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◇セ・リーグ 阪神4-1巨人(2023年4月13日 東京D) 阪神・岡田監督が阪神監督として史上4人目の通算400勝に到達した。節目の1勝は用兵、采配がことごとく当たる会心の白星。開幕から不動の5番ながら不振の佐藤輝、調子が下降気味の森下を先発から外し、3番に渡辺諒を置き、ノイジーは3番から5番へ動かした。 「(佐藤輝は)結果が出なかったらしょうがない。理想と現実は違う。(渡辺諒は)3番の方が楽に打てるやろ。チャンスになったら(5番の)ノイジーに任そうと思ってた」 新打線が機能した。2回はノイジーの2戦連発で先制し、4回は渡辺諒の左越えソロで決勝点を奪った。渡辺諒は体調不良のため7日から「特例2023」の適用で一時離脱。「左(投手)の時は使おうと思ってた」と以前から温めていたプランを再昇格即日に実行した。昨秋キャンプから準備させていた三塁守備でも6回1死一、二塁の窮地で三直を好捕し、攻守で光った。 森下に代えて右翼に入れた板山も2回無死一、三塁で門脇の右前適時打を三塁へワンバウンドの好返球。一塁走者の三進を阻止し、「あのプレーが一番大きい」と称賛した。 終盤もタクトは健在。前夜、7回完全の村上から引き継いで同点被弾した石井を同じ8回、同じ岡本和から始まる打順で投入した。「ピッチングコーチは加治屋と言ったけど、石井でいくと。今日やり返そうて」。中飛で雪辱し、新セットアッパーとしての起用は実った。「あっ、そう。分からんよ、そんなん。別にええやん」。積み重ねた400勝には素っ気なくても、宿敵から奪取した価値ある1勝に手応えがにじんだ。(遠藤 礼) 【データ】阪神が今季7勝目で、岡田監督は阪神監督として通算400勝に到達。97年の吉田監督以来4人目で、729試合目は54年松木監督の711試合に次ぐ2番目の早さ。なお岡田監督は10~12年にオリックスを指揮しており、通算の監督成績では588勝524敗40分け。プロ野球史上25人目の600勝が目前だ。
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期待に応える大活躍はお見事です。サトテルはしばらく代打起用でしょうか。
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