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「阪神1-4楽天」(6日、甲子園球場) 阪神が今季初の同一カード3連敗を喫し、最大7を数えた貯金が底を突いた。甲子園6連敗で交流戦は1勝7敗。岡田彰布監督(66)は「明日から開幕するんやから」と切り替えを強調した中、2軍調整を続けていた佐藤輝明内野手(25)が7日の西武戦(甲子園)から昇格する見込みであることが判明。重いムードを断ち切り、苦しむ猛虎の救世主となってくれ。 聖地の夜空に白球が力なく舞い上がると、今季最多4万2625人のため息が一斉に漏れた。3点を追う九回。2死一塁で原口が三飛に倒れ、今季初、甲子園に限れば第2次岡田政権初の同一カード3連敗が決まった。 「もうええやん。これで(貯金)ゼロなったんやから。明日から開幕するんやから。それだけよ」 岡田監督は試合後、冷ややかな笑みを浮かべながら敗戦を振り返った。5月25日に今季最多7もあった貯金が12日間で底を突いた。4月18日以来49日ぶりの貯金0。甲子園6連敗は1分けを挟んで8連敗した18年以来と屈辱的な数字が並んだ。 初回に西勇が先頭の小郷に四球を与えると、1死二、三塁から鈴木大に先制の2点適時打を浴びた。試合前まで直近13試合で2得点以下が11試合のチームにとって、途方もなく重いビハインドとなった。打線は三回1死三塁から投手・西勇が放った適時打のみ。野手陣は奮起できず、4安打で1点止まりに終わった。5試合連続で4番に座った近本は「いつでも踏ん張りどころだと思います。いつでも勝たないといけないし、負けていい試合なんてない」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。 深刻を極める貧打を解消する一手として、佐藤輝が7日から昇格する見込みとなった。5月15日に登録を抹消された佐藤輝は6日のウエスタン・広島戦(由宇)で二回に8試合連続安打となる右前打を放ち、打率・318と好調を持続している。岡田監督は「ヒットの数だけエラーしてるやん」と守備面を課題に挙げていたが、この日も三塁守備を無難にこなした。 さらに2軍で3試合連続複数安打を放っている豊田も第2次岡田政権下で初昇格となる見通しだ。同広島戦では3安打3打点で打率・331と絶好調。懸命のアピールで1軍切符を勝ち取った。代わってこの日、八回無死一塁で代打起用され、見逃し三振に倒れた小野寺が2軍再調整となる。 首位・巨人とは2・5差となり、少しずつ引き離されつつある。指揮官は「明日から開幕言うてるやん。切り替えてって、みんな毎日切り替えてやろうとしてるよ」と力を込めた。2軍からの新たな力が虎の窮地を救ってくれるはずだ。 ◆甲子園6連敗 甲子園6連敗は1分けを挟んで8連敗した2018年9月13日・中日戦~10月5日・中日戦以来、約4年ぶり。この日の敗戦で今季甲子園は11勝13敗1分け、勝率・458となった。なお、同一カード3連敗は23年6月23~25日・DeNA3連戦(横浜)以来、1年ぶり。甲子園では21年9月28~30日・広島3連戦以来で第2次政権初の屈辱となってしまった。 ◆球団ワーストの交流戦1勝7敗… 交流戦開幕8試合消化時で1勝7敗は球団史上ワースト。これまでの最遅2勝目は2018年の8試合目。なお、交流戦終了時の球団ワースト勝率は18年の・353(6勝11敗1分け)。また、交流戦史上最低勝率は15年・DeNAで・176(3勝14敗1分け)。
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致命的なエラーをしないで、結果を出すだけでしょう。
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