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三菱UFJ銀行やりそな銀行など11の金融機関で10日、他行宛ての振り込みができない事態となり、全国銀行協会傘下で銀行間の資金決済を担う「全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」(東京)は、システムに不具合が発生したと発表した。 復旧については、めどが立っておらず、早くても11日以降になる。 全銀ネットによると、10日午前8時半以降に受け付けた約140万件の振り込みに影響があった。このうち約100万件は代替手段を用いて処理したが、残る約40万件については11日の対応になるという。 全銀システムで一般利用者に影響が出る障害は、1973年の稼働以降で初めて。7~9日に実施した中継コンピューターのプログラム更新の際に不具合が出たとみられる。全銀ネットは詳しい原因を調査中で、復旧に向けて作業を急ぐとともに、代替手段の活用で影響を最小限にすることを目指す。 11行では、他行への振り込みなどができないことに加え、他行からの送金にも支障が出ている。自行内の口座への振り込みには影響が出ていないという。 このほか、ゆうちょ銀行でも10日、インターネットバンキングなどのサービスが午前8時ごろから不具合で利用できなくなった。ただ午後に入り、「ゆうちょダイレクト」とスマートフォン決済「ゆうちょPay」がそれぞれ復旧。「ゆうちょ通帳アプリ」のみ不具合が続いており、復旧作業を進めている。
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社会的インフラのシステム障害はダメでしょう。
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