全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者
メジャーリーグはストーブリーグに突入し、11日(日本時間12日)からGMミーティングが開幕する。全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「MLBホットストーブの10大疑問」としてこのオフの去就を展望。トレード候補の欄では、ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手がドジャースに移籍する可能性を示唆した。
28歳を迎えたばかりのクワンは、中国系の父と日系の母を持ち、母方の祖父母が第2次世界大戦後に山形からカリフォルニアに移住した日系3世選手。2023年の第5回WBC前には大谷翔平投手(当時エンゼルス)から侍ジャパン入りを“打診”されたように、実力はメジャーでも指折りだ。
空振りの少ないバットコントロールが持ち味で、メジャーデビューした2022年は打率.298、6本塁打、52打点、19盗塁。昨季は14本塁打で初の2桁アーチと徐々にパワーもつけており、今季も11発。何より左翼守備が素晴らしく、ルーキーイヤーから4年連続でゴールドグラブ受賞を成し遂げている。
今季のドジャースは外野手が不振で、夏のトレードではクワンを狙っていたとされた。合意の可能性があったが直前で破談したとされる。ナイチンゲール記者も「ドジャースとのトレードが期限間際まで進んでいた。今冬もロサンゼルスが再び交渉に動くと予想される」と分析。クワンは来季を含めて保有年数が2年あり、トレード獲得の代価は高いものの、「ドジャースは十分なプロスペクトを抱えている」とした。
ドジャースはこのオフ、マイケル・コンフォート外野手やエンリケ・ヘルナンデス内野手がFAとなり、外野の補強は必須。果たしてクワンの獲得はあるのだろうか。
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夏にクワンがいたら、ワールドシリーズはもっと楽に勝てただろう。

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