【上海=三塚聖平】中国の習近平国家主席は31日、新年を迎えるにあたって恒例のテレビ演説を行い、台湾に関し「祖国の統一は歴史的な必然だ」と述べた上で「(中台)両岸の同胞は手を携えて心を合わせ、民族復興という偉大な栄光を分かち合わなければならない」と訴えた。1月13日に行われる台湾の総統選を目前に控え、「統一」への決意を改めて表明した形だ。
習氏は、香港に関しても「国家発展の大局により良く融合する中で、長期的な繁栄や安定を保てるよう引き続き支持する必要がある」との考えを示した。香港と中国本土との経済分野などにおける融合をさらに進めていくとみられる。
また、2024年に中国の建国から75年を迎えることに触れ、「中国式現代化を揺るがずに推し進めなければならない」と強調した。「中国式現代化」は習氏が唱える欧米とは異なる中国独自の発展モデル。習政権は、従来のように経済的な優位性を強調するだけではなく、独自の価値観を強く主張するようになっており、そうした動きが今後も続く見通しだ。
習氏は、国際社会に対し「人類運命共同体の構築を推進し、ますます素晴らしい世界を作り上げたい」とも呼び掛けた。
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唯一の救いがあるとすれば、国民はバカではない、でしょうか。
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