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135試合出場でシーズン終了、それでも打撃成績は軒並み上位の異次元ぶり
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)に負傷者リスト(IL)入りし、今季のプレーを終えた。米放送局「CBSスポーツ」は「ショウヘイ・オオタニは今季離脱し、エンゼルスもレースから脱落した。しかし他の人がMVPを獲るのは論外だ」という記事を掲載。シーズン最後の1か月を欠場しても、大谷の2年ぶりア・リーグMVP受賞には影響がないと主張している。 大谷は今季、8月下旬から右肘靭帯の損傷や右脇腹の張りと立て続けに故障に見舞われ、16日(同17日)に15日間のIL入りし、今シーズンを終えた。最後の出場は9月3日のアスレチックス戦だ。打者として135試合で打率.304、44本塁打、95打点。出塁率.412、長打率.654、OPS1.066。投手として23試合に登板して10勝5敗、防御率3.14という成績を残している。 記事は他にも、勝利への総合的な貢献を示す「WAR」が10.1で、MLB全体で次点となるムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)の8.1とは大きな差があること、さらにア・リーグの選手とだけ比較するならば、2位のコーリー・シーガー内野手(レンジャーズ)の6.7とはさらに大きな差が開くと伝えた。 さらに「オオタニはア・リーグで、9本差で本塁打部門のトップに立っている。彼は得点(102)で2位にいて、トップ5位内でフィニッシュするであろう。打点で10位以内に入る可能性もある。塁打数(325)で1位をキープする可能性もある。打率でトップ5で終わる可能性もある。出塁率、長打率、OPSもリードする可能性もある」と、1か月休んでも、大谷が残した打撃成績は多くの部門でリーグ上位に残るという。
チームが弱くても関係なし「1人の選手ができることは限られている」
一方で所属するエンゼルスは、今季もプレーオフ進出を逃した。現在68勝82敗で、ア・リーグ西地区の4位。首位のアストロズとは16ゲーム差がついている。 記事は、もしMVP受賞に懐疑的な意見があるとすれば「『彼がそれほど価値があるのならばなぜ、チームがもっと勝てないのか?』というナンセンスなものと、彼のゲーム数が足りないのではないかという点」だと指摘している。 1つ目のチーム成績については「ベストプレーヤーが自分1人でゲームを支配するバスケのように考えるのは狂っている」と主張している。「打者は9度に1回の順番でしか打席に立てないし、先発のピッチャーは5~6試合ごとにしか投げない」という競技特性を挙げて「野球では1人の選手ができることは限られているし、価値あるプレーヤーが最低なサポートメンバーを引っ張り上げて、例えば90勝できる、と考えている人は野球をわかっていない」と続けた。 また、試合出場が足りないのではというもう一つの論点については「オオタニの135は全く問題にならない。トラウトは2019年に134試合出場でMVPを獲得している」と、チームメートの“前例”があるとした。 その上で、MVPレースで大谷のライバルとなるのは打率.337、31本塁打を残しているシーガーだと指摘。ただシーガーも左ハムストリングの故障で今季序盤は故障が続き、現在まで106試合出場にとどまっている。記事も「彼は試合出場回数がかなり不足している」としており、この点では大谷と変わらない。 最後に「基本的に、オオタニの怪我はア・リーグのMVPレースに影響はない。オオタニが1番で、次はその他大勢、ということだ」。記者投票ではどのような結果が出るのか注目される。
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10勝、44本塁打は、満票でMVPでしょう。
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