中継を担当したのはテレビ朝日。地上波初という「最新技術」を導入しての放送だったが、賛否分かれる結果となった。
■弾道計測器「トラックマン」
18時からの中継が始まると、まず飛び込んできた文字は「地上波初導入『最新技術』で数値化」というテロップだった。
この最新技術とは、本塁ベース後方に設置された弾道計測器「トラックマン」を指す。ボールをレーダーで追尾し、打者であれば「打球速度」「打球角度」「飛距離」を、投手では「初速」「回転数」「SPV(球速あたりの回転数)」を計測できる。
中継は、これらの計測データを中心に「ロジカル」視点に寄った実況・解説で進んだ。
例えば4回裏、DeNA・筒香嘉智選手がライトに本塁打を放った際は、こんな具合だ。
実況「打球速度が165キロで打球角度が28度。メジャーでホームランになっている打球速度の平均値は166キロですから、だいたいそれと同じですね」
解説・古田敦也氏「平均値ぐらいのスピードなんですが、平均値なので引っ張ったほうが明らかに早い。だから流し打ちで平均値を出せるのは相当速い」
石井一久氏からも「一言」
地上波初の試みとなった「トラックマン」導入だが、インターネット上での評価は真っ二つに分かれた。
「オールスター良かったトラックマンっていう計測器に興味湧いたよ」
「オールスターという注目度の高い全国放送でトラックマンを導入したテレ朝有能 新しい野球の見方を視聴者に提案してる」
と、肯定的な意見が多くあがった一方、
「回転数とか連呼してうっとおしい解説だったな」
「源田壮亮もルーキーなのにずっとトラックマンの話で名前すら言ってくれませんでしたね」
「テレ朝のトラックマンの表示と押し売りがいちいちうざい」
と、非難する向きも少なくなかった。
「プロ」の目にはどう映ったのか。野球解説者の石井一久氏は14日、自身のツイッターで
「回転数の話より、千賀と鈴木誠也の対決みたい」
といった「要望」をつづっている。
ソフトバンク・千賀滉大投手と、カープ・鈴木誠也選手の対決は2回裏だった。この日初打席を迎えた鈴木選手。実況・解説陣は、千賀、カブス・上原浩治の両投手の「SPV」比較で盛り上がり、打席に入っても選手紹介は一切ない。鈴木が3球目を打ち外野フライに終わった際、「センターライナー、正面です」と触れられただけだった。
第2戦は15日18時から、ZOZOマリンスタジアム(千葉市)で行われる。地上波では第1戦と同じくテレビ朝日が中継を担当する。
(J-CASTニュース)
確かにトラックマンうざい。
実況、解説で伝えるべきことが沢山あるだろう。
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