28日夜の記者会見で、東京五輪・パラリンピックについて、記者から具体的な回答を求める質問があったが、首相からは冒頭発言をなぞるような回答にとどまった。 記者は「開催国の総理大臣として、緊急事態宣言下でも五輪を開催できると考えるか。また、各種世論調査では、今夏の五輪開催に反対の声が多数だ。国民が納得できるように感染状況がどうなれば開催し、どうなれば開催しないか、具体的な基準を明示すべきではないか」と質問した。さらに「記者会見で総理は正面から答えないことがある。ぜひ明確に答えていただきたい」と求めた。
首相は「オリンピックについて、様々な声があることは承知している。そうした声に耳を傾けながら、指摘をしっかり受け止めて、取り組んでいるところだ」と説明。ただ、緊急事態宣言下でも開催できると考えるかという質問に対しては「まず当面は、緊急事態宣言を解除できるようにしたい」と述べるにとどめた。さらに「そうした中で選手、大会関係者の感染対策をしっかり講じて、安心して参加できるようにするとともに、国民の生命と健康を守っていく」と繰り返した。
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「正面から答えない」のか、答えられないのか。選手が感染しても自己責任は、どうなんだろうか。宣言下での開催は難しいだろう。
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