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2017年7月3日月曜日

MotoGPドイツGP決勝:マルケスが8年連続ポール・トゥ・ウイン。サテライトのフォルガーが母国で初表彰台

 MotoGP第9戦ドイツGP、MotoGPクラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは曇り空の下、気温18度、路面温度26度のドライコンディションで争われた。

 マルケスはポールポジションからレースをリードするが、序盤からトップグループに加わったジョナス・フォルガー(ヤマハ)が6周目の12コーナーでマルケスを交わしてトップに立つ。序盤はフォルガー、マルケス、ダニ・ペドロサ(ホンダ)の3人がトップ集団を形成したが、9周目付近からフォルガーとマルケスの一騎打ちとなり、11周目にマルケスがトップを奪還。フォルガーが僅差で追う展開が続いていく。

 フォルガーはマルケスの背後にぴたりとつけて終盤まで周回を重ねたが、残り3周となった1コーナーでややワイドラインとなり、この間にマルケスとの差が一気に1秒以上に開く。さらにマルケスはこの周に自己ベストを更新、その差は残り1周で2秒以上に開き、マルケスがそのままトップでチェッカーを受けた。マルケスはMotoGPクラスで5連勝とザクセンリンクでの連勝記録を更新した。2010年の125ccクラス以降、Moto2、MotoGPクラスを含めて8連勝となる。

 フォルガーはホームレースでMotoGPクラス初表彰台を獲得。新レコードとなるレース中のファステストラップも記録した。ペドロサは単独3番手での走行となったが、序盤のリードを守り、今シーズン5回目の表彰台を獲得した。

 4番手以下は序盤から接戦の戦いとなり、序盤は10番手前後を走行しながら、周回を重ねるごとにポジションを上げたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が4位に入賞。コンマ727秒差の5位にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が続いた。

 6位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、7位にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、8位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、9位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)、10位にカル・クラッチロー(ホンダ)が入賞。

 ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)はスタート直後はトップ集団に加わったがものの、次第に順位を落とし、11位でフィニッシュ。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)も序盤は上位に付けたが、中盤以降ポジションを落とし12位でゴール。、ポル・エスパルガロ(KTM)が13位、ブラドリー・スミス(KTM)は14位、ジャック・ミラー(ホンダ)が15位に入賞した。

 ワイルドカード参戦のミカ・カーリョ(KTM)は16位でゴール。17位にカレル・アブラハム(ドゥカティ)、18位にティト・ラバット(ホンダ)、19位にロリス・バズ(ドゥカティ)、20位にスコット・レディング(ドゥカティ)、21位にアレックス・リンス(スズキ)の順で続いた。

 アンドレア・イアンノーネ(スズキ)は12番手走行中の25周目の12コーナーで転倒リタイア、サム・ロウズ(アプリリア)は13周目に転倒リタイア。エクトル・バルベラ(ドゥカティ)はジャンプスタートのペナルティを取られたが、ペナルティを消化せずに周回を重ねたためブラックフラッグを振られ、失格となった。

 優勝したマルケスがランキングトップに浮上。5ポイント差のランキング2位にビニャーレス、ビニャーレスと1ポイント差のランキング3位にドビジオーゾ、ドビジオーゾと4ポイント差のランキング4位にロッシという順で前半戦を終了。約1か月のサマーブレイクを経て、8月6日決勝の第10戦チェコGPから後半戦がスタートすることになる。
[オートスポーツweb ]

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