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沖縄県内のレギュラーガソリン小売価格の高騰が続く中、県民生活に影響が広がっている。1リットル当たり200円を超える離島の住民、子育てや仕事で車を頻繁に利用せざるを得ない家庭や業者などからは、「節約しかない」「可能な限り外出を控えている」など切実な声が聞こえる。(社会部・當銘悠、垣花きらら、八重山支局・平良孝陽) 高齢者のデイサービスを担う石垣市の「にぃふぁいゆー」では、ガソリン代が月当たり3万円増加した。管理者の友利青海さんは、利用者の価格に転嫁することは困難とした上で、「ガソリン価格がボディーブローのように響き、介護サービスを圧迫しかねない」と話した。 石垣市内にガソリンスタンド12店舗を持つ石垣エスエスグループによると13日現在、レギュラーガソリン1リットル当たりの価格は税込み204円。ある店主は「観光客からも離島は高いと言われる。市民生活にも影響があり、外出控えになりかねない」と話した。 村内唯一の給油所が閉店した東村では、遠く離れた名護市や大宜味村などで給油する必要があり、給油するたびにガソリンを消費する状況にもなっている。 パイナップル農家を営む奥本養正さん(84)は、自宅から約10キロ先の大宜味村の給油所で軽トラや草刈り機の給油をしている。「畑に行くにも、買い物や病院に行くにも車はどうしても必要。早く安くなってほしいし、近くにまた給油所ができてくれれば」と願った。 中学生2人を育てるシングルマザーの女性(50)=那覇市=は「安い給油所を探しているが、それでも高くて少しずつしか入れられない」と吐露。可能な限り外出を控え、子どもと遊びに出かける時も行き先を減らしているという。「節約、節約の日々。本当に困っている」と話した。 包装資材、食品容器を販売している那覇市の業者は石油の高騰を受け、容器やビニール袋なども全体的に5%程度、仕入れ額が上がっているという。しかし卸価格はできるだけ上げずに提供しており、会社の利益を減らして運営していると明かす。「料金を上げるのは避けたいが、販売の値上げもしていかないと経営も厳しい」と肩を落とした。 那覇市にある「たんぽぽ弁当」では販売価格の引き上げに踏み切った。店を営む池原弘美さん(72)は「電気代も、食材も容器も何もかもが値上がり。これ以上値上げが続くと、作れる弁当の種類も限られてくるし、利益も減っていく」と厳しい状況を説明した。
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ガソリンの税金が高すぎでしょう。
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