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自民党の石破茂元幹事長が5度目となる総裁選への挑戦に乗り出した。 24日の出馬会見では、派閥裏金事件で高まる政治不信を払拭するため、政治資金規正法の再改正や、「裏金議員」の公認問題に言及した。国会議員の支持に広がりを欠く中、安倍派議員らは早くも反発。石破氏が投じた一石は、他の「ポスト岸田」候補にも影響しつつある。 「責任を持って有権者にお願いできるかどうか、厳正に判断されるべきだ」。24日、政治生活の原点だと語る地元・鳥取の神社を「最後の戦い」への決意表明の場に選んだ石破氏は、「裏金」を受け取った自民議員の国政選での公認の是非を問われ、こう踏み込んだ。「政治とカネ」の在り方についても「さらに法改正に努める」と強調した。 2012年総裁選では1回目投票で党員の圧倒的支持を集め首位に立ったが、決選投票で涙をのんだ。前回21年の総裁選は議員の支持が広がらず出馬を断念し、政治的影響力の陰りは明らかだった。 それが再び脚光を浴びたのは裏金事件がきっかけ。自民は激しい批判を受ける中、世論調査で人気の高い石破氏ならば逆風をかわせるのではないかとの皮算用が働いた。 石破氏にとっては、裏金問題であいまいな対応をすれば世論の支持を失いかねず、賭けに出た格好だ。自民若手は会見内容を「驚きはない」と受け止める。 しかし、事件の震源地である安倍派からはさっそく「安倍派を守ってほしかった」「単なる受け狙い。総裁選には逆効果だ」などと反発の声が相次いだ。出馬会見後、ある議員が発言の真意を問い合わせたところ、石破氏は「一律に公認を取り消す意味ではない」と釈明する一幕もあったという。 総裁選では、裏金事件の真相究明に向けた対応や「裏金議員」の公認などが争点の一つになる。石破氏の発言は、「ポスト岸田」候補にとって「踏み絵」(政府関係者)となる可能性がある。 出馬に意欲を示す斎藤健経済産業相は24日、千葉県内で記者団に、裏金事件による世論の反発は根強いとの認識を示し、総裁選は「内輪の論理」で進んではいけないと強調。野田聖子元総務相も岐阜市での講演で、「(収支報告書への)不記載をした人たちは自分の力で(選挙に)勝ってきませんか」と述べた。「裏金対応をきちんと打ち出せなければ勝てない」。ある「ポスト岸田」候補はこう話した。
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因縁の裏金問題の安倍派との対立で、国民の人気は石破氏でしょうか。裏金問題をきちんとしないと自民党は変わらない。変わらない自民党は誰も支持しない。
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