◇ア・リーグ エンゼルスーアストロズ(2021年5月12日 ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)は11日(日本時間12日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「2番・投手」で先発出場。今季3度目となる投打同時出場で、今季最長となる7回を投げ4安打1失点と力投して降板した。その後、8回からは右翼守備につく三刀流となった。この試合で今季20イニングに到達。二刀流登録に切り替わる条件を満たした。チームは1-5でアストロズに敗れ、3連勝はならなかった。
4回に三者連続三振を奪うなど、4回まで2安打無失点と粘ったが、0-0で迎えた5回、7番・タッカーに左越えソロを被弾。7回1失点10奪三振で降板した。その後、外野手用のグラブを持って右翼へ。中堅のトラウトと言葉をかわしながら守備位置についた。直後に、9番・マルドナドが放ったファウルを追いかけたり、2番・ディアスが放った右前打の打球を処理した。
大谷は今季、4月24日(日本時間25日)のアストロズ戦でメジャー移籍後初の左翼守備についていたが、右翼守備は自身メジャー初となった。
打っては第1打席が二ゴロ、4回の第2打席は空振り三振、7回の第3打席は右前打、9回の第4打席は見逃し三振だった。
二刀流登録が可能になったのは明るい材料だ。現在、大谷は昨季の二刀流ではなく、投手登録されている。前年かその年に投手として20イニング以上を投げ、打者でも20試合以上の先発出場(1試合3打席以上)という条件を満たせば、二刀流登録に切り替わる。昨季の二刀流登録は、51回2/3を投げ、打者で82試合に先発出場した18年の成績が特例として適用されていた。
二刀流登録が導入されたのは20年から。大谷が二刀流登録に切り替わることで事実上先発投手枠が1枠空くことになるため、チームにとってもプラスだ。
大谷の前回二刀流出場は4月26日(同27日)のレンジャーズ戦。5回4失点(自責点4)で初勝利を挙げた。また通算投手成績は4試合1勝0敗、防御率2.41。
通算打撃成績は32試合で128打数34安打26打点、10本塁打、6盗塁で打率・276となっていた。
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すばらしい投球も、ツキがなかった。
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