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「ロッテ5-4阪神」(31日、ZOZOマリンスタジアム) 阪神は悪夢のサヨナラ負けで今季初の4連敗。交流戦は3戦全敗スタートとなり、巨人が勝ったため3位に転落した。 表情にはやり場のない感情がにじみ、背中には怒気をはらんでいた。痛恨のサヨナラ負けで今季初の4連敗を喫し、3位に転落した。岡田彰布監督は試合後の会見に応じず、「もう、ええわ」と言い残して球場を後にした。 手中にしかけた4試合ぶりの勝利が土壇場でこぼれ落ちた。守護神・ゲラがまさかの背信劇を演じ、勝利の方程式の締めくくりで誤算が生じた。 1点リードで迎えた九回のマウンドを託されたゲラだが、先頭の友杉にスライダーを中前にはじき返された。1死二塁から代打・ソトに対し、2球で2ストライクに追い込みながら、4球連続ボールで四球を与えた。 右腕は平常心を保てなくなったのか、続く小川にも3球連続ボール。1ストライク後に再び四球を選ばれ、1死満塁とされると、高部に同点犠飛を打ち上げられた。 ゲラは26日・巨人戦(甲子園)でも九回に岡本和に同点弾を献上しており、登板2試合連続で救援失敗。試合後は「ゾーンに投げきれていなかったところが悔しいし、反省点です。自分自身は完璧ではないですし、慎重になり過ぎたとは言えないです」とうつむいた。 延長十回に登板した漆原は2死無走者から乱れた。友杉に左前打を許すと和田に四球、岡にも左前打で続かれ、満塁のピンチを背負うと、最後は小川にサヨナラとなる押し出し四球を与えた。 2ストライクと先行しながら4球続けてボール。6球目に投じた直球が低めに大きく外れると、右腕は思わずマウンドにしゃがみ込んだ。「見ての通りです。結果が全てなので、しっかり次は…」とうなだれ、言葉が続かなかった。 DHとして起用した前川がプロ初本塁打を含む3安打3打点。7得点した5月19日・ヤクルト戦(甲子園)以来9試合ぶりに4得点以上を挙げるなど、打線に浮上の兆しは見えた。5月は10勝13敗1分けで終えたが、まだ貯金3を残している。月が変わる6月。一気に反攻へ転じる。 ◆今季ワースト4連敗&3位転落…交流戦3連敗スタート 4連敗は今季ワーストで5連敗した2023年6月17日・ソフトバンク戦~同25日・DeNA戦以来。また、交流戦3連敗スタートは4連敗スタートだった2018年以来。岡田政権では第1次政権を含めワースト更新となってしまった。なお、押し出し四球によるサヨナラ敗戦は19年7月16日・中日戦以来。 ◇阪神・安藤投手コーチ(青柳の次回登板について)「それはちょっと。終わったばかりやから。(伊藤将がウエスタンで7回1失点の報告は)入ってます。きょう投げてますんで。(報告と評価は)ちょっと言えないです。帰ってから監督と話さないといけないので」
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貧打で、投手陣が抑えないと連覇は難しい。
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