パリオリンピックの陸上は11日、女子マラソンが行われ、トラックの5000メートル、1万メートルでそれぞれ銅メダルを獲得しているオランダのシファン・ハッサン(31)が金メダルを獲得した。前回東京大会では5000メートルと1万メートルで金メダル、1500メートルで銅メダルを獲得しているハッサン。2大会で金3個、銅3個を獲得した超人に、X(旧ツイッター)上では「こんな人過去にいた?」「化け物みたいな体力、脚力」「鉄人」「ヤバすぎ」といった驚きの声が相次いだ。
ハッサンはゴール近くで一気にトップに踊り出て、2時間22分55秒でゴール。五輪記録を更新した。ハッサンのレース運びには「怖いくらい冷静」「最後強かった」「中距離競技のせめぎ合いみたい」という投稿があった。
エチオピア生まれのハッサンは、15歳の時に母親が飛行機に乗せてオランダに亡命。難民として認められ、2013年にオランダ国籍を手に入れた。現在は学生でもある。ハッサンは「自分の国はどこか、自分でもわからないことがある」と明かしつつ、「いずれにしろ私はオランダ人だと感じている」と話す。走ることはハッサンにとってリラックスするための手段だ。そんなハッサンの生い立ちに「走りながら勉強してたのも凄い」「苦労人」という感想もあった。
ちなみに、チェコスロバキア(当時)のエミール・ザトペックは1952年のヘルシンキ大会で、ハッサンと同じ3種目で「金」を獲得。「人間機関車」の異名で知られている。ハッサンも競技者として優勝し始めたころに、ザトペックを知った。ザトペックに関する映画を見て、「彼の大ファンになった。まさか彼のようになれるとは思ってもいなかった」とも話している。
***************************************************************
数日で62.195キロの走りは鉄人でしょう。マラソン中継の下手さには閉口します。ツールドフランス並みの選手の背中を映すのは如何なものでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿