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◇交流戦 阪神0-4オリックス(2024年6月11日 京セラD) 阪神の佐藤輝明内野手(25)が11日のオリックス戦で2三振を喫し、日本人選手初となる入団4年目で通算500三振に達した。チームは相手先発の曽谷を打ちあぐみ、4月14日中日戦に並ぶ今季最多の15三振で同7度目の零敗。昨年の日本シリーズ以来の顔合わせとなった「関西ダービー」の初戦を落とし、連勝は3で止まった。 入団1年目の21年にプロ野球の新人記録となる173三振を喫した佐藤輝が、再び不名誉な記録を打ち立てた。第1打席から2打席連続の三振に倒れ、通算500三振に達した。4年目での到達は、日本選手初。昨年の交流戦で二塁打を放った曽谷に完全に封じられ、完敗を認めた。 「いいボールを投げていたと思う。タイミングが合わなかったというより、投げている球が凄く良かった」 今季は出場39試合で51三振になり、1試合1個以上のハイペースで負の量産を続けている。残り83試合を考慮すると、近鉄・ブライアントが持つ4年目終了時点の歴代最多576三振を更新する可能性がある。 ファンのため息を誘ってきた一方、三振は豪快なスイングの代償とも言える。入団4年間までの三振上位者は、ホームランバッターばかり。佐藤輝も例に漏れない。左打者としてはプロ野球史上初となる入団から3年連続20本塁打以上を、浜風が吹く甲子園を本拠地とするチームでマークした。振って、振って、積み上げた数字で、大物の証なのだ。 もちろん、打率・207、3本塁打にとどまる現状のままでいいはずがない。2打席目は、初球にボール球の変化球に手を出し、追い込まれてから再び、内角低めに落ちるボ―ル球のフォークに空を切った。他の打席でも、早いカウントのボール球を空振りした。 岡田監督の「そら、あかんわなあ。ボール球を振って、ストライクを見送ったら。これだけボールをな(振ってはいけない)。立ってたらみんな四球やのに、この間から」という嘆きは、今季7度目の零敗で4月14日中日戦に並ぶ今季最多15三振を喫した攻撃陣に向けたものであっても、佐藤輝の課題はその指摘に凝縮されていた。 6回2死一、二塁では追い込まれてからの変化球をバットに当てた。ボテボテの一ゴロで、ヘルメットを脱ぎ捨てて全力で一塁を駆け抜け、内野安打をもぎ取った。「形が何であれ、つなげたことは良かったと思う」。日本シリーズ以来となる関西ダービーの初戦を落とした中で必死さを見せた。次に期待するのは、4月21日中日戦から遠ざかる一発。ボール球を振る姿は見たくないが、小さくまとまる姿も誰も見たくない。(倉世古 洋平) 《最多ブライアント超える可能性も》 ○…佐藤輝(神)が2三振を喫し、通算500三振となった。入団(来日)4年目までに500三振到達は15~18年のレアード(日)以来9人目で、日本人選手では初めて。4年目までの最多三振は88~91年ブライアント=写真、近鉄=の576。
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大物になるのか、終わるのか、はわからないが、2三振はダメでしょう。
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