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「広島東洋カープ3-5阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム) 阪神が自慢のリリーフ陣で懸命にリードを守り抜き、優勝へのマジック「29」を初点灯させた。広島の自力優勝を消滅させる大きな1勝で、2017年以来6年ぶりの夏のロード勝ち越しとなった。それでも岡田彰布監督は「まだまだそらアレよ。全然関係ないよ」と平常心を強調した。 佐藤輝、ノイジーを外すなど前夜から組み替えた打線が1点を追う二回につながった。先頭の森下が右前打、ミエセスが内野安打などで1死二、三塁。木浪が適時打を放ち同点に追いつくと近本&中野の連続適時打に失策も絡んでこの回一挙4得点。一気に試合をひっくり返した。 体調不良からの復帰登板となった先発・大竹は初回、二回と失点したが、その後は持ち味の制球力を発揮。しかし六回、安打と四球で2死二塁のピンチを作り、上本に適時打を浴び1点差へと迫られた。 打線はなかなか追加点が奪えず苦しい展開に。八回に1死二、三塁と絶好のダメ押し機を作ったが、攻守に精細を欠いた佐藤輝に代わって1軍で初めて「3番・三塁」でスタメン起用した小野寺が内角球に詰まらされての二飛。2死満塁から森下は見逃し三振に倒れた。 それでも1点リードの九回、代打・原口が広島の守護神・矢崎からダメ押しの中前適時打。なかなか奪えなかった追加点を持ち前の勝負強さでたたき出した。 そして勝機を呼び込んだのはリリーフ陣。六回途中からマウンドに上がった桐敷が、2死一、二塁のピンチでデビッドソンを見逃し三振に仕留めた。七回も続投してゼロを並べると、八回は岩貞がピシャリ。最終回を守護神・岩崎が締め、20試合連続無失点で待望の優勝マジックを点灯させた。 さらに指揮官は「え、どこと優勝争いしてんの?分からんけど、俺らは一つずつ勝っていくだけやんか。別に優勝争いとかしてないで」とあくまでも自軍の1勝を強調していく方針。油断と慢心を排除し、アレへの道をしっかりと歩んでいく。
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久しぶりに優勝が見えてきました。
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