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◆米大リーグ タイガース4×―3ドジャース(14日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク) ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、前半戦最終戦の敵地・タイガース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、2戦連続のマルチ安打となる4打数2安打の活躍を見せた。前半戦は3試合を欠場したが、94試合に出場して370打数117安打の打率3割1分6厘、29本塁打、69打点、23盗塁で終えた。29本塁打はリーグトップで、打率3割1分6厘ターンは自己最高だ。 ドジャースは1点リードで9回を迎えたがサヨナラ負けし、2試合連続のサヨナラ負け。貯金は15となった。9回、5番手ラミレスが先頭に三塁打を浴びると代打・マロイに中前適時打を浴びて追いつかれ、その後はラミレスが2者連続バント処理でエラーをしてサヨナラ負けとなった。 前日にメジャー通算200号という節目の一発を放った大谷は1、2打席目は凡退。だが、ともに打球速度170キロ超えと、しっかり捉えた打球だった。すると、前田健太投手(36)と3年ぶりの対戦になった5回2死走者なしの3打席目に遊撃への内野安打。8回2死走者なしの4打席目は右前安打を放った。2戦連発となる30号ここ出なかったが、2試合連続マルチ安打で前半戦を締めくくった。 前半戦の大谷の働きぶりについてロバーツ監督は試合前に「彼は素晴らしい男だよ。私が期待していたとおりの才能がある。毎日見ることが出来て楽しいよ。彼がなんていい人間なのかも分かった。毎日楽しそうにやっている。彼は学ぶことに意欲的。世界中の野球界の顔にも関わらず、品良く毎日を過ごしている。そんな彼を毎日見ることが出来て私たちはとてもラッキーだ」とたたえていた。 前日9回に5点差を守れずサヨナラ負けで重苦しい空気となったドジャースだったが、初回にT・ヘルナンデス、パヘスの2者連続適時打などで3点を先制。前夜に獲得が発表されたばかりの新加入右腕・ハニーウェルが緊急先発ながら3回1安打無失点と仕事を果たした。2番手のヤーブローが2点を失ったが、その後は救援陣がつないで追加点は遠かったがリードを守った。だが、9回に追いつかれて2日連続のサヨナラ負けという悲劇に見舞われた。 タイガースの前田は、救援への配置転換後初登板。4回から3番手で登板すると、浴びた安打は大谷の内野安打1本だけで、3回3分の2を1安打無失点、5奪三振という快投を見せた。先発では16試合に登板して2勝5敗、防御率7・26と苦しみ、直近2登板は9、6失点と調子を落としていたが、「もちろん自分の成績がふがいないというか、自分のいいピッチングが出来ていないという結果が招いたと思うので、そこはもう何とか、結果を出して、いい状態に戻して先発に戻れるように一生懸命努力していくしかない」と話していた通りの力投で、逆転勝利を呼び込んだ。 16日(同17日)にはレンジャーズの本拠地テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドでオールスターゲームが行われ、日本人選手では大谷と、カブス・今永が参加。後半戦は、19日(同20)にスタートする。
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2日連続のサヨナラ負けは醜い。前田の好投が勝利につながった。
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