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東北新幹線と上越・北陸新幹線の一部区間が終日、運転を見合わせる事態となった23日の架線トラブルによる停電。線路上に停車した新幹線の乗客は徒歩での退避を余儀なくされ、東京駅では多くの利用客が足止めされるなど、混乱が広がった。 JR東日本によると、架線トラブルがあったのは、さいたま市中央区の埼京線北与野駅近く。架線が垂れ下がり復旧作業を行ったが、作業員が感電し搬送されるなど「2次被害」も発生した。 同市内を走行中だった北陸新幹線は、停電により停車。乗客はJR東の係員に誘導され、線路上を徒歩で避難した。 金沢から千葉への出張で乗車していた会社員、森本昴佑さん(29)はトラブルの原因とみられる「ドーンという花火を打ち上げたような音」を聞いた。「車内は落ち着いていたが、電話をしている会社員を多く見かけた」と話した。 運転見合わせの影響で、東京駅の新幹線乗り換え口にはスーツケースなどを持った利用客とみられる人々があふれた。駅員らは在来線への振り替え案内や現場の説明を行っていたが、チケット売り場の窓口には行列ができていた。 神奈川県小田原市で仕事を終え、帰る途中だった仙台市の会社員の40代男性は「もう3時間待っているが、こんなに長くなるとは思わなかった」。翌日の法事のために秋田へ向かう予定だった千葉市の主婦(73)は「もう3時間以上待っている。電話で娘から『やめたら?』って言われているが、礼服も送ってしまっているし…」と、悩ましそうに語った。 音楽専門学校で授業をするため、宮城県に向かう予定だった相模原市の調律師、高橋浩さん(71)は「授業は明日で、生徒も20人弱いるので休講にはできない。(現地で)ホテルも予約しているが…」と、不安げに話した。
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年明けから受難続きです。非接触で電気を送れないものでしょうか。
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