配信
陸上自衛隊の第8師団長ら10人が搭乗したヘリコプターが、沖縄県・宮古島付近で行方不明になった事故。捜索が難航している背景には、複雑な海底地形や海流の影響がある。
沖縄県を管轄する陸上自衛隊第15旅団(那覇市)の杉村繁実・副旅団長は10日、宮古島市役所に座喜味(ざきみ)一幸市長を訪ね、捜索状況を報告した。非公開の面会後、取材に応じた座喜味市長によると、杉村副旅団長は難航している理由について、「海底の起伏が複雑で、潮流が難しい」と説明。捜索範囲を広げる方針も示したという。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、伊良部島北側の海域は水深100メートルほどだ。しかし、島から離れるにつれて200メートルから400メートルまで急激に深くなり、崖のような地形をしている。
東海大の山田吉彦教授(海洋政策)によると、現場周辺は複数の島が集まる場所で、北上する黒潮の本流から分かれた海流が島と島の間に流れ込み、強い流れとなるという。
一方、伊良部漁協の伊良波宏紀組合長(48)は、事故翌日の7日から8日にかけて海が荒れたことが捜索の難航につながったと指摘する。南風が北風に急変するこの時期特有の季節風で、地元では「ニガツマーイ」と呼ばれているという。
**************************************************************
いつになったら、海底の残骸を発見・回収できるのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿