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「阪神タイガース1-0読売ジャイアンツ」(12日、甲子園球場) アレへのカウントダウンは加速するばかりだ。阪神の今季最短2時間6分の完封勝利に、甲子園のスタンドはお祭り騒ぎだ。試合後もしばらくヒッティングマーチが鳴りやまなかった。 「今日は何もしてないな(笑)。二回からサインも、ランナーも出てないんやから、何もしてないやん。ただ、西、九回まで完封やなあって。それが采配や。そういうことや」 岡田彰布監督は余裕の笑みで自らの采配を振り返った。動いたのは0-0の二回。1死からノイジーが中前打で出塁すると、続く坂本にフルカウントからヒットエンドラン。これが泥くさく決まった。鋭い打球は三塁・坂本のグラブをはじき、グラウンドを転々。助っ人の激走で一、三塁とチャンスを広げ、8番・木浪の右犠飛で先制点をもぎ取った。 チームの犠飛数はリーグ断トツの43個目。「三塁まで行ってるいうことやからな。チャンスを広げてるということやろな」。選手が岡田野球を理解し、それぞれの役割を全う。終わってみれば、今季3度目の9連勝だ。 今季の巨人戦は2004年以来となる15勝を記録し、宿敵を圧倒している。いつも楽しみにしている原監督とメンバー交換も「そんなおもろないわ」。どこか物足りない様子で会見場を後にした。 それにしても強い。貯金は2003年以来となる34に到達した。広島が敗れてマジックは3。最短Vは14日。甲子園での胴上げも現実味を帯びてきた。アレの瞬間が迫っても、指揮官は肩の力が抜けている。「こっちは14日とか、そうじゃなしに、明日、あさってのな。明日も一番心配なピッチャーやけどな、奮起はするやろ」。この9連勝中は全て先発投手が白星をマーク。13日はエース・青柳の快投で、歴史的なアレへ弾みをつける。
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もうすぐ18年振りのアレですか。
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