1月14日、能登半島地震の被災地を訪問した岸田文雄首相。自衛隊のヘリコプターで被害が大きかった輪島、珠洲両市を上空から視察。避難所では正座をして被災者から意見を聞き、金沢市の県庁では馳浩知事らと対応を協議した。 しかし、現地では、歓迎の声ばかりではなかったようだ。毎日新聞は同日、市内の60代女性のコメントとして「わずかな時間、1階をのぞいただけでヘリコプターで帰っていった」との証言を掲載。この女性は「裏金問題もある中でのパフォーマンスではないか」と手厳しい。 そうしたなか、岸田首相は被災者支援のため、2023年度の予備費から新たに1000億円超の支出をすると、現地の囲み取材で明かした。 「政府は9日の閣議で、被災地支援のため、予備費から47億4000万円を支出することを決めています。しかし、同時期にウクライナを訪問した上川陽子外相が、同国に日本円で57億円を支援することを表明、被災者への支援額が見劣りすることに『なぜそんなに冷たい対応なのか』と批判されました。 それもあり、岸田首相は予備費第2弾として、1000億円を上回る規模の支援を表明したわけです。さらに、『予算の制約により、震災対応をちゅうちょすることがあってはならない』として、予備費を5000億円から1兆円に倍増すると宣言したのです」(政治担当記者) とはいえ、発災から2週間たっての表明に、「遅すぎる」との声が各所から飛び出している。ジャーナリストの池上彰氏も、15日放送の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)で「スピード感を持ってほしいですね」と苦言を呈している。 ニュースサイトのコメント欄にも、 《支出をわざわざ被災地で発表するのはパフォーマンスだよなあ》 《国内の災害なのだから、わざわざ現地に行くまで待って表明しなくとも、もっと早い段階で表明していれば現地の人の不安も少なくなろう》 《何故こういう具合に、小出し小出しにするのだろうか? まるで小出しにして国民の反応を伺っているようだ。支持率が上がらなければまたちょっと小出しに追加するみたいに》 などの声があふれた。 避難所となっている輪島中学校で、避難者に対して「みなさまの未来に向けて、希望が持てるよう努力する」と伝えた岸田首相。SNSでは、《努力だけ?》《じゃあ首相もやめて》といった批判が集まっているが、ようやく本格化してきた復興に向け、とにもかくにも素早い対応を期待したい。
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心がないから、口先だけのつまらない発言でしょうか。努力するではなく、被災者の生活を守る、でしょう。
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