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「日本ハム0-1阪神」(11日、エスコンフィールド) スタンドに日本ハム時代のネームタオルも揺れる中、“古巣撃ち”で勝負を決めた。阪神・渡辺諒内野手が唯一の得点をもたらす決勝適時打。「せっかく北海道まで阪神ファンが見に来てくれたので、3連敗はできない」と強い思いを込めたスイングが、勝利に直結した。 スタメン「6番・三塁」で今カード初出場を果たすと、いきなりビッグチャンスに恵まれた。二回1死三塁、スライダーを見逃した後の2球目だ。150キロの外角直球をはじき返し、二遊間を破って先制点を挙げた。 「江越さんが昨日、おととい打ってたので、すごいプレッシャーを感じながら打席に立ちました」。トレード相手の活躍が脳裏に残る中、日本ハム在籍時に名付けられた『直球破壊王子』の健在ぶりを示した。日本ハムとはオープン戦でも対戦し、2月26日(名護)に1発、3月11日(甲子園)にマルチ安打。強烈な“恩返し”を北の大地でも続けた。 セ・パ両リーグに身を置いて、「やっぱり速球派のピッチャーがパ・リーグは多いですよね。それに対してセ・リーグは変化球、シュートやカットを使う先発が多いかな。中継ぎもね」と違いを実感している。かつてのチームメートと戦う交流戦、「割り切って楽しみながらできたら」とエスコンフィールドに乗り込んだ。初戦の練習中には一塁ベンチで旧交を温めて、新庄監督にもあいさつ。「積極的にいくことが重要だから」と昨季も向けられたアドバイスを、改めて授かった。 1打席目に結果を残したが、得点圏に走者を置いた五回と七回はいずれも凡退した。「そこは反省しなくちゃいけない部分。また帰ってから気を引き締めてやっていけたら」。今の職場である甲子園でも、パの猛者相手に仕事を果たす。 ◆渡辺諒の古巣撃ち 渡辺諒の今季日本ハム戦はオープン戦を含め打率・357(14打数5安打)、1本塁打、2打点に。初対決だった2月26日のオープン戦ではソロ本塁打を放つなど4打数2安打1打点。3月10日は2打数無安打だったが、翌11日に4打数2安打。そしてこの日も先制の決勝タイムリーを放ち古巣に“恩返し打”を披露した。
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1打席目で結果を出したことが全てでしょう。
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