中古車販売大手ビッグモーター(東京)の兼重宏行社長が、保険金不正請求問題の報道を巡り、全店の店長に宛ててメディア批判を展開していることが20日、わかった。関係者が、兼重氏が19日に配信したLINEの文書を産経新聞に明らかにした。今回の不正請求問題の報道を「世間の関心を集めるため」などとして、強い不満を示している。
入手した文書によると兼重氏は「メディアの常として、全社員の2%に満たない一部のBP(板金塗装)社員の過去の不祥事でも、世間の関心を集めるために、会社全体の組織ぐるみだと決めつけて報道しています」と批判した。
さらに「特に、今回の件には一切関係ない、店舗とサービス工場の写真を使って、記事、動画を流しています」とメディアの報道のあり方にも踏み込んで憤りをつづっている。
ビッグモーターは18日にホームページ上で、外部専門家から構成される特別調査委員会による調査結果の全文を公表。不正を認めて謝罪した。顧客対応や再発防止策を掲載。経営責任として兼重氏をはじめ、副社長、専務らの報酬を返上する方針を示した。
特別委は経営陣が不合理な営業目標を設定し、工場長らが不正に手を染めたと指摘した。今回の問題について、同社は記者会見を開いておらず、説明責任を問う声も出ている。
産経新聞はビッグモーターに電話やメールで、兼重氏が全店長に宛てたとする文書について事実関係を確認しているが、同社からの回答はまだない。
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保険金不正請求などの重大性を理解していないのでしょうか。
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