これまでにも、3シーズン目を迎えたホンダパワーユニットのパフォーマンス不足に失望したマクラーレンが、今季中にもメルセデスパワーユニットに変更するのではないかとのうわさがささやかれていた。
抜本的なシャシー設計見直しも求められることになるシーズン途中でのエンジン乗せ換えは現実的ではないと考えられているが、今季限りでマクラーレンがホンダとの協働関係に終止符を打つつもりのようだとのうわさは根強くささやかれ続けている。
■バルセロナで話し合いを持ったマクラーレンとメルセデス
そして、先週末に行われたF1スペインGPの金曜フリー走行1回目でフェルナンド・アロンソが1周も満足に走行できないままホンダエンジンが壊れてしまったことで、さらにこの動きが加速したようだと報じられている。
ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』によれば、その金曜フリー走行1回目を終えたのち、マクラーレン・グループの大株主であるマンスール・オジェと、2016年12月にマクラーレンのエグゼクティブディレクターに就任したザック・ブラウンがメルセデスAMGのモーターホームを訪れ、メルセデスのモータースポーツ責任者でもあるトト・ヴォルフと会っていたという。
そして『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、そのとき話し合われたのは2018年のパワーユニット供給契約についてだったようだとしている。
ヴォルフは、「ああ、会ったよ」と認めたものの、詳細を語ろうとはしなかった。
■ホンダは来季からザウバーへ独占供給か
だが、『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、ホンダの面目を保つための計画が検討されており、ホンダが2018年以降はザウバーにワークスエンジンを供給するという発表がそのうち行われることになるだろうと予想している。
しかし、問題は、現在はマクラーレンとホンダが長期にわたる契約を結んでいるということだろう。『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、もしホンダがマクラーレンによる契約解除に異議をとなえれば、マクラーレン側はホンダによってその名声が傷つけられたことを理由に反論するかもしれないとの推測を行っている。
一方、来季からザウバーへのパワーユニット供給開始が決まっているホンダは、自分たちのパワーユニット改善のためにメルセデスや、オーストリアに本部を置き日本にも支社を展開しているエンジン開発専門会社であるAVL(エイヴィエル)社から支援を受ける方向で調整に入るかもしれないともうわさされている。
■現時点ではホンダに協力はしていないとメルセデス
この件に関して質問を受けたヴォルフは、スペインGPの舞台となったバルセロナで次のように答えた。
「我々はホンダのために何も行ったりしていないよ。それが現在の状況だ」
「だから、この状況に変化がない限り、今ささやかれているホンダにダメージを与えるようなうわさに自分たちが加担したいとは思わない。どうなるか、様子を見ていくよ」とヴォルフは付け加えた。
(TopNews)
みんなホンダに失望だろう。
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