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モビリティリゾートもてぎで行なわれたMotoGP第14戦日本GP。MotoGPクラスの決勝ではプラマックのホルヘ・マルティンが優勝し、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが2位、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが3位表彰台を獲得した。 決勝後に行なわれたトップ3記者会見では、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが、移籍が噂されるレプソル・ホンダのマルク・マルケスに向かって「バイバイ、ホンダ」とちょっかいを出した。 MotoGP日本GPは決勝スタート直前から振り始めた雨によって赤旗中断。結果的に想定周回数の半分となる12周でレース終了となり、プラマックのホルヘ・マルティンが優勝し、バニャイヤが2位、マルケスが3位となった。 マルケスは350日前の2022年10月16日に開催されたオーストラリアGPの2位以来、約1年ぶりの表彰台となった。 レース後の記者会見では、表彰台に上った3人に司会者から質問が投げかけられ、それが終わると、会場にいたジャーナリストとの質疑応答が行なわれた。 まず質問が向けられたのはマルケス。今回のレースがホンダでの将来に与える影響を訊かれ、満面の笑みを浮かべながら次のように答えた。 「今回の表彰台やインドでのレース、ミサノやカタルニアは関係ないよ」 「僕はクレバーなメンタリティを持っているし、何をすべきか分かっている。今日言えることは、ロマンティックな表彰台だったということだ」 マルケスがそう言い終えると、バニャイヤが「バイバイ、ホンダ」と呟いた。 それに対してマルケスが「いやいや! どうしてそんなこと言うんだ?」とマルケスが切り返すと、バニャイヤは発言を短く説明した。 「いや何と言うか、分からないけど、キスの時間だ。バレンティーノ(ロッシ)みたいにね」 ふたりの会話は次の質問によって遮られてしまった。バニャイヤはマルケスとロッシの対立関係について話したとも考えられるが、実際に彼が話していたのは、2003年にロッシがホンダを去ったことについてだった。 ロッシはホンダで4年を過ごし、2004年からヤマハへ移籍。新天地での初レースとなった南アフリカGPではホンダのマックス・ビアッジと大バトルの末に優勝を飾り、彼がバイクのフェアリングにキスをするシーンは現在も語り継がれている。 マルケスは日本GPで約1年ぶりの表彰台を獲得したものの、昨今のホンダ陣営のパフォーマンス不足から、他陣営への移籍が取り沙汰されており、中でも弟アレックス・マルケスが所属するドゥカティ陣営のグレシーニが移籍先の最有力だとされている。 記者会見でマルケスは、日本GPの結果が彼の将来に影響を与えることはないとしたものの、ドゥカティでマネージングディレクターを務めるジジ・ダッリーニャはマルケスが「ホンダを離れ、ドゥカティマシンに乗ることを非公式に認めた」とSkyTVに語っており、噂が現実味を帯びてきた。 マルケスのグレシーニ加入が実現すれば、ディフェンディングチャンピオンであるバニャイヤとしても、新たな脅威になることだろう。 今季のバニャイヤはサテライト所属のマルティンにランキングで急接近を許しており、首位バニャイヤと2番手マルティンの差は6戦を残してわずか3ポイント差となっている状況。そこにマルケスが加われば、ドゥカティ内での“共食い”が加速することとなる。 ダッリーニャはマルケスを歓迎する一方で、「色々な理由で扱いにくいライダー」だとしており、ドゥカティ内の“均衡”が崩れることを恐れている。
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昨日は雨で表彰台のマルケス、勝てないホンダから移籍でしょうか。
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