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まさかのトラブルだ。体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子(19=順大)が18日、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱することが関係者への取材でわかった。1964年東京五輪以来、60年ぶりの五輪団体メダルを目指す女子代表をけん引するエースの異常事態に、周囲も困惑しきりだ。 複数の関係者によると、喫煙の疑惑が浮上。20歳未満の喫煙は法律で禁止されており、日本協会側も苦肉の策を強いられることになった。ある体操関係者は「今回の事案が本当だったら今後の競技人生も危うくなってしまうのでは」と表情を曇らせた。 京都府出身の宮田は中学3年の秋に福井・鯖江に体操留学。鯖江高進学後は田野辺満監督と、元日本協会の副会長で昨年10月に81歳で亡くなった小竹英雄さんの指導のもとで進化を遂げた。地元関係者は「中学時代の宮田はやんちゃなところもあったので、体操にもムラがあった」と回想。天性の脚力を生かした演技は高い評判を誇る一方で、メンタル面の課題が顕著だった。当時について宮田も多くを語ることはなかったが、田野辺監督と小竹さんの根気強い指導のもと、日本のエースに成長。宮田も「自分の体操人生を変えてくれた場所」と感謝の言葉を口にしていた。 4月の全日本選手権で初優勝を果たすと、5月のNHK杯では3連覇を達成。女子体操界の絶対的存在に成長した。当の本人もエースの自覚をにじませており、以前の本紙インタビューでは「私が日本に必要だというところを見せるのが一番大事。エースにふさわしいと思ってもらいたいし、エースとして五輪でみんなを引っ張りたい」と意欲十分。不退転の覚悟を示していたが、衝撃の事態となってしまった。 今後、日本協会と順大が事実確認する方針だが、パリ五輪への出場は現時点で不透明だという。悲願達成に向けて「周りに頼ってほしい思いもあるし、自信があればみんなを引っ張っていくことができる」とも語っていた宮田。このまま花の都への挑戦が終わってしまうのだろうか。
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未成年者の喫煙で、五輪に出場できないとすれば、あまりに酷な処分でしょう。軽微な非行で懲戒免職になるようなもの。
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