クーデターにより軍の統治下に置かれたミャンマーでは、市民らによる抗議活動が続いています。軍は排除の姿勢を崩しませんが、抗議の動きは収まる気配がありません。
軍によるクーデターから15日で2週間。連日、ミャンマー各地で大規模な抗議デモが行われています。これに対し、軍側は強制排除の構えで臨んでいます。市民に威嚇射撃する様子もたびたび確認されています。 さらに、軍は、外出禁止にしている夜間を狙い、抗議活動をする市民らを拘束。9日の夜にはアウン・サン・スー・チー氏が率いるNLD(=国民民主連盟)の本部を強制捜査するなど、弾圧を強めています。 現地は今どうなっているのか。国際線の乗り入れが制限されている中、取材班が向かったのは、タイとミャンマーの国境地帯です。ミャンマー側の町・ミャワディは一見、穏やかに見えます。しかし、連帯を示すためか、中にはスー・チー氏が率いる政党の旗を掲げる民家も。さらに、鍋をたたくことで抗議の意思を示す人の姿や、抗議デモをする様子も確認できました。 ミャンマーの人に川越しに話を聞くと、軍への不満が噴き出しました。 ミャンマー・ミャワディ市民「軍が次々と市民を拘束していて怖い」「怒りしかない。軍は権力を持つべきではない」「私たちの母なるスー・チー氏を解放してほしい。全てのミャンマーの人が自由と民主主義を求めている」 全土に確実に広がっている抗議の思い。スー・チー氏は15日、身柄の拘束期限を迎えます。軍が厳しい処分などを下せば抗議活動がさらに激化し、一気に緊張感が高まる可能性がありそうです。(日本テレビニュース)
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国民が支持しない軍事政権への抗議が止まらない。自由と民主主義の言葉は重い。
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