(ブルームバーグ): ヘイリー元国連大使はかつて、トランプ前米大統領を「完全に常軌を逸している」「落ちぶれている」などと評した。フロリダ州のデサンティス知事は、前大統領は自分に「従属する」なら最も「価値のない共和党員」でも受け入れるだろうと述べていた。
そして16日、彼らは、トランプ氏こそが次期大統領に最もふさわしい人物だと言った。
ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催されている共和党全国大会では、大統領選の党候補指名をトランプ氏と争っていたライバルたちが次々と登壇し、かつてあざけりの対象とした人物を支持して見せた。トランプ氏が堅く掌握している党内で、自分たちの将来を確保するために必要な、忠誠心を公に示すパフォーマンスだった。
この夜、トランプ氏は、バイデン大統領を打ち負かす挑戦をする上で、最も忠実な支持者層以外にも支持を広げるチャンスを得た。2016年大統領選で候補指名を争ったルビオ上院議員とクルーズ上院議員とともに、今回の指名争いの対抗馬も出席したことは、共和党がトランプ氏の完全な支配下にあることを示す明白な証しだった。
トランプ氏はここ数カ月、共和党全国委員会の共同委員長に義理の娘を据えるなど、その影響力を誇示してきた。
また、13日のトランプ氏暗殺未遂事件を受けての結束の呼びかけは、共和党へのものであり、国全体に対するものではないことも明確になった。ヘイリー氏は「私たちはより大きな存在であるときにより良い」と語り、より多くの有権者を共和党側に引き入れるよう呼びかけた。他の登壇者たちは、バイデン氏が不法移民や医療用麻薬「フェンタニル」といった問題を制御できていないと非難した。
「国のためにトランプ氏支持」
ヘイリー氏は当初、大会で演説する予定ではなかったが、同氏とトランプ氏の両チームがこの数日で調整した結果、演説を引き受けることに同意した。拍手とブーイングの中、ステージに上がったヘイリー氏は、トランプ氏が「団結」の名のもとに彼女を演説に招待したと伝えた。
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今回の暗殺未遂事件により、トランプが大統領になったら、世も末でしょう。
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