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6月6日、自民党の政治資金パーティー裏金事件を受けた「政治資金規正法」改正案が衆院本会議で可決された。自民と公明、日本維新の会などが賛成した。 自民は改正案を3度修正。政策活動費の領収書を10年後に公開する維新案の一部を取り込んだ。ただし、年間支出の上限や実施時期はまだ決まっていない。また、10年後に公開された領収書が黒塗りになる可能性もある。 3日の特別委で、領収書の黒塗りについて聞かれた自民党の鈴木馨祐氏は、「プライバシーや営業秘密とのバランスは考慮されないといけない」と黒塗りを示唆。維新の馬場伸幸代表も、6日の会見で「プライバシーにかかわる部分についてはマスキングする。一般の公文書でも認められているから、これは必要だと思う」と述べ、黒塗りを認める考えを示した。 領収書公開を求めたにもかかわらず黒塗り容認の姿勢を見せた維新に対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は、6月7日、Xでこう批判した。 《維新は領収証の公開を10年遅らせた上に黒塗りまで認めるのか。驚くより呆れた。これが維新の「徹底した透明化」なのか。維新の皆さんはこんな抜け穴を認めるのか。話が違うだろう。黒塗りを認めるなら10年遅らせる意味はない。今すぐ公開すべきだ。なぜここまで隠す》 SNSでも、馬場氏の容認発言に対し、怒りの声が数多く寄せられている。 《開いた口が塞がらない。ただでさえ「10年後」に公開という無意味な内容が「黒塗り」まで容認とあれば何も変わらない》 《領収書を黒塗りにするなんぞ、ろくでも無いことに使ったから、プライバシー問題なんて言い訳をして隠そうとしているだけさ》 《マスキング認めるなら10年なんて要らない。10年後ならその領収書は基本完全公開じゃなきゃダメ。維新支持者も突き上げるべき》 実は、改正案を可決する前の維新の代議士会では、馬場氏から映画『オーメン』に登場する「悪魔の子」いじりが飛び出していた。 「今日は『令和6年6月6日』。一時流行った『オーメン』というホラー映画があって、ダミアンというかわいい子どもが出てきて次々と人を殺す。その子が6月6日の6時に産まれたということで、頭の中に『666』が刻まれている。 何が言いたいかと言うと、今日は遠藤(敬)国対委員長の誕生日。今日は我々にとって呪われた日。ようやく今日を迎えた。ダミアンこと遠藤国対委員長、音喜多(駿)政調会長、青柳(仁士)政調会長代行、政治改革特委の浦野(靖人)理事をはじめ、多くのみなさんが一致結束したことで我々はいくばくかの足跡を残せたと思う」 馬場氏は記者会見で、「あらゆる改革を実行するためには、政権側に立つことが早道と万人が認めている」とも述べた。まるで、自民党にすり寄ったかに見える維新に対し、Xでは《自民党に悪知恵を授ける悪魔》《悪夢の自公維連立政権》という声もあがっている。
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大阪万博で評判が悪い維新も、自民党と共倒れでしょうか。
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