象を述べた上で、今月15日に佐藤輝明と入れ替わる形で1軍昇格、公式戦出場を果たしている渡邉のプレーにも見解を示している。この日が今季3試合目のスタメンとなった背番号25に対し、「アウトにはなっているけど、すごいいいバッティングをしていると思う。ちゃんと右に打とうとしており、ボールも芯に当たっている」と打撃面を評した。 渡邉は昇格当日の中日戦で、即スタメン出場。そこから代打起用も含め、4試合連続で安打を記録している。佐藤氏は、「守備も出来ているし、打つほうでもヒットを打っている。今のところは(不振の佐藤と)入れ替えて大正解かな」とここまでの活躍を称え、「調子が悪くなるまでは渡邉のサード起用は続くのでは」と見通している。 このヤクルト戦の勝利で阪神は2位との差を1.5ゲームに広げた。新たに抜擢された選手が期待に応える活躍をみせ、昨季王者チームが勢いを取り戻しつつあるようだ。
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結果を出して、今後もスタメンまたは代打の切り札として活躍してもらいたい。試合の流れを変える長打に期待しています。
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