右肘靭帯損傷が判明した大谷翔平…それでもFAランキング1位
米国最大の野球移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が25日(日本時間26日)に今オフの米大リーグFAランキングを更新。右肘の靭帯損傷が判明したエンゼルスの大谷翔平投手が1位に挙げられている。さらに、昨オフにアーロン・ジャッジ外野手がヤンキースと結んだ9年総額3億6000万ドル(約527億円)という、メジャーFA史上最高額を越える契約を結ぶのは確実だと見られている。 記事は「オオタニの怪我が彼の収益力に大きな痛手を与えるという事実は避けられないが、おそらく多くのファンが考えるほどではないだろう」としている。「オオタニはまだ地球上で最高の選手であり、私たちがこれまでの人生で見たことのないことを成し遂げている」とその希少価値を伝えている。 大谷は今季、打者としてア・リーグトップの44本塁打。投手としては10勝5敗の好成績をマークしている。さらに打率も.307でリーグ3位。出塁率.412、長打率.672はトップだ。投げても防御率3.14はリーグ4位。「私たちはこのレベルの素晴らしさに慣れてしまったが、彼がメジャーリーグで攻撃と投手の両方のリーダーボードに行き渡る様子は、驚異的としか言いようがない」としている。 また進化が続いているのも見逃せない。記事は大谷の三振率が下がっていること、純粋な長打力を示す「ISO」がキャリアハイであること、平均の打球速度94.9マイル(約152.7キロ)はジャッジに次ぐもので、今季の最速118.3マイル(約190.4キロ)はマット・オルソン(ブレーブス)に次ぐこと、また大谷の自己最長となる493フィート(約150.3メートル)以上の本塁打を打った選手は、スタットキャストによる計測史上存在しないことなどを指摘している。
それでも動かない「史上最高額でのFA契約」ジャッジより2歳若い市場参入
今回判明した肘の負傷によって「オオタニが来年投げるかどうかについては未解決だ」「どの手術が必要かによって、2024年のシーズン開幕を欠場する可能性がある」という懸念事項はあるものの「たとえ来年オオタニのピッチングがなかったとしても、彼と契約するチームは最高の打者の1人、そして2025年にマウンドに戻る可能性に対価を払うことになるだろう」と、価値の高さは不変だ。
そして「マウンド上での将来がどうなるかに関わらず、彼は史上最大のFA契約という記録を残す可能性がある」とまで言う。
根拠として、昨オフFA史上最高額となる9年総額3億6000万ドルでヤンキースと契約したジャッジを引き合いに出している。大谷は当時のジャッジより2歳若くFA史上に現れること、さらにジャッジの獲得に手を上げたのはヤンキースとジャイアンツ、パドレスだけだったことを紹介した上で「大谷にはさらに多くのチームが関心を示すだろう。世界中の大谷ファンが生み出す収益も無視できない」としている。
最後に、大谷は、おそらく再び投手としてプレーするだろうとした上で「年齢と優秀な攻撃のパフォーマンスだけでも、この冬にジャッジを追い抜く。最終的にジャッジをどれぐらい超えられるかだけが焦点となるだろう。たとえ彼の腕に問題があっても、史上初の4億ドル(約585億7400万円)のFA契約を獲得することは可能に感じる」と結ばれている。
なお、2位はカブスのコディ・ベリンジャー。3位にはオリックスの山本由伸がランクインしている。
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大谷の実力、人気から、史上最高の契約でしょう。
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