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◇交流戦 ロッテ6―4阪神(2021年5月27日 甲子園) プロ初勝利を挙げたロッテの佐々木朗希投手(19)は、悔しそうな表情を見せていたマウンドとは打って変わってお立ち台では笑顔を見せ、初勝利の感想を聞かれ「うれしいです」と語った。 大船渡時代に甲子園出場はなし。高校時代には上がることができなかった甲子園のマウンドで5回、94球を投げ7安打4失点(自責点3)。初の甲子園は「初めての甲子園だったので、甲子園の雰囲気を感じながら投げたいと思いました」とし「楽しかったです」とうなずき、プロ2年目、そしてプロ2戦目での初勝利についても「僕の中ではすごく長かったですけど、沢山の方々に支えてもらって、きょう、こうやって勝つことが出来てよかったです」とかみしめるように語った。 小学校3年時に岩手県陸前高田市で東日本大震災に被災した佐々木朗は、父・功太さん(享年37)を津波で失ったが、大好きな野球をやることで勇気と希望をもらったという。恩返しの思いも込めて…。ウイニングボールは「両親に渡したい」と答えた。 高校時代には163キロを記録したが、この日も最速は154キロ。注目の阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝との対戦ではタイムリーを打たれる内容に「まだまだ反省点が多いんですけど、次に修正できたらいいかな、と思います」と語り、5回まで投げたことについても「投げさせてもらったという形になったと思うんですけど、結果的に投げられてよかったです」とした。 5回を終え2―4。だが6回に打線が3点を挙げた逆転したことで勝ち投手の権利を手に入れる強運を見せたが、打線の援護には「びっくりしました」と驚きを隠さず。「もっと内容も改善できると思うので、次いいピッチングができるように頑張りたいと思います」と誓っていた。
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味方のエラーの不運も、勝ててよかった。もっとパワーが必要だろう。
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