選手、コーチら計13人が新型コロナウイルスに感染した日本ハムは6日、PCR検査で新たな陽性者が確認されず、札幌市保健所から活動再開が認められたと発表。同日のプロ野球12球団と日本野球機構(NPB)の臨時実行委員会で7日の楽天戦(札幌ドーム)以降の試合を予定通り開催することも決まった。多数の主力選手を欠く中、日本ハムは総力戦で恩返しの白星を目指す。
クラスター(感染者集団)認定された今回の日本ハムのコロナ騒動。陽性判定された7選手、濃厚接触者と判定された3選手の計10選手を欠き、チームの活動が再開することが決まった。これを受け、電話取材に応じた栗山監督は「本当にできる限りのことはやってきたけど、結果として試合を止めて迷惑をかけた。本当に申し訳ない。しっかり受け止めて、恩返しできるよう、しっかりやっていく」と謝罪した。
この日、チームは活動再開と同時にポジション別練習を再開した。だが、2日から活動を停止し、同日から4試合連続で中止となったブランクは大きい。7日はほぼぶっつけで試合勘を欠いたまま6日ぶりの試合に臨むことになる。4月30日に陽性判定を受けた西川は、この日で隔離期間が終了したが当面はチームに合流せず自主練習を行う予定。陽性判定を受けた7選手だけでなく、渡辺、浅間、石川亮が濃厚接触者と判定されて離脱しており、多数の主力が不在の緊急事態に変わりはない。
借金6で最下位に沈むチームは当面は2軍から選手を補充しながら戦うことになる。栗山監督は「まずは元気でプレーできる人間たちでやっていく。一生懸命、全力を尽くす姿をお届けしないと。それしか考えていない。戦術とかは二の次」と必死に前を向いた。指揮官は、チームの活動停止期間中は1日2回、陽性者らの体調確認を行ってきた。これまでもチームとして感染対策を徹底してきただけに「身近にあるもので、これだけ気を付けていてもなってしまう。心配しているのは、選手や周りにいる家族、仲間」とコロナ下で健康を維持して戦い抜く難しさを痛感した様子だった。
川村浩二球団社長兼オーナー代行は、球団を通じ「さらなる感染拡大を断つため、選手たちは丸4日、互いに交わることなく過ごしてまいりました。チームスポーツにおいて影響は決して小さくありませんが、再びプレーできる喜び、ありがたみをしっかりグラウンド上で表現してくれると信じています」とコメントを発表した。チーム力が問われる一戦。全ての力を結集させてファンに白星を届ける。
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チャンスをもらえる若手の活躍を楽しみにしています。
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