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9回1死一塁で前川がカウント3-1から二塁打も…「(サインは)待てやん」
■阪神 1ー1 中日(26日・甲子園) もどかしい試合展開に、指揮官の表情はさえなかった。阪神は26日の中日戦(甲子園)に延長12回1-1の引き分け。NPB史上20人目となる監督通算700勝が持ち越しとなった岡田彰布監督は「戻ってしもうたなぁ。フライアウトばっかりやろ、今日は」と落胆した表情を見せた。 あと1本が出なかった。4回に佐藤輝の右翼フェンス直撃の適時三塁打で先制するも、6回に先発・大竹が細川にソロを浴び追いつかれると、その後はスコアボードに「0」が並んだ。9回は1死満塁、延長10回も2死一、三塁と一打サヨナラの好機を作るもホームベースが遠かった。 前日25日に倉敷で行われた同戦では0-1の完封負けも、ナインの打撃内容に手応えを感じていた岡田監督。だが、一夜明け真っすぐに対応できない野手陣に「そういことやろ。ポップフライやん。足のあるもんがなぁ。足を生かせばええのになぁ」と、ため息を漏れした。 まず、やり玉に上がったのは1、2番コンビだ。この日、近本は6打数無安打に終わり、直近5試合で23打数2安打の打率.087と大ブレーキ。3試合連続安打を放った中野も、直近5試合は23打数3安打の打率.130。1、2番で計46打席で四球は「0」と、淡泊な打席が目立つだけに指揮官も「(得点も)入るわけないやん」と、お手上げ状態だ。 勝負のポイントにもズレが生じていた。問題視したのは9回の攻撃。1死一塁でカウント3-1から前川が右中間へ二塁打を放った場面に「罰金やん。待てやん」と、ベンチから“待て”のサインを出していたことを明かした。二、三塁となり次打者の佐藤輝が申告敬遠で満塁。続く代打・渡邊が空振り三振、小幡が中飛に倒れサヨナラ機を逸していた。 仮に前川が四球を選んでいたら一、二塁。中日サイドは佐藤輝と勝負していたかもしれない――。打順の巡り合わせ、得点の可能性が高いシチュエーションを岡田監督は描いていた様子。それでも、4番・大山に当たりが戻り始め、佐藤輝にも適時打が生まれた。貧打の虎が目を覚ますまでもう少し。岡田監督の我慢の時は続く。
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もう、目を覚ますまで我慢して使い続ける時期ではないでしょう。
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