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エンゼルスの大谷翔平選手は23日(日本時間24日)、5年ぶり2度目となる右肘内側側副靱帯(じんたい)の損傷が判明。先発投手としては長期離脱を強いられることがほぼ確実となった。 大谷は今季終了後にFA権を取得予定。米スポーツ専門局ESPNは24日、「今回の故障はファンにとって不幸だが、オフに獲得を目指していた球団にとっては、さらに不幸だ。フロントは不確定要素に投資はしない」「一方、大谷のFAは来たるオフの最も興味深い物語だったが、これでさらに興味をそそるものになった」とし、さまざまな展開を予想した。 (1)「契約額は大幅ダウンか」。予想されていた総額6億ドル(約876億円)はおろか、5億ドル(約730億円)のオファーも取り下げられるだろう。打者としてはハーパーやスタントンの総額3億3000万ドル(約482億円)前後が基準で、投手としては先発や登板数に応じた出来高が設けられるか。 (2)「だが、起用法は増えるか」。先発投手からクローザーに転向し、両方で屈指の結果を残したジョン・スモルツのように、投手としての負担を減らすリリーフ転向は常に選択肢だ。3月のWBCで大谷は守護神としての力を証明済み。打者に専念すれば、日本時代に経験した外野守備もあり得る。 (3)「リスク回避を旨とするドジャースは、もはや以前ほど獲得に熱心ではなくなったか」。ドジャースの年俸総額は高いが、フリードマン編成本部長はFA市場でコンサバ(保守的)だ。前評判や投機的投機に大金を支払う人間ではない。ベッツやフリーマンの獲得時も古巣の動きをじっくり見定めた上でだったし、将来は殿堂入りする左腕カーショーも1年契約で慰留した。 (4)「しかしながら、エンゼルス残留の可能性はアップか」。今回の故障で他球団の獲得熱が冷めたならば、自動的にエンゼルス残留の可能性はアップする。ただし、大谷がFAで重視するのがあくまでも勝利ならば、エンゼルスにとってはやっかいだ。一方、金額や温暖な気候、居心地の良さなどに重きを置くならば、エンゼルスにも大きなチャンスがある。 他にも「来オフにFAとなる先発投手は大金ゲットのチャンス」「今後はメジャー球団が二刀流の育成に消極的になる可能性」が挙げられた。(写真はAP)
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故障のリスク回避のため、今後は打者に専念してもらいたい。
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