【日本ハム】大谷、開幕勝ってダル超え！２０歳８か月チーム３番目の若さ

　大谷がダルビッシュを超える。２０歳８か月で臨む開幕マウンドだが、勝利を挙げれば津野浩が１９８５、８６年に１９歳８か月、２０歳７か月で勝利して以来、球団では３番目の若さとなる。

　「満員の中で投げられるのはすごく幸せ。喜んでもらえるように、何とか勝ちたい」。ただ、難しさも理解している。０７年に同じく高卒３年目で開幕投手を務めたダルビッシュは、満塁弾を浴びるなど６回４失点で沈んだ。「あれだけすごい投手でも最初は難しいということ。しっかりと締めていきたい」と気合を入れた。

　楽天の先発は則本。侍ジャパンの同僚でもあるリーグを代表する右腕とは、初対戦となる。「楽しみ。なかなか点が取れないと思うので一人一人しっかり抑える」と、自分の投球でチームに流れをもたらしたいとした。

　この日はブルペンで約３０球を投げ最終調整を行った。栗山監督は「とにかく（圧倒的な）姿を見せろ」とゲキ。これに大谷は「自分の持っているものを１イニングずつ出して、責任感を持って投げたい」と答えた。二刀流３年目。まっさらなマウンドから背番号１１が新たな伝説を作り出していく。（後藤　亮太）
（スポーツ報知）