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2017年5月3日水曜日

IT戦略ズバリ!日本ハム、浅間の今季初昇格即2点打で11点圧勝

(パ・リーグ、日本ハム11-0ロッテ、4回戦、2勝2敗、2日、札幌D)日本ハムは2日、ロッテ4回戦(札幌ドーム)に11-0で快勝。6勝19敗と苦しんだ4月が終わり、今季初の2桁得点で5月を好発進した。1軍に昇格して即「2番・右翼」で先発起用されたプロ3年目、浅間大基外野手(20)がさっそく活躍すると、先発の高梨裕稔投手(25)がチーム初完封。若手が奮起し、昨季の日本一チームが反撃を開始した。

 起用がズバリとはまった。1-0の二回二死満塁。浅間が内角直球を振り抜いた打球は右翼線を抜けた。2人が生還。20歳は二塁ベース上で両手の拳を強く握りしめた。

 「やっと開幕しました。ファームでやってきたことがちゃんと出せた。これからも継続して結果を残すことが大事」

 2月のキャンプ中に腰痛を悪化させた浅間はこの日、今季1軍初昇格。先発起用さると、2打席目で初安打初打点を記録し、喜びを爆発させた。

 3、4月は6勝19敗で最下位に沈んだ日本ハム。26歳の中島が二回に先制の中前適時打、23歳の近藤も四回に中前適時打と若手が奮起し、今季最多の11得点。5月は最高のスタートを切った。

 12球団で唯一、育成選手制度を利用せず、限られた戦力と補強費で戦っている。今季は故障者続出が大きな理由だが開幕から18人を2軍から昇格させた。育成と勝利を同時進行させるチームの頻繁な入れ替えに一役買っているのがIT戦略だ。

 試合前の栗山監督の日課は2軍選手のチェック。鎌ケ谷での2軍戦は球団が制作する「ファイターズ・ファームTV」で、その他の試合も「パ・リーグTV」などネット中継で見る。今季からは鎌ケ谷球場に軍事用弾道測定器「トラックマン」を置き、選手のプレーも細かくデータ化。指揮官が持ち歩くiPadに情報を配信し、いつでも確認できるようにしている。浅間の状態がよくなったことも確かめ、ゴーサインを出した。

 「浅間がよく打った。きょうはみんなが仕事をしてくれた」と栗山監督もにっこり。昨季の強さを取り戻したような快勝で、反撃ののろしを上げた。
(サンケイスポーツ)

 五月の最高のスタートはすばらしい。
 好調維持できるかは、投手力の出来次第だろう。

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