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「中日2-1阪神」(23日、バンテリンドーム) 阪神は散発5安打で逆転負け。“鬼門”バンテリンドームで中日に1勝2敗と負け越し、再び首位から陥落した。岡田彰布監督(65)は3連戦で計4得点に終わった打線の組み替えを示唆。大山や佐藤輝らの奮起を求めた。25日からは甲子園に戻って巨人と3連戦。“伝統の一戦”で出直しを図る。 左翼席に陣取る虎党から悲鳴と同時にため息が漏れた。1-2の九回、守護神のマルティネスから1死一、二塁のチャンスを作ったが、梅野が二ゴロ併殺。試合後、スーツに着替えた岡田監督は究極の“スミ1負け”を淡々と受け止めた。 「こういうゲームというのは大体こうなるよな。楽に勝てるようなゲームじゃないからな。こういうゲーム展開になってきたらな」 嫌な予感が的中してしまった。初回、近本の初球先頭打者アーチが飛び出して以降、スコアボードに「0」が並ぶ。試合終盤、3イニング連続で得点圏へ走者を進めたが、あと一本が出ない。打率1割台と不調の梅野に2度好機が回るなど、巡り合わせも悪かった。 5年連続負け越し中の鬼門・名古屋で1勝2敗。再び首位陥落となったが、岡田監督の表情に悲壮感はない。19試合目でセ・リーグ全5球団との対戦が一回りし、10勝8敗1分けの成績に及第点を与えた。 「チーム状況からいくと、まだええ方ちゃう。そら去年勝ち星ないピッチャーが勝ってるからこの成績あると思うよ。村上にしろ、大竹にしろ」 エース・青柳の不調、守護神・湯浅の離脱など想定外のアクシデントに見舞われながらも、昨季0勝の大竹、村上ら新戦力が台頭。投手陣が踏ん張る中、チームが上昇気流に乗るためには「そら打線や。(打率)1割台とかあまりにも悪すぎるやん」と指摘する。 「クリーンアップ打つもんがな、得点源やから」。ストライクボールの判定から調子を崩しつつある3番・ノイジーを心配しつつ、大山、佐藤輝の爆発に期待。さらに打線の組み替えも示唆した。「そら変えなあかん。変えていくっていうか、打つもんがおれへんやんか。打つもんを探さなあかん」。6番を打つ井上を含めて、調子のいい選手を積極起用する方針を強調した。 名古屋駅では群がるファンから「監督、頑張ってください!」と激励を受けた。期待は伝わっている。25日から今季初となる甲子園での伝統の一戦。チームを立て直し、永遠のライバルを迎え撃つ。 ◆あ~鬼門で負け越し バンテリンドームのシーズン初カードは4年連続で負け越し。シーズン勝敗成績は17年の勝ち越しを最後に昨季まで5年連続負け越しだ。なお、第1次岡田政権のシーズン勝敗は04=2勝12敗、05年=6勝5敗、06年=1勝10敗、07年=7勝5敗、08年=7勝4敗1分け。同球場での球団通算成績は111勝197敗7分けで勝率.360となった。
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鬼門、貧打を何とかしないと。
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