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2017年5月9日火曜日

新天地で開花の気配…石川慎吾は巨人の救世主となるか

心機一転、開花の兆し...
 開幕から誤算続きだった巨人の外野陣に、少しずつ光が差し込んできた。

 好調ぶりをアピールしているのが、6年目の24歳・石川慎吾。今季トレードで日本ハムから移籍してきた若きスラッガーが、新天地でその才能を開花させようとしている。

 ここまで24試合の出場で打率.306、2本塁打、6打点をマーク。ここ5試合に至っては打率.462とその打棒が冴え渡り、ここ10試合で8度のスタメン出場を果たすなど、外野の一角確保へ秒読み段階と言っても過言ではない。

 東大阪大柏原高から、2011年のドラフト3位で日本ハムへと入団。同期にはパ・リーグ打率トップに君臨する近藤健介(4位)や、現在売出し中の松本剛(2位)らがいる。

 パンチ力が最大の魅力で、ファームでは早くから中軸として頭角を現すも、一軍ではなかなか結果が残せず。103試合の出場で通算3本塁打と壁にぶつかっていたところ、昨年のオフにトレードでの移籍が決まった。

 新天地で開幕一軍入りを果たすと、4月28日のヤクルト戦でヤクルトのベテラン左腕・石川雅規から移籍後初本塁打をマーク。自身にとって2年ぶりとなる一軍での本塁打だった。
苦しい巨人の外野陣
 そしてなによりも驚きだったのが、その一発がチームの“外野手第1号”弾だったということだ。

 巨人の外野手といえば、かつては松井秀喜や高橋由伸、タフィ・ローズにアレックス・ラミレスといった中軸打者の宝庫だった。ところが今季は長野久義の不振を筆頭に、FA加入の陽岱鋼の出遅れなど誤算が続出。大きなウィークポイントとなっている。

【巨人・外野手の成績】
陽 岱鋼  ※一軍出場なし
ギャレット ※一軍出場なし
長野久義  26試 率.192 本0 点1
亀井義行  25試 率.242 本0 点10
松本哲也  ※一軍出場なし
橋本 到  12試 率.200 本0 点1
重信慎之介 20試 率.188 本0 点1
石川慎吾  24試 率.306 本2 点6
堂上剛裕  ※一軍出場なし
立岡宗一郎 31試 率.234 本0 点6
北 篤   ※一軍出場なし

 巨人の外野手登録の全選手が上記の通り。上でも触れた長野の絶不調や陽岱鋼の出遅れのほか、助っ人のギャレット・ジョーンズの離脱というのも大きい。

 ファームでは11試合の出場で打率.290、2本塁打、9打点という成績を残しているものの、4月半ばに左手指を骨折。以降は戦列を離れている。

 また、もしギャレットが健康であったとしても、“枠”という問題が立ちはだかる。現在一軍にはマイルズ・マイコラス、スコット・マシソン、アルキメデス・カミネロという3人の投手と、ケーシー・マギーの4名が登録されており、これで外国人枠はいっぱい。ギャレットを昇格するためには誰かを二軍に落とす必要があるのだ。

 このように開幕直後はなかなかポジティブな要素がなかった巨人の外野事情のなかで、若き力が頭角を現しかけているのは大きなポイント。石川はこのチャンスを掴むことができるのか、巨人の背番号「49」に注目だ。
(BASEBALL KING)
 石川慎吾いいね。
 対して大田の不甲斐なさが気になる。

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