◆パリ五輪 第16日 ▽スポーツクライミング(10日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場)
女子複合(ボルダーとリード)の決勝が行われ、初出場で昨年世界選手権銅メダルの森秋彩(茨城県連盟)は4位。前回東京五輪の2位・野中生萌、3位・野口啓代に続き、日本女子2大会連続の表彰台はならなかった。ボルダーで7位と大きく出遅れるも、得意のリードで「完登」まであと一歩まで到達し、トップの96・1得点を獲得。最後まで持ち味は発揮した。
最初のボルダーで、154センチの森は1完登のみにとどまり8人中7位と出遅れ。表彰台までは20点以上の差が開いた。森自身は「体格というか、技術とかパワーがなかっただけだと思う。全くそんな身長のせいにはしてない。対応力が足りなかった」と反省した。
Xではボルダーの課題について「設定が不公平」「スタート地点にさえたどりつけてない」などの声が挙がった中、日本代表の安井博志コーチは「(スラブ=緩傾斜の課題は)ホールド感広めでした。全体的に距離感はこの大会広めで、森にとっては相当厳しいものだったかなと思う」。ボルダー課題はどんどん男子寄りに変化してきていると分析し、「運動能力を試されるものが増えてきた。そういった意味で、森はどちからというと握って動くタイプなので、苦戦してますけど、大きく変わってきている。リーチがある、脚力や運動能力高い選手がヨーロッパの選手は多い。日本の女子選手の強化の仕方を考えないといけない」と語った。
スタート位置にもたどり着けなかったボルダーの課題も「距離的には惜しかった。もう少しジャンプ力があったら、少し肘が曲がって余裕を持って取れていたと思う」と振り返った。
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技術以前の身長差が影響するのは、コースに問題があり、不公平でしょう。
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