【AFP=時事】海面上昇により水没の危機にさらされている太平洋の島しょ国ツバルのサイモン・コフェ(Simon Kofe)外相が、太ももまで海に漬かって気候変動対策を訴える動画を製作した。英グラスゴーで開催中の国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で9日、上映される。 コフェ外相は、「気候変動と海面上昇は、ツバルをはじめ海抜の低い環礁国にとって、致命的で存続に関わる脅威だ」と指摘。「わが国は沈みつつある。だが他の皆も同じだ」と訴えている。 動画はまず、青い幕を背景に、スーツにネクタイ姿でツバルと国連の旗の横に立つコフェ外相のアップから始まる。カメラが徐々に引いていくと、浜辺で太ももまで海水に漬かって立つ外相の姿が映し出される。 コフェ外相は、人口1万2000人のツバルが「国土が消滅し、国民が立ち退かなければならないという最悪のシナリオに備えている」と説明。気候変動により領土が失われた場合でも、国境が国際的に認められるよう、「大胆な法的手段」を模索していると述べた。 「周囲の海面が上昇している時に、演説を待っているわけにはいかない」と語り、「あすを保障するために、きょう思い切った代替策を講じなければならない」と呼び掛けた。【翻訳編集】 AFPBB News
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他人事ではなく、海面上昇により、日本も2100年までに人口の約3割が住む場所を失うリスクの予測もあります。
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