野川本部長は独断ですべてを決められる方で、我々の考えを本部長に提案しても本部長の一存で否定されることが多く、多くの職員が疲弊し、考えても無駄だという雰囲気が広がっていきました。 そんな中、令和5年12月中旬、枕崎のトイレでの盗撮事件が発生しました。 この事件の容疑者は枕崎署の捜査車両を使っており、枕崎署の署員が容疑者であると聞きました。 我々としては、当然、早期に捜査に着手し、事案の解明をしようと思いました。しかし、野川本部長は「最後のチャンスをやろう」「泳がせよう」と言って、本部長指揮の印鑑を押しませんでした。 この時期は警察の不祥事が相次いでいた時期だったため、本部長としては新たな不祥事が出ることを恐れたのだと思います。 私は、本部長が警察による不祥事を隠蔽しようとする姿にがく然とし、また失望しました。私は、いち警察官として、目の前に犯罪があり、容疑者も分かっているのに、その事実を黙殺しようとする姿勢が理解できず、心底腹が立ちました。 県民の皆様の安全より、自己保身を図る組織に絶望しました。 そんな中、現職警察官による別の不祥事が起こりました。しかし、この事件も明らかにされることはありませんでした。 私は、不都合な真実を隠蔽しようとする県警の姿勢に、更に失望しました。 私は退職後、この不祥事をまとめた文書を、とある記者に送ることにしました。マスコミが記事にしてくれることで、明るみに出なかった不祥事を明らかにしてもらえると思っていました。 私が退職した後もこの組織に残る後輩がいます。今回、私が行った行為により多くの方々にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ないと思っています。 ですが、私としては警察官として信じる道を突き通したかったのです。決して自分の利益のために行ったことではありません。 鹿児島県警においては、間違っていることは間違っていると認め、県民の皆様に再び信頼してもらえる組織に生まれ変わってくれることを心より願っております。」
■鹿児島県警コメント
この件に関して、鹿児島県警監察課は「現在捜査中の事件の被疑者の供述内容に関するコメントは差し控える」としています。
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内部告発者に対する警察組織の報復でしょうか。醜い。
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