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2017年5月30日火曜日

前川喜平前次官「補佐官の焦り感じた」 度重なる働きかけを証言

 前川喜平・前文部科学事務次官が、安倍晋三首相の補佐官から昨年9~10月に直接、獣医学部新設に向けた手続きを急ぐよう求められていたと証言した。文部科学省が作成・共有したとみられる文書によれば、内閣府から同省に学部新設を働きかけていたとされる時期と重なる。文科省への度重なる働きかけに、前川氏は補佐官の「焦り」を感じたという。

「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」。昨年9月上旬、首相官邸の一室で、和泉洋人・首相補佐官がこう言って学部新設を求めたと前川氏は証言した。和泉氏側は「記録が残っておらず、確認できない」としている。

 この時期は、約50年ぶりの獣医学部新設を認めるかどうかをめぐり、要望活動や政府内の調整が本格化したころだ。

 首相の長年の友人である加計(かけ)孝太郎・加計学園理事長は8月から9月にかけ、山本有二農林水産相(8月23日)、松野博一文部科学相(9月6日)、山本幸三地方創生相(同7日)と相次いで面会していたことが、これまでの国会審議で明らかになっている。山本有二氏と山本幸三氏は、加計氏から学部新設の提案について言及があったと認めている。
(朝日新聞デジタル)

 働きかけはあったのだろう。

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