ウクライナ侵略を続けるロシアのプーチン大統領は5日、露国内を攻撃できる兵器をウクライナに供与する国があれば、その国と敵対する国や地域にロシアも兵器を供給することを「検討している」と述べた。また、ウクライナに兵器を供与した国の「重要目標が露製兵器で攻撃される可能性がある」と警告した。
露北西部サンクトペテルブルクで5日に開幕した経済フォーラムに合わせて行われた各国の通信社幹部らとの会見で発言した。供与兵器による露国内攻撃を許可した欧米諸国が露製兵器で攻撃される可能性を示唆することで、欧米に対ウクライナ軍事支援の停止や露国内攻撃の許可の取り消しを迫った形だ。
プーチン氏はまた、欧米が兵器供与を停止すればウクライナでの戦闘は2~3カ月で停止すると主張。「欧米はロシアが核兵器を絶対に使用しないと考えている。ロシアの核ドクトリンに何と書いてあるか読んでほしい」とし、国家主権や領土的一体性が脅かされた場合、ロシアは「あらゆる手段が使用可能になる」とも述べた。一方で、ロシアが北大西洋条約機構(NATO)を攻撃する恐れがあるとする欧米側の観測は「ばかげている」と一蹴した。
プーチン氏は、ウクライナ侵略での露軍の損失に関し、「ウクライナ軍より何倍も少ない」と主張。露軍の将兵1348人がウクライナ軍の捕虜となっている一方、ウクライナ軍将兵6465人が捕虜となっていると述べた。
プーチン氏はウクライナ侵略で過去最悪水準となった日露関係にも言及。「ロシアは平和条約の締結交渉の再開を拒否しない」としつつ、そのためには日本が対露姿勢を見直すことが必要だと主張した。また、ロシアが不法占拠する北方領土を将来、訪問する可能性を排除しなかった。
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欧米は、出し惜しみをしないで武器や弾薬をウクライナに供与して、ロシア軍を追い出すしかないでしょう。
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