兵庫県の斎藤元彦知事が「企業などから贈答品を受け取っている」などとする元県職員からの内部告発を受け、県議会が百条委員会を設置する中、知事が一昨年9月に同県丹波市内の事業所を視察した際、この事業所が自社制作した木製のいすとサイドテーブルを持ち帰っていたことが、関係者への取材で分かった。 16日、県庁の定例会見で知事は丹波新聞社の質問に受領を認め、「知事室では使っていない」と答え、「知事や県庁が使うのは、産業振興のため。おねだりではない」と述べた。 2022年9月5、6日に行われた、知事が滞在し地域住民と交流しながら働く「ワーケーション知事室in丹波」時に視察した事業所での出来事。 事業所のウェブサイト(同年9月6日付)に「ぜひ知事室で使いたいと自社製のイスとサイドテーブルをお持ち帰りに」とある。知事との車座対話に臨んだ複数の参加者が「知事が、『これいいですね。ぜひ知事室で使いたい』とおねだりした」と証言する。いすとテーブルは非売品の備品だった。
本紙記者が会見で指摘したところ、視察や県産材の話をしたことは覚えていたものの、持ち帰ったことについては、「詳細は覚えていない。調べて答える」とした。その後、別の社の記者が所在の調査を要求。秘書が調べたところ、サイドテーブルは知事応接室にあり、いすは倉庫にあった。
さらに別の記者に、「県産材をPRする思いでもらいながら、知事は覚えていなかったのか」と問われると、「結果的に日々の業務で使っていて、適切」とかわした。また、「これからは受領、貸与のルール作りが大切」と述べた。
丹波新聞社が「知事から『PRに』と求められては断れない。半ば贈答の強要。県内各地で同様の事案があるのでは。点検を」と求めたのに対し、「大切な指摘を頂いた」と、自身の言動や振る舞いに注意する考えを示した。
「業務に関連する贈答品は受け取らないこと」とされている県の内規に抵触しないかどうかの認識を問う質問には答えなかった。
内部告発文書に同事案は記載されておらず、会見に出席していたメディア各社の注目を集めた。
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政治屋特有の自身に都合の悪いことは、記憶にないでは、元局長が浮かばれない。
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